山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

これがジロボウエンゴサクか? 令和6年3月28日

2024年03月29日 | 山に咲く花
 例年より1週間ほど遅いのではないだろうか、ようやく武田通りのサクラが一部だけほころび始めた。この桜が咲くのと同じ頃にカイコバイモやコシノコバイモが咲き出す。探していたジロボウエンゴサクの情報も花仲間からいただいたので、南部町まで探しに出かけてみる。

    雨が上がって本日は真っ青な青空が広がった。白い富士山がひときわ美しい。

    カタクリはまだ葉を出したばかりで花芽が見えない。

    気の早いキクザキイチゲが蕾をふくらませていた。

    しかし、甲斐の姫君は・・・

    幼弱な葉は見つけたがまだ時期が早く、花はひとつも見当たらなかった。

    たぶんこれが探しているジロボウエンゴサクの葉であろう。

    意外とあっさりと見つかった。


    別の場所。それなりの個体数があった。

    葉先が少し尖っている。

    しかし、枯れている草の根元付近に生えている。これはマツカゼソウではないだろうか?まさか、幼弱なマツカゼソウの葉か??

    マツカゼソウの根元を調べてみると幼弱な葉が出ていた。茎の太さが全く違う。

    葉の形も違う。こちらは葉先が尖っておらず、厚みがある。

    やはりこれはジロボウエンゴサクで間違い無さそうである。

 他県ではおそらくジロボウエンゴサクはそれほど珍しい花ではないかも知れないが、山梨県では生育地が限られていて絶滅危惧種に入っている。本物かどうかは花が咲く時期に再訪して花茎の下に付く苞を確認しないと確定できない。今回見た様子では花が咲くのはまだ1ヶ月くらい先になりそうである。今年はなんとかこの花を見てみたいと思っている。


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少し早かったハヤザキヒョウタンボク 甲府市 令和6年3月24日

2024年03月26日 | 山に咲く花
 甲府市の山の尾根筋にハヤザキヒョウタンボクが生育しているらしく、そろそろ咲き出しているようである。この日は天候がいまひとつで、雨が降り出しそうな曇り空のうえに山を見上げると尾根筋に雲がかかっている。尾根筋の雲が晴れてきたのは午前11時ごろからで、お昼頃から出発する。

    広い防火帯の尾根を登る。ここを歩くのは10年ぶりくらいではないだろうか?

    平らなところに出た。目指す尾根が向こう側に見える。

    ダンコウバイが咲いていた。

    満開のダンコウバイ

    チョウジザクラはまだ咲き始めたばかり。

    チョウジザクラの花。花筒が長い。

    こちらは咲き始めたばかりのウグイスカグラ

    まだほとんどが蕾である。少し毛が生えていてヤマウグイスカグラになるのだろうか。

    目指す尾根に到着。

 尾根に登り付く途中に目的のハヤザキヒョウタンボクが10本ぐらい生えているらしいのだが、それなりに探して登って来たつもりだったが1本も見つからない。よほど探し方が悪いか、それともまだ花が咲いておらず見つけられないのか?帰りにもう一度探してみることにしよう。尾根筋をさらに上に登ってみる。

