ひまわりの種

毎日の診療や暮しの中で感じたことを、思いつくまま書いていきます。
不定期更新、ご容赦下さい。

希望

2013年03月11日 | 東日本大震災
「あの日」がめぐってきた。
3回忌を迎える方々もいらっしゃる。

今年も、静かに祈りたい。

庭の梅のつぼみがふくらんできた。
ろうそくの炎の形に似ている。

こうやって、毎年春は必ず訪れてくる。

いつだって、希望を捨てないでいたい。


        

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なくなった方のお写真と (なおみ)
2013-03-11 11:30:20
残った方の思いを新聞で読んで
涙が出そうで胸が苦しくて喉が詰まっています。

私は毎朝お掃除の後
お仏壇に灯りとお線香を焚くのですが
今日はいつもより多くしました。

多くの名前を持った方々のご冥福と
残された方のつらさを思って
祈るしかできません。

それでもいきましょう。
返信する
Unknown (boomboom)
2013-03-18 01:13:28
パレスチナ人の夫の名前は,アラビア語で「春」を意味します。本当は,真夏の生まれなのに,どうして春なのか?と何度も尋ねたのですが,本人が知りませんでした。

2年前,津波被害を受けた土地をはじめ,日本から多くの外国人が逃げ出して,帰って来なかったのが,自分には苦しくて切なくて,くやしいことでした。旦那さんや奥さんやお子さんまで捨てて,自国へ帰ってしまった人もいると聞いて,被災しただけでなく,家族にまで捨てられてしまった方々を思って,つらくなりました。

自分の夫は,実の親の看病をしていた国から帰って来ましたが,そのときは,「ああ,春が来たね」と,冗談を言ったものです。

今年も3月11日が来て,梅も咲いて,こぶしもほころびはじめ,ウグイスも鳴いて(ネコが大騒ぎしていました),でも,どうしても,昔のような春の気持ちにならない自分を感じて,あの日何が変わったのだろうか,と,自問します。

津波で亡くなった知人や遠縁の人,二次被災で命をおとした親類や教え子のこと,その後の利根川以北への差別と攻撃,そういったことごとを思う時,夫や,夫の周りの人達は,そういう思いを,戦争のたびに,繰り返しているのだ,と,夫の母など年輩の人は,もう65年も,それを繰り返しているのだ,と,思い知ると同時に,切ない中で,彼らが自分の気持ちを理解して,一緒に感じ取ってくれていることを,ありがたく思います。

1年前,先生のブログやネコさんのブログに出会えたとき,自分はとてもありがたく思いました。

ありがとうございます。
返信する
boomboomさん (なおみ)
2013-03-18 17:43:57
>自分の夫は,実の親の看病をしていた国から帰って来ましたが,そのときは,「ああ,春が来たね」と,冗談を言ったものです。


ああ
なんて素敵なお名前でしょう。

そして素敵な会話だと思いました。
いろんな愛が込められている。

春って希望の象徴のような季節ですよね。
返信する
春らしくなってきました (ひまわり)
2013-04-08 00:14:50
>なおみさん

 >残った方の思いを新聞で読んで
 >涙が出そうで胸が苦しくて喉が詰まっています。

わたしもね、3/11前後は特に、せつなくて辛くて、
あまり震災関連の報道は見聞きしないようにしてたんです。
なんだか今になって、あの日々がよみがえってきます。

 >それでもいきましょう。

そうですね!


>boomboomさん

福島でも、ようやく桜が咲き始めました。
ここ数日の嵐が心配でしたが、満開はこれからなので、
風に花びらが吹き飛ばされることはないみたいです。

御主人が春の意味のお名前なんて、素敵ですね。

どんなことがあっても、何もかもがうまく行くような気持ちになれる、
春ってそういう季節ですね。


返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。