ケーキ

この話も、前に書いた様な気がするけど







東京の親戚に家に遊びに行った時に



「八王子の叔父さん」が、昼に来ると言う





いつもは、新宿や銀座に遊びに行くんだけど



仕方ないから、家でケーキを焼く事にした




（親戚の叔母さんが、パンを焼くためにオーブンを買ってた）









で、準備をしてたら「従姉妹の子供Ｔ男（３歳）」が




「何してるの？」と聞くから



「ケーキを作ってる」と答えたら








「そんなのウソや、ケーキは｛ケーキ屋さん｝で買う物や」と言う






「いや、そんな事ないよ、まぁ見ててごらん」




と言って、卵白を泡立てて、卵黄を加えて、そこに小麦粉と砂糖とバターを混ぜて



それを型に流して、オーブンの中に入れた





Ｔ男は、それをじっと見てる





（全面がガラスになってて、中が見える様になってた）









あんまり静かだから、心配して従姉妹（Ｔ男の母親）が見に来た







「うちの子、何か悪さしてない？」と聞くから




「ああ大丈夫、静かに見てるよ」と言ったら







「ウソや、ちょっとの間でも静かにできない子やのに・・・」










親子というのは「変な所が似る」



何故「ウソや」から入るかな？








ケーキというのは、段々膨れてくる


ある程度膨れたら、次は焼き目がついてくる


俺は「当たり前の事」と思ってたけど


子供が、初めて見るのは新鮮だったんだろうなぁ