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山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

ミヤマモジズリ

2020年09月03日 | ラン科
 山地から亜高山帯の林床や林縁、草地などに好んで生育するピンク色の可愛らしいランである。八ヶ岳、奥秩父、南アルプス、御坂山系、富士山など広い範囲に分布しているが生育地での個体数はあまり多くは無い。群落を作ることはあまり無く、点々と咲く。


    ミヤマモジズリ 平成28年8月 奥秩父山系で撮影。


    同上 小型でピンク色の小さな花を鈴生りに付ける。


    同上


    平成26年8月 天子山系で撮影。


    同上 この場所は個体数が少ない。


    平成26年8月 南アルプスで撮影 この場所も個体数は少ない。


    平成30年8月 八ヶ岳で撮影


    同上 この場所は比較的個体数が多く、点々と咲いている。

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イチヨウラン

2020年09月03日 | ラン科
 亜高山帯から高山帯の針葉樹林帯に咲く白いランである。唇弁には青紫色の斑紋が入り、ホクロが付いているように見える。八ヶ岳、南アルプス、富士山周辺など広く分布しているが盗掘や環境の変化により減少傾向にある。


    イチヨウラン 平成23年7月 八ヶ岳で撮影


    同上 このような群生はあまり見かけなくなった。


    平成30年5月 北岳で撮影。ここでの個体数は少ない。


    平成29年6月 甲斐駒ケ岳で撮影


    同上 まだ蕾の個体。この場所の個体は葉に黒点がまばらに入るウズラ葉タイプである。


    平成29年7月 鳳凰山で撮影


    同上 唇弁には黒紫色の斑紋が入る。


    同上 群生が何ヶ所か見られた場所であったが、令和2年にコロナウィルスの影響で入山規制され、入山者が少なかった隙に大規模な盗掘に遭ってしまった。


    高所で稀に見ることがある素心花(白花)のイチヨウラン

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ヨウラクラン

2020年09月03日 | ラン科
 沢沿いの木や岩壁などに着生している小型のランである。山梨県では身延町よりも南の県南部に生育している。樫の木や梅の木の幹に着生している姿を目にすることが多く、個体数はそこそこにある。


    樫の木に着生したヨウラクラン 平成27年7月 南部町で撮影。


    同上


    同上 花は既に散って落花してしまっている。


    令和1年6月 南部町で撮影。折角の満開状態だったが距離が遠く、ピントが甘かった。


    同じ日に撮影した別の個体。


    既に花が終わり結実していた。


    別の個体。同じく結実していた。

 なかなか良い状態の個体に出会えず機会を見て再写に行きたいと思っている。

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ヤマトキソウ

2020年09月03日 | ラン科
 山地帯の日当たりの良い草地やススキ野原を好んで生育している。山梨県では富士山周辺や八ヶ岳、大菩薩・小金沢連邦などに生育しているがいずれの場所でも個体数は少ない。


    ヤマトキソウ 平成29年7月 大菩薩・小金沢連峰で撮影


    同上 この場所では笹原と草地の境目あたりを好んで生育していた。


    同上


    接写。花弁はこの程度しか開かない。


    平成30年7月 八ヶ岳で撮影。この場所ではススキに隠れるように生育している。


    同上 別株


    令和1年7月 八ヶ岳で撮影


    同上 少しだけ開いた花弁

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トガクシデンダ(イワデンダ科)

2020年09月03日 | シダ類
 亜高山帯から高山帯の岩の隙間を好んで生育している夏緑生のシダである。山梨県では北岳周辺に生育しているが鳳凰山でも確認されているらしい。軸の根元から3分の1付近に関節(節目)があるのが特徴であるが、なかなか確認は難しい。


    トガクシデンダ 平成30年9月 北岳で撮影


    ソーラスは小羽片のやや辺縁寄りに付着する。

 北岳では他にもそれらしきシダを撮影してはいるが、ナヨシダとの区別が難しく、確実なものはこの画像だけである。もう少し詳細に観察して来る必要がある。

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