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FE-Na よさらば

2021-01-27 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。
 
 
 
従来、FE-NaFE-Ureaは、急性腎障害における「腎前性VS腎性」に有用とされていたが、最近その価値は疑問視されている。
 
 
 
病歴(体重減少)や身体所見(臥位での頸静脈虚脱、口腔粘膜や腋窩の乾燥)などがあれば、まず血管内容量の補充のための輸液療法を行うことが勧められる。
 
 
 
利尿剤使用時などでも、FE-NaFE-Ureaは評価困難である。
 
 
 
例外は肝腎症候群疑いのときで、その場合にはFE-Naの利用が勧められる。
 
 
 
TTKGも血清カリウム濃度異常のときに従来より勧められてきた検査であるが、最近その価値は疑問視されている。
 
 
 
水電解質の関連の臨床教育で有名やHalperin医師は、TTKG を提唱したひとであるが、TTKGの墓も立ててしまったほどである。
 
 
図:TTKGの墓
 
 

 

 

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