蒸気鉄道日記

5インチゲージ・ライブスチーム活動の日々を書き連ねます。

特に異常ありません。

2011年08月24日 | Weblog
 残暑の一日、皆さまにはいかがお過ごしでしたでしょうか?
 わたくしはもう意識が遠くなるほどぼんやりしてしまいました。夏休み前に「休みが終わったらこれをやること」というメモをしておいたことを本日やっと思い出し、暑いさなか地下の資料庫へおもむいて目当ての資料探しを行ないました。

 仕事柄、地下の資料庫へはよく行きますので、どこにどんな資料が保管されているかほぼ頭に入っています。というわけで目当ての資料はすぐに見つけ出したのですが、どうもここへ行くとよけいな資料をつい読みふけってしまう悪い癖があります。
 本日も歴史関係の資料を取りだして長々と読んでしまい、ふと「とても暑い」ことに気づいて探し出した資料と、つい読んでいた資料とを持って「いくらか涼しい」自室にもどってさらに読みふけってしまったのでした。

 何をそんなに熱心に読んでいたかというと幕末から明治にかけての新聞記事を集めた資料なのでした。
 古新聞をふと熱心に読んでしまうということは皆さまご経験があると思いますが、それと同じですね。ただモノが思いっきり古新聞であることがちょっと違うところです。読み続けていくと鉄道関係のお話もけっこうあって、ついつい熱が入ってしまうのでした。

 その中でもちょっとおもしろいと思ったのは「青梅街道にトッコビル式鉄道を敷設」というものです。これは明治の中ごろの記事ですが、青梅街道上に「トッコビル」式の鉄道を敷くというのが秀逸です。
 「トッコビル」というのはいうまでもなく「ドコービル」のことです。ドコービルはフランスの会社で、野戦鉄道やトロッコ軌道などに用いるコンパクトな鉄道システムを得意としていました。要は鉄道模型の入門セットのようなものを売り込んでいたのです。あらかじめ組んでおいたレールと枕木(軌匡・ききょう)を戦場や作業場などにパタパタと組み立てて列車を走らせる方式です。これを青梅街道の新宿から堀之内まで開通させる申請が出された、という記事なのです。つまり青梅街道上に組み立て式レイアウトを作ろうというわけですね。

 記事自体は極めて簡単なベタ記事で続報らしきものもありません。また、このような軌道が青梅街道上に敷設されたということも聞きませんので、申請は却下されたものと思いますが、実際に開通していたら大変愉快な鉄道だったろうなぁ、、、と地下室で一人ニヤニヤしていたのでした。

 そんなわけで、お気に入りの資料を読んで充実したひと時を過ごしました(!?)。

 帰宅後は帰宅後で最近入手した鉄道史関係の書籍を読んで、要するに一日中同じようなことをしていたというご報告なのでした(くだらない話でスミマセン)。

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