フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

ウインター・ソング

2007年04月06日 | アジア映画
監督:ピーター・チャン
主演:金城武
   ジョウ・シュン
   ジャッキー・チュン

 失敗した・・。これは映画館で見るべき映画でした。まさかミュージカル仕立てだったとは―。映像も美しく、かなりお金もかかってます。見応え十分でした。
 ピーター・チャンは、あの名作「ラブソング」の監督です。(「ラブソング」が名作なのは天才マギー・チャンのおかげな部分も多少あり)今回の映画も男女の三角関係の話しで、キーマンはなんといってもジャッキー・チュン!(ジャッキー・チェンじゃないよ)香港では『歌神』と呼ばれるほどの歌手であり俳優で、彼の歌は本当にスバラシかった!アジア版「オペラ座の怪人」をやるなら、怪人役はジャッキー・チュンにやってほしい。
 ま、ミュージカル仕立てですから、主演のふたり(金城&ジョウ・シュン)も前半ちょこっと歌います。んが、ジャッキー・チュンが歌い出す中盤からはまったく歌わなくなってました(笑)。そんなジャッキーと歌でからむのは、天使役のチ・ジニ。『チ・ジニ』と聞いて「オヤッ?」と思った人はかなりの「チャングム通」でしょうね。そうです。チャングムのダンナ、ミン・ジョンホです。
 で、ここで疑問。この映画は香港映画なんですが、全編北京語です。(中国人ジョウ・シュンに合わせたのか?)金城武は台湾、日本、広東、北京語すべて堪能。ジャッキー・チュンも香港人ですから北京語も多少話せて不思議はない。が、残るは韓国人俳優チ・ジニですよ。どー考えてもしゃべれるハズがない。歌もかなりウマかったけど、全部吹き替えか??と思いきや、ちゃんと自分でしゃべってますよ!&歌も本人です!物凄くウマかった!いや、ビックリ。
 相変わらずストーリーにふれてませんが、、最初に言った通り『見応え十分』です。加えて、ジョウ・シュンはカワイイし、金城はまったく年を取らないし、ジャッキーは歌も演技力もバツグンです。大人の恋愛映画なので甘いラブストーリーが好きな人には向きませんが、苦しいストーリーは心に響きました。(チャングムファン必見!チ・ジニ恐るべし。☆☆☆☆☆☆☆☆)

※たまたまこのブログをご覧になられた方から「チ・ジニの北京語のセリフは吹き替えである」とのご指摘をいただきました。調べた先では「セリフも歌も本人」となってたんですが、、早トチリでスミマセン。。

詳細はスポーツニュースで

2007年04月05日 | ふと思う…
 私はマー君が好きです。マー君とは、楽天の田中投手のこと。昨年、夏の甲子園をカブリつきで見て以来、マー君と佑ちゃんのことはずっと見守っていこうと決めました。(おばちゃん的思考)何がいいって、2人とも性格がいいんです。(話したことはないが)特にマー君!彼は高校3年の春まで、高校球界ナンバーワンピッチャーと称されてました。絶対チヤホヤもてはやされてたハズです。ところが昨夏、その座をハンカチ佑ちゃんに奪われましたね。でも、甲子園で負けたとき彼は笑ってました。「やられたなぁ」ってカンジで。もうその姿を見て「コイツは器がデカイ!」と思いましたよ。
 彼からはトップに対する固執みたいなモノが感じられません。思うにマー君は、本当に野球が大好きなんでしょうね。ドラフトで東北楽天が交渉権を獲得した時も、マー君は笑ってました。私だったらそーとー落ち込むけどなぁ。(・・ゴメンなさい)自分より上手い人が現れればそれを素直に認め、野球が出来るんなら最弱チームでもうれしい。(いや・・ゴメンなさい)正真正銘の野球バカです。
 そんなマー君が2度目の登板をしました。対日ハム戦。6回106球、5安打1失点で交代ってことは、球数は多いけどまずまずフンばった、ということでしょうか??(詳細は今夜のスポーツニュースで)

ラン・ローラ・ラン

2007年04月05日 | ヨーロッパ・その他
監督:トム・ティクヴァ
主演:フランカ・ポンテ
   モーリッツ・ブライブトロイ
   ヘルベルト・クナウプ

 今ごろ「ラン・ローラ・ラン」を初めて見る。見たいけどまた今度でいいや、と思った回数ナンバーワンかも。最近お疲れモードだったので、元気がでる映画なんじゃなかろうかということで選択しましたが、いやコレよかった!!まさにベルリンの街を走り回る暴走映画。どんどんどんどんつっ走りすぎて、えっ?!どーなっちゃうの?と先の読めない(読ませない)展開。物事スンナリいきませんな。しかし、いい監督もいい映画も、まだまだたくさんあるんだなぁ。ウレシイ。(オモシロイ!☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

レイヤー・ケーキ

2007年04月03日 | ヨーロッパ・その他
監督:マシュー・ヴォーン
主演:ダニエル・クレイグ
   コルム・ミーニィ
   シエナ・ミラー
 
 のっけからスタイリッシュな映像に引き込まれ、ラストでは「あ~オモシロかったぁ」と素直に思える、久々にいいクライムサスペンスでした。難点はただ1つ、名前が覚えられないこと。イギリス映画で有名どころはほとんど出てこないから、顔と名前がなかなか一致しない。「それって誰のこと??」と後半までずっと思ってました。(苦笑)さらに、主人公には名前がありません。つってもそんなこと最後まで気付かなかったけど。(苦笑2)こんなグダグダな状態でも成り立つ映画ってスバラシイ。 
 イギリス映画の特徴なのか『緊張』と『緩和』が交互にやってきます。『緩和』の部分は少々ダレますが、見て損ナシ!のオススメです。(今回も「もうひとつのエンディング」が入ってたが見ずに返す。でもちょっと後悔・・☆☆☆☆☆☆☆☆)

トンマッコルへようこそ

2007年04月02日 | アジア映画
監督:パク・クァンヒョン
主演:シン・ハギュン
   チョン・ジェヨン
   カン・ヘジョン

 悪い映画じゃないんですが、オモシロイんじゃなかろうかという期待が大きすぎて撃沈・・。そもそも音楽に久石譲を使ってるから、ナンダカ『宮崎駿』の影がチラチラするのです。映像にしても、トンマッコルの入口にある石像は「千と千尋」で見たような・・、森の情景は「もののけ姫」のアングルか・・(しかも巨大イノシシまで登場)。それらの映像に久石譲の音楽じゃあ、宮崎駿の映画と比べたら言いたいことの半分も伝わらないなぁ、なんて思っちゃうワケです。(比べなければそれなりにいい映画)
 何度も言いますが、映画自体は悪くなかった。でもなぜかラストの一番盛り上がるシーンで睡魔に襲われる・・。ホントは号泣シーンなんでしょうけどね。たぶん、ラストはこの監督のオリジナリティが出たのかも。だから眠くなった・・って言うのは失礼か?(カン・ヘジョンに☆☆☆☆☆☆)