    やっと1本目のハヤザキヒョウタンボクを発見。

    まだほとんどが蕾。花が咲いていないこの状態で発見するのは難しい。

    その近くに見ごろを迎えているハヤザキヒョウタンボクを発見。

    八分咲といったところだろうか。花付きはあまり良いとは言えない。

    綺麗に咲いていたハヤザキヒョウタンボク

    別株

    見ごろを迎えていた花

    まだ花粉を飛ばしていない新鮮な花。少し黄色味を帯びている。

    花粉を飛ばして全開の花。白っぽくなる。

    さらに別株。今年は花付きがあまり良く無いようである。

    広いピークに到着。ずいぶん久しぶりにこの場所に来た。もっと先まで尾根道は続くがここまでで引き返す。

 下山しながら花が見つからなかった防火帯尾根をもう一度探してみると、今度は5~6本見つけることが出来た。

    花が咲き始めたばかりのハヤザキヒョウタンボクを発見。

    まだほとんどが蕾で、登りでは見落とした。

    花付きが悪く、探すのは難しかった。

    たくさん咲いた年に再訪してみたい。

 今回見つけたハヤザキヒョウタンボクの木は10本くらいだったが、満開の時期に歩けばもっとたくさん見つかったのではないかと思う。富士山と一緒に写真が撮れる良い木が無いかと探したのだが、樹林の中で咲きしかもあまり大きく無いこの木はなかなか周辺の山と一緒に撮影できる場所は見つからない。花付きが良い年にまた訪問して良い場所と木を探してみたいと思う。


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見えなかったポン・ブルックス彗星 中央市農村公園 令和6年3月22日

2024年03月24日 | 甲斐百山
 今年話題の彗星のひとつ、ポン・ブルックス彗星が5等級近くまで明るくなっているらしく、うまくすれば彗星の尾も写るかもしれない。鳳凰山の上を舞うこの彗星を撮影するために夕方7時ごろ中央市農村公園を訪れてみる。
 到着した頃には車は4~5台しか止まっていなかったのだが、だんだん車が多くなってきたと思ったら、グランドのナイターの明かりが点灯した。どうやらサッカー少年たちの練習が行われるようである。眩し過ぎるナイターの明かりが邪魔になる中での撮影となるが、その前に日没とともに雲が厚くなってきたようで星の輝きがほとんど見えない。

    中央市農村公園から見る南アルプス。この時間にはまだナイターの明かりは灯っていなかった。

    薄雲がかかってしまっている。これで彗星が写るだろうか?

    鳳凰山の上に星が輝いている。なんとかなるかどうか??

    もうそろそろポン・ブルックス彗星が見えてくる時間だが・・・

    雲の厚みが増したようで何も写らない。

    もう1台のカメラも同様で星は全く見えない。

    観音岳の上あたりに舞い降りてくるはずだったが空模様がいまいちだった。

    北岳も霞んでしまっている。

    ナイターの明かりが木々を照らしている。空には雲が広がって明るい木星も見えなくなってしまった。

 日中は快晴の空が広がっていたがさすがに夜までは持たなかったようである。雲に阻まれてポン・ブルックス彗星の撮影は失敗に終わってしまった。2週間後にはこの場所から北岳の上を舞うこの彗星の撮影が可能となるのだが、ナイターの明かりが邪魔になりそうで、他の撮影場所を検討してみたいと思っている。

    本日午後8時10分ごろのポン・ブルックス彗星の位置
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たまには山に登らねば 甲斐百山新倉山  令和6年3月19日

2024年03月22日 | 甲斐百山
 忍野に出張があり、予定通りお昼頃に仕事が終わった。早朝からの移動で寝不足となり、昼食をとると睡魔に襲われてしまい車の中で寝込んでしまう。たぶん30分ぐらい寝た頃だと思うが、コンビニの見回り員なのか、寝ている私に声をかけてきて早く車を移動しろという。2,000円くらい買い物したのだから30分くらい駐車したってかまわないと思うのだが、せっかく気持ち良く寝ていたのに運転していてちょっと腹が立って来た。
 新倉山の登山口になる新倉山公園の駐車場に行くと、まだ桜は咲いていないというのに駐車場はほぼ満車に近いくらいの混雑である。おそらく忠霊塔の展望台は人だかりになっているだろう。忠霊塔には立ち寄らずにそのまま登山道に入り、山頂を目指すことにする。

