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グレツキー&リーチ パック NHL

グレツキーの90年代後半のNYレンジャースへの移籍は、すでに紹介したように、かつての盟友メシエとの再会という意味で歴史的出来事だった。伝説的なグレツキーとメシエのコンビをもう一度この目でみられるという思いがNHLファンを熱狂させた。さらに、グレツキーのNY移籍は、もちろん意図されたものではないが、アメリカ最大の都市NYの関心をNHLに向けさせるというNHLのマーケティング戦略上も画期的な意味合いを合わせ持っていた。グレツキーがロサンジェルスに移籍したときに、アメリカ全体がNHLに熱狂したのと同様、グレツキーのNY移籍はアメリカでのNHL人気の定着を確認する一大イベントだった。そしてさらに、もうひとつ、私自身が当時思ったのは、NYレンジャースというチームがこれからどうなるのかということだった。当時、レンジャースには、ブライアン・リーチという現役最高のディフェンスマンという評価の高かった選手がいた。それにキャプテンは当代最高のキャプテンと言われたメシエ、更にはマイク・リクターという名ゴールキーパーがいた。そこに、全盛期は過ぎたとはいえ、相変わらず傑出したプレーをみせていたグレツキーの移籍。当然ながらどのようなチームができるのかという期待が高まったのである。ここで紹介しているカードは、左右にリーチとグレツキーというディフェンス・オフェンスの両雄の写真、中央にNHLの試合で使用されたパックを配したクレクティブルである。この両雄の出会いが何をもたらしてくれるのか、そうした期待が溢れたような1枚である。結果的に「マンハッタン計画」とも呼ばれたこのスター軍団は、大きな成果を残すことなく瓦解していく。この1枚にそれを暗示するようなものは何もない。コレクターはこうした1枚を眺めながら、そうした歴史に思いをよせるのである。
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グレツキー POG NHL

これも私のグレツキー・コレクションの1つ。アメリカDでは「POG」と呼ばれているコレクターアイテムの一種だ。材質は厚い紙で、ちょうど日本のメンコのような大きさ、形をしている。ここには4枚しか写していないが、実際は20種類近くある。POGと呼ばれていると書いたが、これが何なのか、そもそもどのように使うのか、あるいは使わずにただ集めるだけのものなのか、私にはよく判らない。メンコに似ていると書いたが、メンコのように使うのかもしれない。あるいは、昔小学生の頃に「牛乳瓶のふた」を集めるのが流行ったが、ちょうど形も大きさも似ているので、そうしたものなのかも知れない。これも、正式なクレクター雑誌には載っていないアイテムなので、私が持っているもので全てなのか、もっと種類があるその一部なのかも判らない。ただし、小さい割には印刷も丁寧で、金箔等が使われていて、非常に美しい。
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