著者による先進国アメリカの貧困についてのドキュメンタリーは数年前にベストセラーになった。本書は、その本を書いた時の取材の様子を描いた別の意味でのドキュメンタリーだ。ベストセラーの方は、オーソドックスなノンフィクションとして、主観を排した事実の記述を重視していたのに対して、本書では取材中に出会った協力者であるとか、取材中に危ない場面に出くわした話など、著者自身の話に重きが置かれている。アメリカ社会のなかで上に行くために必要とされる肩書きを求めて教育ローンにがんじがらめにされていく若者達、貧しさゆえに傭兵のような形でイラクなどの戦地に送り込まれる若者達など、書かれている内容はこれまでの本と大きな違いはないが、不思議と新鮮な感じで読めてしまった。好みの問題かもしれないが、むしろ私としては本書の方がこれまでの本よりも良いような気がした。(「アメリカ弱者革命」 堤未果、新潮文庫)
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