    富士浅間神社。人が少なくなったところでシャッターを切る。

    階段は人がいっぱいだが、車道を歩いている人もたくさん居た。

    富士山は雲がかかってご機嫌斜めである。

    桜はまだ固い蕾である。

    忠霊塔の展望台に立ち寄らずに上に登ると展望台があった。

    展望台から見る富士山。ここの景色もなかなか良い。

    鉄塔の立つあたりからアカマツの樹林帯になる。目指す新倉山山頂は向こうに見える山のさらに先であろう。

    道は良く整備されていて傾斜もあまりきつくない。

    亀石

    ゴンゴン石

    ここを過ぎるとその先は傾斜が緩くなる。

    ほどなく新倉山山頂に到着。何も無くて眺望も無い単調な山頂。

    その先の御殿に行ってみる。

    熊避けの鉄管がぶら下がっている山頂

    杓子山方面の眺望

    展望台がある。

    展望台からは富士山の眺望が抜群である。

    下山しながら立ち寄った忠霊塔と富士山。夕暮れが迫りだいぶ人が少なくなっていた。

 新倉山は登山とまでは言えないかも知れないハイキングコースの山だった。眺望は無いだろうと思っていたのだが、山頂の先にある御殿からは抜群の富士山が見えることを登って初めて知った。それなりに楽しめたと思う。

 セリバオウレンが咲く場所に立ち寄ってきた。

    セリバオウレンがちょうど見ごろを迎えていた。

    今年はそれなりに咲いていたがそれでも決して数が多いとは言えない。

    木の間に咲いていたセリバオウレン

    保護柵に囲われた別の場所のセリバオウレン

    ここにはたくさん群生していた。

    両性花が多く、その中に雄花が混じっている。

    左が両性花、右が雄花。雌花は見当たらなかった。

 ちょうど満開のセリバオウレンに出会うことが出来てラッキーだった。


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夕暮れの富士山と甲府の町灯り 武田健康の杜  令和6年3月18日

2024年03月20日 | 番外編
 雲ひとつない快晴の空が広がり、朝からずっとくっきりとした富士山が見えている。しかし強風が吹き荒れて肌寒く、花の写真を撮るにはあまり向いていない。おそらくこの天気ならば日没頃の富士山が赤く染まってくれるのではないかと思い、夕暮れを狙って武田健康の杜を訪れてみる。

    月曜日は休館日なので上の駐車場は使えない。下から歩く。

    河津桜が満開になっていた。

    濃いピンク色が鮮やかな河津桜

    シュンランが咲いているが花はあまり多くは見かけない。

    まだ蕾のものが多かった。

    咲き方がまばらのようで、こちらはもう開き切って背が高くなっていた。

    桜の咲く頃はこの場所が良さそうである。

    キャンプ場に行ってみる。

    茅ヶ岳山塊と八ケ岳の眺望

    南アルプスの眺望。写真は穏やかだが風が強くて目を開けているのが辛い。

    森林学習展示館と研修室のある建物

    片山に登ってみる。

    片山の山頂。甲府名山の一座になっている。

    休憩ベンチと富士山の眺望

    片山展望台から見る富士山

    スミレを探して歩いたがまだほとんど咲いておらず。一株だけ咲いていたタチツボスミレ。

    こちらはゲンジスミレの葉。花は見当たらず。

    ジュウニヒトエはまだ蕾だった。

    南アルプスに陽が沈み、甲府盆地が山陰に覆われる頃に展望地の西ノ平に到着。

    夕闇が迫る甲府盆地と富士山

    富士山が赤く染まってきた。

    夕暮れの甲府盆地と紅富士

    残照の富士山と町灯りが灯り始めた甲府盆地

    残照が消えて町灯りが灯る。

    夕暮れの甲府盆地と富士山。町灯りが宝石のように輝く。

 花の開花は例年に比べると遅れているようで、コブシの花もまだ全く咲いていない。予想した通りに富士山が染まってくれたが、期待していたほど赤くはなってくれなかった。しかし、町灯りが輝く甲府盆地越しの富士山はとても美しかった。この季節にこれだけスッキリとした夕富士が見られることは滅多に無い。


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ハヤザキヒョウタンボクがほころぶ  令和6年3月13日

2024年03月17日 | 山に咲く花
 ここ数年は春になると観察に出かけているハヤザキヒョウタンボクを今年も見に行ってみる。そろそろ満開になっている頃ではないかと思う。その前に、マツバランが生育している竹藪を覗いてみる。

    水桶のマツバランはどうなっているだろうか?

