フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

サブウェイ・パニック

2007年04月18日 | ハリウッド映画
監督:ジョゼフ・サージェント
主演:ウォルター・マッソー
   ロバート・ショウ
   マーティン・バルサム

 オープニングの曲を聞いて「コレは傑作だ」と予感させ、ラストのウォルター・マッソーに「キタッー!!」とニヤリとさせられる、まさしく最高におもしろい!!映画でした。1970年代の作品なので、女性や黒人に対する差別用語がバンバン出てきたり、今のハリウッドじゃ二の足踏みそうなストーリー展開だったりですが、これぞ娯楽映画!の神髄を見た気がします。
 地下鉄をジャックした犯人、人質になった乗客、犯人を追う警察、そして100万ドルを要求されたニューヨーク市長。そのキャラクターがとにかくおもしろい。敏腕なのかダメダメなのかよく分からない公安のガーバー警部補。グダグダなのにどこか憎めないニューヨーク市長。(現場にかけつけた市長に野次馬がブーイングするとこなんか爆笑)緊迫した状況下で、どこまでもノーテンキなアメリカ人。ハラハラドキドキのサスペンスでありながら、登場人物の妙で笑わせてくれます。
 次々と明らかになる新事実や、犯人はどうやって地下から逃げるのか、など、最後までまったく予測がつかず飽きさせない。で、『あの』ラストですよ。これを傑作と呼ばずしてなにを呼ぶ!(ウォルター・マッソーに☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆)