燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医Dr徳田安春の最新医学情報集

血清アルブミンは negative acute phase reactant

2020-05-01 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。
 
ケースの続きです。
 
 
 
徳田:そうですね。ここで、高齢患者ということで、事前確率20%と仮定すると、検査後確率は0.45となります(図)。

 
 
 
 
レジデント:まだ、半分以下の確率ですね。
 
 
 
徳田:そうです。
 
アルブミン値のみでの判定は不正確ですね。
 
実際、最近の研究(文献2)でも、アルブミン値による栄養状態評価が不正確であることが指摘されていますね。
 
 
 
レジデント:そうなんですか。
 
 
 
徳田:アルブミンは、むしろnegative acute phase reactantとみなすべきとしていますね。
 
今回のケースも肝膿瘍の症状が3週間ありましたね。
 
食欲低下や体重減少がなくても、アルブミンが下がる理由がありましたね。
 
 
 
レジデント:理解できました。
 
それでは他の指標はありますか。
 
続きは次回に。
 
 
 
写真 新しい産業化のモデル

 

 

 

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