    こちらはトラノオシダ

 
    反対側のマツバラン。いちばん大きかったところは枯れてしまっているが周辺にはまだ残っていた。

    なんとか生き残っていてくれたマツバラン。結構しぶとい。

    竹林の中に入ってみる。

    大株は見当たらないが小さなものはそれなりに生えていた。

    胞子嚢は付いていないように見える。小さな新しい株も数株見つけたが、どうやって増殖しているのだろうか?

 場所を移動してハヤザキヒョウタンボクが生えている山の斜面に登ってみる。

    毎年観察しているシュンランは今年は花芽が見えない。

    ここにこの場所ではいちばん大きなハヤザキヒョウタンボクの木があったはずだが・・・?

    別の木

    花付きはあまり良く無い。開花してはいるがまだ少し早く、花の色が黄色っぽい。

    いちばん花付きが良かったのがこの木

    抜群というわけでは無いが、そこそこに花が付いている。

    花は開いているが色が黄色味がかっていて少し早かったようである。

    それでもとても美しくて上品なハヤザキヒョウタンボクの花

    開いたばかりでまだ葯が赤くて花粉を飛ばしていない花

    こちらは半分くらいが花粉を飛ばしている。

 若干早かったが十分にハヤザキヒョウタンボクの花を楽しませてもらった。無くなってしまった木は大きく斜面が崩れているわけでは無く、他にも小さな木があったはずだがそれも見当たらない。おそらくは盗掘されたのではないかと思っている。とても残念である。


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アオイスミレが咲いた 藤垈の滝  令和6年3月13日

2024年03月16日 | 里に咲く花
 空は晴れたが気温はあまり上がらず、北風が強くて肌寒い。しかし、おそらく気の早いアオイスミレはそろそろ咲き始めている頃ではないかと思う。藤垈の滝の庭園の中に咲くアオイスミレを見に行ってみる。

    駐車場脇の紅梅がもうすぐ満開である。

    藤垈の滝。滝というよりも庭園の中に引かれた用水路。

    庭園内にあるミズバショウが植えてある湿地

    ミズバショウはまだほとんど咲いていない。

    少しだけ咲き出していたミズバショウ

    アオイスミレが咲く場所はまだ草がほとんど生えていない。

    しかし、柵の外ではもうアオイスミレが咲き出していた。

    咲き始めたアオイスミレ

    別の場所でも咲き始めていた。

    咲き始めたアオイスミレの花

    これはキクザキイチゲの葉か?

    花はまだ見えない。

 まだ咲き出したのは一部だけであるが、アオイスミレに出会うことが出来た。

 場所を移動して別の花を見に行ってみる。昨年は草が清除されていて花はかろうじて残った1株しか見ることが出来なかったが、今年はどうだろうか?

    今年もやはり草がむしられている。

    辛うじて残っている花を一株だけ発見できた。昨年とは別株。

    もうすぐ咲きそうな小さな花

    山梨県ではきわめて数が少ないイヌノフグリ

 この場所で最初に発見した時は4~5株あったと思うのだが、清掃作業でむしり取られて減少してしまい、1株しか見られなくなってしまっている。甲府市でも1ヶ所生育地を発見しているが、そこでも1∼2株しか花が見当たらない。まさに絶滅寸前という感じがする花である。


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咲き始めたコシノコバイモ  令和5年3月10日

2024年03月13日 | 渓谷
 毎年恒例になっている渓谷沿いに咲くコシノコバイモを見に行ってみる。午前中から出かける予定だったのだが、自宅でやるはずだった確定申告に手こずり、しかも完成できずに結局は後日税務署に行くことになってしまった。出かける前から心が折れてしまった感じである。

