自然の慣性に身をまかせて

自然から得られた重力と遠心力をスキーでいかに推進力に変換できるか楽しんでいる山猿510の記録です。

BD FACTOR Mx 130

2014-03-23 12:39:22 | かまけし
この頃何事にもそうだけど、特にスキーの上達には「質より量」と三浦ファミリーのだれかが言っていた言葉の意味がじんわり身に染みてきた山猿です。

山岳スキーは、「登りの体力」「ルート、天候などの経験値」「滑降レベル」と複合要素があるために
本などで勉強したりするだけではなく、すこしでもいいから山に行き続けることが、なによりも経験があがり、ひいては安全にもつながると思うだけに
私はできるだけ山に定期的に入るようにしていました(ただ単に好きなだけだとも言いますが)

ビックマウンテンスキーヤーの佐々木大輔さんも、
「私は山のための特別な体力トレーニングはしていません。山に必要な体力は、山に行くことで鍛えれますから」
とおっしゃっていて、なによりも一番印象に残っている言葉です。

ただそれが実際できるのは、山を職業にしているような限られた方であり、
一般的には、家族、仕事、健康等の理由から行きたくても山に行けない人がいるのも事実。

ですので、「質より量」なんて無責任な言葉は、不特定多数の方が見ているブログでは軽率すぎる言葉かとも思いました。

かく言う山猿もせっかくの連休パウダーの週末に山に一度も出動できませんでした。

今週自分も休んでみて、山に行きたいのに行けない「くやしさ」を久しぶりに体感
数年前なんかは1シーズン数回しか山行けなかった年も経験した。

上記のいろいろな言葉の重さをいろいろ体感した上で、それでもやっぱり「質より量」かと。

なんだか長くなりましたが、それぐらい今週末は暇ってことで、、、
できるだけ気を付けてはいるのですが、中年になると、若者が嫌いそうな小言を言うようになりますね。
飲み会注意ですよ、そこの中年のオジサマ。

ということで本題まで行くのに長くなりましたが、「やっぱり雪のせいだ」ではなく、「BD FACTOR Mx 130」

当初シーズン終わりにこの記事を書こうかと思ったけど、時間を持て余していますので、、、

左 ブラックダイアモンド ファクター Mx 130
右 ブラックダイアモンド クワドラン

滑降性、軽量のテックビン対応ブーツを求めるのであればDYNAFITのブーツだと思います。
しかしDYNAFITはラング足のようなナローラスト、展示会では何回も試乗しようと試みるが、自分のサイズは履くことすらできない
ということでDYNAFITはすぐにパス。

シェルだしすればいいのでは?と思うかもしれませんが、私の足はかなり幅広、甲高なので、まずシェル出ししても、
翌年には再度シェル出ししないと、履けなくなることを何回も経験済み。

そしてシェル出ししている行程を見ていると、せっかく全体でブーツの力を出せるように設計してあるものを台無しにしているような感じがして
私はできるだけ最初からワイドラストのブーツを選ぶようにしています。

BDはツアー用ということで最初からワイドラスト!!ということで私は無条件にBDなのです。

最近テックビン対応のブーツがアルペンメーカーからもいくつか出てきているので、A社、K社、S社のとか
今年評判がいい同じロストアローが担当しているS社のフリーダムSLも室内ではあるが試乗したけど、
しっかり力が伝達して粘りのあるブーツとして比較すると今季のファクターは一歩も二歩も秀でいていたのが私の印象。

そして今年度からファクターはファクターMXと大幅モデルチェンジ

比較写真で見るとどれだけ変わったかがすごくわかる



インナーは今まではクワドラントに似た、よりサーモインナー形式とBOAシステムからよりアルペンぽい感じになった。
そしてアウターの特徴としてはウォークモード時の可動域がクワドラントと同じ前後40度まで動くようになった。これは便利だ。

ツーリング/テック対応のソールは旧モデルは別売りで8kもしたのだけど、今回はそのソールも最初から付属されているのも見逃せないポイント

はっきりいって別物だ。そして格段によくなっている。
なんであまり業界が騒がないのか不思議だ。

NewモデルのフリーダムSL、Vulcan TF、ピナクル130の方がモデルチェンジより話題性あるから、しかたないけど
Newモデルより、市場に既に出したものを改良したモデルチェンジの方がより熟成しており、いいものになっている可能性もあり、
消費を促すだけではなく、いい物をより知りたい消費者のためにも、よりわかりやすい情報をメディアは発信してほしいな。とボソリと


ブーツ重量も前回のものより200g軽量化されたということで期待したのだが、、、

クワドラント 約1.7kg
ファクターMx 約2.1kg????

