ふぇみにすとの雑感

日々の雑感、テレビ、社会、フェミニズムについてなど。モンタナ発信。

CSOシェヘラザード

2007-03-24 21:17:36 | 音楽
昨晩はまたCSOコンサート。この2週間で4回も行ってしまったよ。

シャルル・デュトア指揮で、前プロがラヴェルのクープランの墓組曲(初めてきいた)、中プロがプロコフィエルのピアノコンチェルト2番(ユジャ・ワン)、メインがリムスキー=コルサコフのシェヘラザード。

前プロは木管(とくにオーボエ)大活躍曲だったので、オーボエ、フルートのトップがお出まし。おおっ?と思ったら、中プロは若手ソリストということで、木管トップやコンマスも総入れ替え。相変わらず若手だとメンバー落とすなー。でもユジャ・ワンはなかなかの熱演で、スタンディングオベーションもらってました。でもって、メインのシェヘラザード。久々の完全一軍状態。(といっても私の座席上、トランペット、トロンボーンやクラリネットなどがよく見えない席だったのだが、、)

シェヘラだからバイオリンソロはもちろん活躍するんだけど、シェヘラも考えてみれば木管大活躍曲だったのだ。とくに昨日は、ラヴェルとあわせて、オーボエのトップ活躍しまくり。フルートやファゴットとあわせて、相変わらずうまかった。金管の安心感は相変わらずだし、管が強いとこんな感じになるのかと、感心して聴いた。

なんとなく忘れていたけど、そういえばシェヘラは以前バイオリンパートで弾いたことがあった。弾いたことがある曲って、やっぱり細かいところまで覚えているもんだなあ。

帰りの駐車場では、けっこう車の行列状態なのだが、私がすすむ順番なのに無視しておばさんの運転するクルマに割り込まれた。ひどいなーと思っていたら、その後ろのクルマの助手席に座っていたおばさんがわざわざクルマからでてきて、「次はあなたの番よ」と、割り込まれないようにスペースあけるようにまわりのクルマに指示だししてくれた。変な人もいれば、ナイスな人もいるもんだ。


内田光子さん&CSO

2007-03-15 22:20:21 | 音楽
昨晩は、内田光子演奏&指揮のシカゴ交響楽団による、モーツアルト・ピアノ協奏曲20番を聴きにいった。前プロとして、モーツアルト木管セレナーデ11番。
6時半からはじまって休憩のない、短い「仕事の後に行こう」という趣獅フ水曜の夜のコンサートシリーズの一環。でも、もっともっと聴いていたかった!!

あまりによかったので、一緒に行った人たちと相談し、今晩の同じ曲に、ブランデンブルグの5番が+されたプログラムのコンサートにも行ってしまうことに決定。個人的にはモーツアルトよりバッハのほうが好きで、ブランデンブルグ5番はけっこう好きな曲(しかもフルートは上手すぎるCSOの首席だ!)なので、楽しみだ。

コンサート自体は短かったが、その後にアーティストの話をラウンジスペースで聴くという企画があり、内田さんが話すのを初めて聴いた。すごくエンターテイニングで語りもうまい!一年にこなすコンサートは50回程度におさえており、同じ曲を連続して弾くことがないように、同じ曲を弾くには少なくとも1年くらいは期間を開けるとのこと。だから毎回新鮮な気持ちで弾けるのだそうだ。シンフォニーオーケストラで内田さんが指揮をして演奏もするというスタイルをとるのは、クリーブランドとシカゴだけらしい。そんな貴重な機会にめぐりあうとは、、あと、モーツアルトを弾くときは、モーツアルト時代の楽器のペダルが今とは違って、限定されていたことから、現代の楽器を使う際にもペダルは極力踏まないようにするとか。(バッハになるとほとんど踏まないとか。)ピアノが弾けないので、いまいちピアノの演奏についてはわかってない私にとっても、「ふむふむ、なるほど」とうなる話の連続だった。

ということで、まだまだコンサート三昧の日々は続きます。

アルペンシンフォニー

2007-02-26 10:07:36 | 音楽
マチネで、シカゴ響による、プロコフィエフのバイオリンコンチェルトと、リヒャルト・シュトラウスのアルペンシンフォニーを聴いて来た。