    10日ほど前に訪れたセツブンソウをまず見に行ってみるが、あまりたくさん咲いたわけでは無かった。

    かつてはあふれんばかりに咲いた時もあったのだがここ数年は寂しい。

    花はもう大部分が終わってしまっている。

    終盤のセツブンソウ

    トラノオシダ。珍しいものでは無い。

    渓谷の岩壁にぶら下がるサクライカグマ

    以前よりもだいぶ増えてきた感じがする。

    ナンタイシダやホソバナライシダに感じが似ているが、第一羽片がやや弓型に曲がるのが特徴であろう。

    谷の中はまだ寒々しい感じがする。

    咲き始めていたコシノコバイモ

    前日の強風に煽られたか、可哀そうに茎が折れてしまっている。

    こちらはまだ蕾である。

    渓谷を見下ろす位置に生えたコシノコバイモもまだ蕾である。

    明日にも咲きそうな花

    開花した花を見つけたが、花弁を虫に食われたか痛んでいた。

 まだ顔を出していない株もあるだろうから、足元に気をつけてあまり踏み荒らさないように慎重に歩いて撤退する。見ごろはあと1週間くらい先になりそうである。


    
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早春の里山散策  令和6年3月9日

2024年03月11日 | 山に咲く花
 山梨県でも早いところではもうハヤザキヒョウタンボクの花が咲き始めたらしい。甲府市周辺の里山に咲くハヤザキヒョウタンボクはまだ少し早いのではないかと思うのだが、雪が降った影響で花の咲く時期がだいぶ読み難くなった。他の花の様子も含めて、見に行ってみたいと思う。

    今年はだいぶ綺麗に整備されているように見える遊歩道。

    岩の上にはまだ葉を巻いているイワヒバがたくさん付いている。

    イワヒバ

    遊歩道周辺にはオオイタチシダがたくさん生育している。

    似ているがこちらはベニシダ

    途中の石垣にはトキワトラノオが生えていた。

    気の早いタチツボスミレが・・・と思ったが近付いてみると雰囲気が違う。

    側弁に毛が生えていた。これはイブキスミレであろう。

    エビネの葉と昨年のガラ。なかなか大きくなって来ない。

    カタクリの葉

    まだ花芽が出たばかりで咲くのは1ヶ月くらい先になるのではないだろうか。

    アズマイチゲの葉が出始めていた。

    花はまだ全く見えていない。2週間くらい先になるだろうか。

    咲き始めたばかりのウグイスカグラ

    まだほとんどが蕾である。

    ダンコウバイもまだ咲き始めたばかりである。

    目的のハヤザキヒョウタンボク。テープの目印があるのでそれと分かるが無ければ見落としてしまうだろう。

    花はまだ蕾である。開花は1週間以上先になりそうである。

    別の木。昨年見つけてあるからそれと分かるが、花が咲いていないと探すのは難しい。

    こちらもまだ蕾である。

    だが、別の木では少しほころびかけていた。

    あと3日もすれば咲きそうである。

 予想通りハヤザキヒョウタンボクはまだ蕾で、咲くのは1週間くらい先になりそうである。昨年花仲間が別の山の尾根道にたくさん咲いているのを見てきており、今年はそちらの山に行ってみたいと思っている。来週末は仕事が入っており、訪れるのは再来週になりそうだが、時期的にはちょうど良いかも知れない。


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春を告げるシュンランを巡る  令和6年3月9日

2024年03月11日 | 里に咲く花
 愛宕山こどもの国のシュンランはまだ早かった。では他の場所はどうだろうか?車で移動して簡単に行ける場所を散策してみる。

    金子峠(きんすとうげ)の富士山。前方の木が伸びてだいぶ視野が悪くなった。
    
    淡雪山。この周辺でたくさんのシュンランの葉を見かけていたが・・・。山頂は強風が吹き荒れて寒く、すぐに撤退。

    今年はほんの少ししか無く花芽が見当たらない。葉が千切れているのは鹿の食害と思われる。

    もう1ヶ所、武田健康の森を散策してみる。

    残念ながらこちらもまだ早く、蕾だった。

    咲くのは2週間くらい先になるのではないだろうか?

