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カフネ 阿部暁子

初めて読む作家。本屋大賞ノミネート作品ということで読んでみた。最愛の弟の急死をきっかけとして、離婚、アルコール依存に苦しむ主人公が、様々な人たちとの交流を経て希望を見出していく物語。弟の死因、奇妙な遺言書、死後に弟から主人公に届く誕生日プレゼント、どことなくよそよそしい元婚約者、取り乱す職場の仲間など当初は謎だらけだが、読み進めていくうちに少しずつ思わぬ真相が明らかになっていく。人に支援の手を差し伸べることの意味、本音で話し合うことの難しさと大切さが強烈に心に残る一冊だった。(「カフネ」 阿部暁子、講談社)
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