結膜の浮腫は英語で、Chemosis と呼ばれている。
原因としてよくあるのが、血管透過性の上昇、静脈圧の上昇、血中アルブミン濃度の低下、内分泌代謝疾患、または眼球周囲の組織における病変である。
血管透過性の上昇をきたすものには、感染症、過敏反応、クインケ浮腫、早期の髄膜炎などがある。
静脈圧の上昇をきたすものとしては上大静脈症候群がある。
一方で、純粋な右心不全では結膜の浮腫は稀だ。
内分泌代謝疾患で結膜の浮腫をきたすものには、グレーブス病（バセドウ病）による甲状腺機能亢進症と粘液水腫をきたす甲状腺機能低下症がある。
急性の片側結膜浮腫は頭蓋底前方部分骨折のサインのことがある。
写真：沖縄本島中部、うるま市の海岸です。
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