    1株だけ咲いている花に出会えた。

    春を告げる花、シュンラン。もうすぐ他の株も咲き出すであろう。

 愛宕山界隈、および湯村山から武田の杜界隈のシュンランは1週間先あたりからが見ごろになりそうである。その頃には気の早いスミレの仲間も咲き出している頃ではないかと思う。
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愛宕山科学館周辺を散策  令和6年3月9日

2024年03月10日 | 番外編
 空は晴れて富士山が良く見えているが風がとても強い。木に咲く花の撮影には不向きな天候である。背の低い花ならばたぶんなんとかなるであろう。そろそろ愛宕山こどもの国で見つけたシュンランが咲いている頃だと思うので、隣接する県立科学館周辺を散策しながら見に行ってみる。

    まだ歩いたことの無い道を歩いてみる。

    神社があるようだ。

    細い石段を昇ってみると祠が立っていた。

    祠から藪を強引に突っ切って進むと、ソーラーパネルの丘に出た。素直に林道を歩いたほうが良かった。

    その先にある甲斐奈神社。後ろに見えるのが県立科学館。

    近くにあるシダレザクラはまだ蕾が見えていなかった。

    県立科学館の階段

    一番高いところにある遊具に昇って富士山と南アルプスを眺めようと思ったのだが、使用禁止になっていた。

    科学館の展望台

    富士山側の眺望。甲府盆地の向こうに富士山が見える。

    こちらは南アルプス側。屋根が少し邪魔になる。

    愛宕山こどもの国。今回は強風のためか少し人が少ない。

    シュンランはたくさんあるのだが・・・

    咲いている花はほんの少しだけ。

    ここに4~5本あったはずの花芽は無くなっていた。食害か、それとも誰かが持ち去ったか?

    遊具をバックにこの株を撮影したかったのだが、残念ながらまだ蕾だった。

    土手に生えていたタンポポ

    総苞片が開いておらずこれは二ホンタンポポ。やや丸みを帯びた総苞片でおそらくシナノタンポポであろう。

 北風が強かったが今回散策したのが南東側斜面だったことがあって、それほど強風には煽られずに散策できた。シュンランは残念ながら良い株は見当たらず。シダレヤナギが咲いて天気が良い日があれば、富士山と一緒に撮影に来てみたいと思う。


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六郷町のミスミソウが満開  令和6年2月28日

2024年03月03日 | 山に咲く花
 身延町に出張があり、仕事が終わったのは午後4時だった。近隣の六郷町の里山に咲くミスミソウが咲いている頃であろう。なんとか間に合いそうな時間だったので急いで移動して訪れてみる。

    ミスミソウが咲いている。

    山の下のほうではもう痛み始めていた。

    山の中腹の斜面はところどころ踏み跡が目立つ。看板の右脇に咲いている花を撮影するためであろう。

    100㎜マクロレンズで斜面に踏み込まずに撮影。スマホだとどうしても斜面を登って近付かないと撮れないのであろう。

    崩れ落ちている斜面

    かろうじて残っているミスミソウ

    いつ脱落してしまってもおかしくない環境にある。

    登山道脇に咲いていたミスミソウ。広角レンズで接写。

    少し離れて100㎜マクロレンズで撮影。どちらが良いかは好みだろう。

    双子のミスミソウ

    時々見かけるピンク色の花

    登山道脇の斜面に咲いていたミスミソウ。可愛らしい。

    もうすぐ日没。梅の木越しの少し赤く染まった富士山を眺めて下山する。

 初めてこの場所のミスミソウを見に行った10数年前から比べると数は半分以下になってしまっているのではないかと思う。下草が無くなり山肌が乾燥して生育環境が変わってしまったのが一番の原因であろうが、訪問者が斜面を踏み荒らしてしまっていることも原因になっていると思う。


