蒸気鉄道日記

5インチゲージ・ライブスチーム活動の日々を書き連ねます。

ロケットの課題

2009年04月14日 | Weblog
 さて、ロケットの番です。これは不具合だったのかどうかはっきりとは分かりません。むしろ機関士の責任の方が大きいかもしれません。とにかく現象面を整理してみると;

1.加減弁を開けても動輪が回らない(シリンダーが満水状態だったか、弁のセッティングがずれてしまったか)
2.水面が確認しづらい(慣れるしかないか)
3.昇圧後さっさと走らないと空ガマ状態になってしまう(ハンドポンプでは追いつかない)
4.ボイラーの水抜きバルブがうまく機能しない(水が抜けない)
5.動輪が空転しやすい
6.樽の左側妻板が奥の方へずれている
 
 ということになり、機関車自体の不具合は運転後の缶水放出ができないことぐらいで、あとは運転側の慣れの要素が大きいと思います。動輪が空転するのは走り出しの油水の噴出でレールや動輪のトレッド部分にシリンダー油が付着してしまうためです。

 写真は動輪が回らないうちに缶水が無くなってしまい、あわててハンドポンプをぎこぎこやって四苦八苦しているところです。
 考えてみればB20の初火入れのときと状況はまったく同じです。学習能力の低さを露呈しています。まったく進歩がありません。
 気になるのは樽の妻板です。あれほどガッチリとエポキシとガラス繊維で固めたのに奥へ1mm~2mmほど引っ込んでいるのはどうしてでしょう。特にその方向に力を加えてはいないのですから不安はかえって大きくなります。この樽が使えないということになると、努力のほとんど9割がたが無に帰すことになりますので、事態は容易ではありません。

 ついでにもうひとつ不安があるのは、やはり弁装置のズレです。新品に取り替えていますし、エアテストでは完璧な作動を確認できていますから、心配ないと思うのですが、どうも不安な気持ちが拭い去れません。

 結局今度の臨時運転会にも2台態勢で臨むことになりそうです。もし運客用の機関車が足りているようでしたらB20は下ろさずにロケットに専念しようかと考えているところです。

 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする