ちょうど一年前に読んだ「ウクライナ戦争の200日」の同じ著者による続編。前作以降から今年8月までの一年間、事柄としてはプーチンによる予備役30万人の招集発表、プリゴジン氏の死亡などが報じられた期間に著者が行なった各部門の専門家との対談をまとめた一冊。内容としては、同戦争の終結の条件(現在の犠牲と将来のリスク)、中露の権力構造、欧米のウクライナ支援状況、ロシア・ウクライナ両国の戦術の是非などを分かりやすく教えてくれるもの。諸処に見られる限られた情報の中から様々なことを読み解いていく様はさすが専門家という感じだ。例えば、ウクライナが欧米から供与された戦車が使用されている場所の情報から、「本来温存すべきものを消耗戦に使用している」とし、そこから「欧米に役立っていることをアピールしている」「追加の支援を促す狙い」「頑丈な欧米の戦車を使って熟練クルーの損害を回避している」といった仮説を提示するところなどは、よくこれだけの情報から色々なことが分かるものだなぁと驚くばかり。戦争が長引くなか、引き続き著者の本を頼りに状況をフォローしていく必要性を感じた。(「終わらない戦争」 小泉悠、文春新書)
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