ＮＴＴが契約３９０人正社員に(今朝のNHK関西のニュース）

ＮＴＴ西日本は、即戦力の人材を確保するため、来年度、グループ会社の契約社員を正社員として３９０人採用する方針を固め、ほかの関西の企業でも非正規労働者の待遇改善の動きが広がるのか注目されます。
ＮＴＴ西日本は、いわゆる「団塊の世代」の大量退職をきっかけに平成１９年度から、電話の受付や機器の修理などを行うグループ会社で契約社員の一部を正社員として採用しています。
これについて、来年度は対象となるグループ会社を広げ、今年度より５０人多いあわせて３９０人の契約社員を正社員として採用する方針を固めました。
これによって仕事の経験がある即戦力の人材を確保し、会社の業績の向上につなげたいとしており、ＮＴＴ西日本は、「コストはかかるが、それ以上にこれまで培った能力を発揮してもらう方がプラスになると判断した」と話しています。
ことしの春闘は賃上げが大きな焦点となっていますが、働く人の４割近くを占める非正規労働者の待遇改善が進まなければ、景気の本格的な回復につながらないという指摘もあり、ほかの関西の企業でもこうした動きが広がるのか注目されます。


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