中央分水嶺・淀川水源の森 余呉トレイル

奥琵琶湖の豊かな自然と歴史に親しみ地域活性化を願う余呉トレイルクラブが、余呉トレイルについて情報を発信します。

淀川水源の森を眺めながら

2010-09-05 05:56:47 | トレイル日記



[写真は上から上谷山、三国岳左千方、横山岳]

余呉トレイルは中央分水嶺ルートと淀川水源の森ルート、そして中河内塩買い道からなる。
ちょうど中河内を交点とした「X」トレイル。
まさに縦横無尽といった面持ちで私たちを誘う。
多くの山仕事の道や峠道の古道を復活させ、つなぎ合わせたものだが、整備した私たちも驚くくらいに自然は濃密で多彩だ。
高時川・余呉川源流を知るには必要最小限の道が必要であり、これらを歩くことによってはじめてその水源の森の広さ、深さが実感できる。
なかでも昨日歩いた大黒山から妙理山の淀川水源の森ルートは魅力的だ。
広い尾根深い樹林は展望をさえぎるが、ここには貴重な好展望地があって、水源の森を俯瞰することができる。
横山岳、安蔵山、三国岳、上谷山、下谷山という高時川左岸の山を右岸からから望むという構図となる。
流域でも抜きん出た規模を誇る広大なブナ林は圧巻であり、戦後に大規模な伐採が行われたものの多くは二次林として復活しつつあることも自分ごとのようにうれしくなるだろう。
このところ日照り続きだが尾根脇の横谷の水場も健在であり、吹き渡る風もあり、下界の酷暑がうそのように快適に歩くことができた。
もちろん標識杭もいくつか設置する。


この区間は整備の際残置テープ類もいっさいなかったことからほとんど歩かれていなかったようで、そうした面でも貴重なコースであり特におすすめ、秋のクールでも歩きますのでぜひご参加を。
コメント (1)
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