プロコフィエフは、レイチェル・リーという、シカゴ出身の18歳のバイオリニストの演奏。どうやら「才能あふれる若手をサメ[トする」的な扱いで今回の登場になったらしく、まあ若手だから、彼女のときには首席レベルの奏者はひっこんでいた。

メインのアルペンシンフォニー。ばかでかいオケ編成の曲なので、さすがに総動員状態。で、これだけ金管が目立つ曲になると、さすがの世界一を争う金管レベルといわれるCSOだけあって、ものすごいド迫力。
でも、「熱演」度からすると、ゲヴァントハウスのマーラーのほうがやっぱり上だったかなー。

シカゴ滞在もあと半年をきったので、コンサートなど、文化活動にいそしみまくる日々なのだった。

さてと、これからオスカーを見るかな。アル・ゴアのドキュメンタリーは、オスカー受賞となるのかどうか。



ライプチヒ・ゲヴァントハウスのマーラー

2007-02-24 14:21:05 | 音楽
シャイー指揮、ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の、シューマン1番「春」と、マーラー5番を聴いて来た。

マーラー5番、大熱演の一言。マーラー5番という曲のよさ、って要素はもちろんあるのだろうけど、曲が終わるやいなや、速攻で会場総立ち状態になったのはやはりすごい。シカゴのシンフォニーホールでのコンサートでは、スタンディングオベーション自体は時々あるわけだが、こんなにあっという間に皆が立ったのは初めてみた。私もすぐ立ってしまったよ。。

数ヶ月前にみたバイエルン放送交響楽団も、そして今回のゲヴァントハウスも、弦のノリのよさがすごいなーと思った。シカゴ響との大きな違いは弦なのかなーという印象。シカゴ、管は圧涛Iなんだけど、バイエルン、ゲフヴァントハウスといった、ドイツ系オケにくらべると弦のノリが比較的冷めているような気がする。何でなのだろうなあ。

今日のゲヴァントハウスのコンサートマスターの「踊り」ぶり、なかなかのもの。また、個人的には、チェロの1プルト目の二人の弾き方が格好いいなーと思ってみていた。シャイーも指揮台の上でかがんだり、のびあがったり、、あれはコンサート終わったら皆さんどっとお疲れになりそうだ。シューマンからかなりのノリだったのだが、マーラーはさすが。

しかし、マーラー5番、やっぱりいい曲だなあ。生で聴くといろいろなパートの音がよりはっきり聴こえて、格別。願わくば一度は弾いてみたいものだが、どこかでチャンスがあるといいなあ。。

そんなこんなで、機嫌よく家路についたはずだったのだが、今日はやたらと駐車場から出るのに待たされてしまい、家に帰るのに時間がかかってしまった。いつも、わりとすんなり出られるのに、なぜだったんだろう。金曜日だからかな?

帰って来たら、そういえばだいぶ前にnoticeがきたのに行方不明になってしまって、そのまま忘れ果てていたイリノイ州の車の排気テストのfinal noticeなる、どピンク色の郵便がきていた。ああ、行かなくちゃいけないのか。。面唐セけど、仕方ないので、明日の朝頑張って行ってくる予定。

ショスタコとヤンソンス/バイエルン放響

2006-11-08 15:48:06 | 音楽
昨晩、激安チケットにて、コメント欄でおなじみ(?)のゆうこさんとともに、ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団のショスタコービッチ&シベリウスのプログラムを聴きにいきました。

ショスタコはあまりに渋すぎる6番という曲目。全然聴いた事ない曲でした。しかし、演奏はすごかったー。曲撃フような変拍子のすんごいリズムかつ速いテンモフ箇所も、弦楽器がっちりあってるんだもの。勢いもあるし。シカゴ響より管セクションは下かなー、と思いましたが、弦は断然こっちのほうが上だ。私は弦楽器弾き(最近弾いてないけど)なので、すごすぎーと感動しました。
ヤンソンスってショスタコ、得意だったのね。。交響曲全曲録音とかしてたんだ、って後で調べて知りました。欲しいかも、、でもお金がない。

アンコールも2曲とサービス満点。ヤンソンスの指揮姿も格好よかったし、満喫。