goo blog サービス終了のお知らせ 

燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医徳田安春の最新医学情報集。問診、フィジカル、医療安全、EBM、臨床研究に強くなれます。

乏尿:脱水の所見

2017-12-01 | 勉強会
 
一日の尿量が500ml以下となった場合を乏尿とよびます。
 
 
さらに50ml以下の場合を無尿といいます。
 
 
乏尿状態が長く続くと体内で出来た老廃物の排泄が不十分となり、尿毒症(腎不全)という状態になることがあります。   
 
 
 
 
腎不全状態が急に生じた場合(数日~数週間)、急性腎不全とよびます。
 
 
急性腎不全は一般的に可逆性で、腎機能は回復することがほとんどです。
 
 
 
 
乏尿の原因は大きく三つに分類されることが多く、腎前性乏尿、腎性乏尿、そして腎後性乏尿があります。
 
 
腎臓自体に原因病態があるのか(腎性乏尿)、あるいは腎臓の前の病態か(腎前性乏尿)、あるいは後ろの構造(腎盂・尿管・膀胱など)に原因病態があるのか(腎後性乏尿)、という原因による分類です。
 
 
 
 
循環血液量が減少した場合は腎前性乏尿を来たすことがあります。
 
 
すなわち、腎臓に入る血管 内容量が低下するという意味で腎前性と呼ばれています。
 
 
 
 
写真 宜野湾の海と空
 
 
 
 

 

病院での感染症をどう予防するか: プロジェクトの立ち上げと現場で役立つ対策
 
西村書店

 

好評のメルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」の最新内容を厳選編集した本の最新版「知っておくと役に立つ最新医学2017パート2」が出ました。一般の方々の役に立つ最新医学知識を満載。グローバル・スケールでの先端医学のホットな話題もわかりやすく解説。特徴はテレビや新聞より早いグローバルな情報、科学的に正確なエビデンスに基づく情報です。

 

徳田安春、荘子万能の「徳田闘魂道場へようこそ」こちらポッドキャストにて配信中、是非お聴き下さい。

 

臨床推論の総論とピットフォールをマンガでサクッと1時間以内に習得できます。エキスパート診断医への一歩を踏み出すことができます。「マンガ臨床推論~めざせスーパージェネラリスト~」こちらも合わせていかがでしょうか。

 

科学的根拠に基づく最新医学情報とグローバル・スケールでの先端医学のホットな話題を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」。2016年のメルマガまぐまぐ大賞「健康」部門5位に選ばれました。

 

こんなとき フィジカル1と2」立ち読みできます。是非どうぞ。

 

一般向け健康情報ブログ「総合診療医からの健康アドバイス」。こちらもご覧下さい。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 循環血液量低下のサイン | トップ | 今日も雨 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

勉強会」カテゴリの最新記事