サイズは26.5なのにカタログ値 2.0kg(27.5cm)より重いって!!!
だまされたか???と思ったら、原因がわかった。

カタログ値はアルペンソール、私のはツーリング/テック対応のソール装着時の重さ。だからこんなに重いのか??

とて0.4kg×2=0.8kgも増量かよ!!

確かにクワドラント持った後に、ファクター持つと重って思う。
長距離ツアーにはボディーブローのようにききそうな重さだな、

車でいうばね下体重理論からいうと、8kg以上の効果だからね。

でもその重さを跳ね返すぐらいブーツの反応がよく、すごく気に入っている。

クワドラントも十分いいのだけど、板を踏んだ後の板の跳ね返りがすこし鈍いなと数年前から感じており、
どうも板のフレックスを殺しているような感じさえ受けていた。

そんなモヤモヤした気持ちでVGキャンプに行くと

VGのキャンプで滑降がうまい人はみんなアルペンブーツだった。
理由を聞くと「滑降性が違うから」
あまのじゃくな私はそんなにいうほど違いが判らないのでは、とも思っていたりした
でも秋庭さんと一緒に滑降してはっきりわかった。
「私のブーツではあのスピードレンジ、斜度についていけない」
自分の技術の未熟さを棚に上げていうのもなんだかと思うけど、ある程度のスピードになると不安定すぎて滑降できない

トドメは秋庭さんからの一言「ツアー用の道具だからね」

思わずブーツ頼みということでファクター投入時期が一気に早まった。

TLTになり劇的な軽量を手に入れ、山の行動範囲も劇的に増えた。
軽量になることにより、より滑降に力を温存でき、滑降の質、量も増えた。

私は今後もTLTを継続的に使用すると思う。
でもそのTLTでより質の高い滑降をしたいと思うとき、ファクターがどの道具より私の要望をかなえてくれるような気がした。

現時点で、ゲレンデ2回、山2回、朝練1回をファクターで滑降したが
板の跳ね返りの反応が、自分の思い描いていた反応が、しっかり返ってくるので対応しやすくなった。
お蔭で以前より切り替えに余裕ができた。

スピードレンジにおいては、まだ完全には言い切れない点もあるが
ある程度上げても安定しているような気がする。

これから春スキーで、一気にロングルートになる。
白山のロング&高速滑降でのコルドバ君+ファクターMx君のコラボが今から楽しみでならない。

ちなみに今までがんばってくれたクアドラント君は、私の知り合いの中で、一番今山スキーを楽しんでいる人のところに嫁ぐ予定。
あの素敵なブーツがちゃんと大事にいっぱい使ってくれる人のところで第二の人生を過ごせることが、私はなによりうれしい。

私はクワドラントで数えきれないほど素敵な山スキーライフを送ってこれた。今まで本当にありがとね。君にあえて本当に幸せだったよ。

この記事を見て誤解されてほしくないことが一つだけあるとすれば、クワドラントはだめなブーツではないということ。
(そもそも世の中にだめな物は一つも存在しない、あるとすればその良さを認識できないだめな人間だけだ)
あの機動力、滑降性能の両立をあの高い次元で両立できるブーツはそうそうないと思う。
また滑降性能は私の今求めている「嗜好性」とちょっとちがうだけ
私の周りの滑りが上手なみんなはしっかり上手に使いこなしている。
私の技術不足があるのも事実。

やっぱり山でしっかり使ってこその道具だなと。
だからこそ、勘違いでもなんでもいから自分で納得できる道具でより質の高い楽しいライディングを極めたいと思う山猿です。
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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2014-03-23 23:07:14
ひひひひひ♪b(^^)d使い倒すよ♪
あーん しっている。 (山猿)
2014-03-24 09:16:04
>Unknownさん

もう使い倒すなんて、とっても攻・撃・的
そんなあなたは す・て・き

そう、知っている人は知っている
知らない人は全く知らない。

チームうららのコガネムシブーツトリオに仲間入り♪

着実にTLTに近づけ、追い越せ?!
new bootいいですね!! (katsu)
2014-03-24 10:49:54
とかく新作に注目が集まりますが
やっぱり、作り続けられている物の正常進化は、ニューカマーとはひと味違いますよね。

4バックル (山猿)
2014-03-24 16:15:32
>Katsuさん

正常進化。いい響きですね。
BDもファクターを最初に発売した時には、爆発的に売れたので、同じ名前を使いたいという意図もあるように感じます。それがこのマーケットには新鮮味が失せて、裏目にでたような。

そんなことより自分がいいと思うものを使うのはいいですね。お互い4バックル、オールドスクールで楽しみましょう。

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