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パーキンソン症候群の種類と原因、特徴

2020-07-03 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。
 
 
①  薬剤性パーキンソン症候群
 
薬の副作用によってパーキンソン病と同様の症状を来す病気。
 
抗うつ剤、抗精神薬、胃腸薬など原因となる薬は多い。
 
(症状)手足の震え、筋肉のこわばり、動作の緩慢、体のバランスがとりにくいなど。
 
(特徴)発症時期は服用して2、3ヶ月以内が多く、パーキンソン病より比較的早い。
 
    該当薬を服用して必ず症状が現れるわけではなく、個人差がある。
 
 
 
②  パーキンソン病
 
脳の黒質(こくしつ)の組織が変性することによって起きる病気。
 
(症状)手足の震え、筋肉のこわばり、動作の緩慢、体のバランスがとりにくいという4大症状の他、うつ症状や便秘・立ちくらみなどの自律神経症状を伴う。
 
(治療)薬物治療や運動機能低下を防止するリハビリテーション。
 
(特徴)40歳以上に多く発症。
 
    悪化すると寝たきりになる。
 
 
 
③  若年性パーキンソン病
 
40歳以下で発症するパーキンソン病のこと。
 
10歳代で発症する例もある。
 
パーキンソン病と症状に差はない。
 
遺伝子異常が原因であるケースが多い。
 
パーキンソン病患者のおよそ5~10%を占める。
 
(特徴)通常のパーキンソン病より進行がとてもゆっくりである。
 
    パーキンソン病治療薬の効果が長く続く。
 
 
 
写真 沖縄のカフェ

 

 

 

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