フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

柔道龍虎房

2006年11月20日 | アジア映画
監督:ジョニー・トー
主演:ルイス・クー
   アーロン・クォック
   チェリー・イン
 
 お久しぶり!のジョニー・トー。映画監督になってから黒澤明に感銘を受けたというジョニー・トーが、「姿三四郎」へのオマージュとして撮った映画です。リメイクではないのでストーリーはまったく違いますが、これは確かに「姿三四郎」でした。
 とは言えこの監督、映画を撮りすぎておかしくなっちゃってます。もう普通の映画じゃございません。出てくるのは柔道バカ一直線な人たちで、いい年したおっちゃんたちがうれしそうに柔道する様を見て、なんだかうらやましいなと思う私もおかしくなってしまったのか? でもこの柔道バカたちは、今の人たちがなくしてしまった『夢』と『希望』と『礼儀作法』を持ち合わせているのです。
 奇妙な展開とヘンなキャラクター。(ところどころ爆笑)それでもこの映画の精神は「姿三四郎」なのです。好きキライは激しく別れそうですが、出来れば「姿三四郎」を見てこの「柔道龍虎房」を見ると、2人(黒澤明とジョニー・トー)が言いたかったことがより明確になる気がします。が、間違っても逆から見てはいけませんよ。(飲茶に!☆☆☆☆☆☆☆☆)

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