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山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

ヒメアマナ(ユリ科)

2020年09月11日 | ユリ科
 湿った原野や疎林下に咲く多年草である。全体的に華奢で葉は細く、小さな黄色い花を数個咲かせる。山梨県では生育箇所、個体数とも少ない。


    ヒメアマナ 2022年4月 忍野村で撮影


    同上 華奢で葉が細い。


    日当たりの良い土手のような場所を好んで生育している。


    2021年4月 忍野村で撮影


    小さくて黄色い花を数個咲かせる。


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ササユリ(ユリ科)

2020年09月11日 | ユリ科
 日当たりの良い山地の草地に生育する薄いピンク色の花を咲かせる多年草である。山梨県では生育地が県南部に限られており、園芸採取や鹿の食害、生育環境の変化により減少している。地元に人たちによって手厚く保護されている場所がある。


    ササユリ 平成31年6月 南部町で撮影。 咲き始めたばかりの花。


    同上 この場所は地元の人たちの手で手厚く保護されている。


    同上


    同上 梅雨時に咲くため雨で濡れている。


    同上

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ユウシュンラン

2020年09月11日 | ラン科
 広葉樹林(主にブナ帯)のやや湿った林床や林縁に生育する白いランである。ギンランの変種で葉が退化していて小さい。山梨県では富士山周辺や御坂山系などの里山や山域に生育している。北杜市や丹沢山系での目撃情報もある。いずれの場所でも個体数は少ない。


    ユウシュンラン 平成27年5月 御坂山系で撮影


    同上


    同上 ギンランに良く似ているが葉が退化していて小さい。


    令和2年5月 東部富士五湖地方で撮影


    同上


    同上 これほど固まって咲いているのを見ることは少ない。

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ミドリカナワラビ(オシダ科)

2020年09月11日 | シダ類
 山地の林内に生育する常緑性のシダである。緑色~黄緑色で葉の表面はツヤツヤして光沢がある美しいシダである。山梨県では県南部に生育しており、分布限界種である。生育地での個体数は少ない。


    ミドリカナワラビ 令和2年3月 南部町で撮影


    同上。葉の表面はツヤツヤしていて光沢がある。ハカタシダに似るが頂羽片は不明瞭である。


    令和2年2月 南部町で撮影。


    同上 


    同上 ソーラスは裂片の中肋と辺縁の中間あたりに付着する。


    黒っぽい細い鱗片をつける。


    令和2年6月 南部町で撮影。まだ新鮮で青々とした個体。下に生えているのはオシダ。

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高層池のヒツジグサを再訪する  令和2年9月6日

2020年09月11日 | 花・花・花
 もう未の刻は過ぎているが、8月に訪問した際には4時半ごろまでヒツジグサの花は咲いていた。椹池では土砂降りの雨だったが高度を下げると雨が上がり青空が少し見えてきた。池に到着した頃には日差しが射し込むくらいに天候が回復してくれた。池の水面を見ると水草の葉がずいぶん増えている。そして双眼鏡で覗き込んでみると、8月の訪問時よりも花数が増えていた。ヒツジグサの花は7月から9月ごろまで長い期間に咲くらしいが、どうやらこの池は9月のほうが花数が多いようである。


    雨上がりで池には靄が立っている。8月訪問時よりも浮かんでいる水草の葉が増えている。


    ヒツジグサの花もだいぶ増えた。ざっと数えて10数輪咲いている。


    未の刻は過ぎたがまだ咲いていたヒツジグサの花


    お見事。雨が降った後で雫が付いている。


    遠い場所に咲いていた花


    近くに咲いていた花


    午後4時半を過ぎるとしぼみかけてきた花


    午後5時、日が当たらなくなると花は閉じて行く。


    ぬかるんだ場所にワサワサと咲いていた花


    椹池でも見かけたが正体不明だった花、イヌノヒゲという変わった名前が付いた水草であることが分かった。

 水生昆虫の保護活動をされている方にお会いし、今年のヒツジグサはかなり咲いたほうだと教えていただいた。池の水量が半分ほどに干上がってしまった年もあって一時は危機的な状況の時もあったらしい。さらには、近傍の別の池にも昔はあったらしいが今では消滅しているそうである。水生動物のゲンゴロウが絶滅の危機にあり、タガメはもう絶滅だそうである。植物だけでなく昆虫も大変なことになっているようである。


    この花も見たかったのだがほとんどが蕾だった。


    アケボノソウ。この界隈は比較的個体数が多い。

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