前回の続きですが、沖縄県の男性の平均寿命でショッキングなことがありました。
女性の平均寿命は1975年からずっと続いていますが、男性は1980年と1985年には一位でしたが1990年で5位、1995年は4位、ところが2000年の調査ではなんと26位にまで急落し77,64歳で全国平均さえ下回る結果となりました。
詳しく説明しますと、戦後生まれの当時54歳未満の死亡率が高く、とくに1968年から1972年生まれでは全国平均の約2倍になってました。
もちろん65歳以上の平均余命は男女とも全国一位を保っています。
戦前生まれ世代は、人間として理想的な生活スタイルを営み、健康長寿を謳歌してます。
一方で戦後生まれ世代は健康に深刻な影響を及ぼす生活スタイルなのです。
やはり沖縄の長寿を支えていたのは戦前世代だったんですね、事実冠動脈疾患(虚血性心疾患)、脳血管障害、がんの罹患率がいずれも世界一低い水準だったそうです。
このままだと男性だけでなく女性も首位の座を譲ってしまうのも時間の問題だと言われてます、県でも長寿危機緊急アピールを採択しているのです。
次回は沖縄男性に何があったのかを掘り下げてみたいと思います。