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咲き始めたセツブンソウとミスミソウ  令和6年2月28日

2024年03月02日 | 山に咲く花
 市川三郷町のセツブンソウとミスミソウはそろそろ見ごろを迎えている頃ではないかと思う。本日訪れるのは別の渓谷に咲くセツブンソウとミスミソウで、先日の雪の影響でひょっとしたらまだ咲いていないかも知れない。午前の仕事を終えてコンビニで食事を買い、渓谷2ヶ所を訪れてみる。

    まだ咲いていないのではないかと思ったが、ちらほらと咲き始めていたセツブンソウ

    まだ咲き始めたばかりで、数が少ない。

    なんとか花を見ることが出来たセツブンソウ

 次の渓谷を訪れてみる。この場所は昨年別の花を見に来た時に偶然ミスミソウの葉を見つけた場所である。花はもう終わっていたので花が咲いていれば、この場所で見るのは初めてということになる。大株の葉があった場所には花も葉も見つからず、急斜面を谷に下りてみると途中に数株花が咲いていた。

    急斜面の谷に咲いていたミスミソウ

    まだ咲き始めたばかりである。

    開いていたのはこの株だけ。

    岩の隙間の蕾

    開き始めたばかりの小さな花

 ミスミソウはまだ咲き始めたばかりで見頃は1∼2週間先になりそうである。個体数はかなり少ないが、周辺の斜面を探せばもう少し見つかるかも知れない。

    この花もあと1週間もすれば咲きそうである。


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愛宕山こどもの国界隈のシダ散策  令和6年2月24日

2024年03月01日 | シダの仲間
 愛宕山界隈を散策した目的は南アルプスの眺望のある場所を探しに行っただけではない。以前にトキワトラノオと思わしきシダを見たのだが、あまりにもたくさん生えていたのでこれはコバノヒノキシダなのではないかと思ったのだがまだ結論が出ていなかった。昨年もシュンランが咲く頃に見に来たのだが、その際はまだこどもの国が工事中で入れなかった。今日は決着を着けたい。

    シダがたくさん茂る石垣

    たくさん生えている。一見するとコバノヒノキシダのようだが・・・

    さて、どうだろうか?

    根元近くの羽片を見てみると扇形をしている。かつ、裂片の幅が狭い。

    別株

    同じく根元近くの羽片は扇形をしている。これはトキワトラノオであろう。私が知る中では一番の群生地。

    これは普通のオオイタチシダだと思う。

    鱗片は痛んでだいぶ脱落してしまっているが、こげ茶色で細めで袋がある。

    良く分からないのがこの光沢のあるシダ。光沢型のオオイタチシダだと思うのだが、いちばん根元側の下向き第一小羽片があまり大きく無い。

    鱗片は普通のオオイタチシダと変わらないように見える。光沢型オオイタチシダとしておこう。

    2年くらい前から見に来ているこの光沢がある大型のシダ

    先ほどの光沢型オオイタチシダに似ているがこれはいちばん根元側の下向き第一羽片が小さく、イタチシダの仲間では無い。

    鱗片を見ると赤茶色のやや幅広い鱗片がびっしりと付いている。

    別株。

    ソーラスは裂片の中軸と辺縁の中間に付着し、ベニシダに良く似ている。

    これはサイゴクベニシダであろう。この場所でしか見たことが無い。

 スッキリしていなかったシダはトキワトラノオということで決着が着いた。サイゴクベニシダはおそらく山梨県では珍しいシダの仲間に入るであろう。狭い範囲に生育し、個体数も少なく、引き続き見守って行きたいと思う。


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愛宕山こどもの国界隈を散策  令和6年2月24日

2024年03月01日 | 番外編
 南アルプスの地蔵岳と甲斐駒ケ岳を撮影するのに良い場所が無いかどうかを探して、昨年春にリニューアルオープンした愛宕山こどもの国界隈を散策してみた。2月だというのに梅雨のような曇り空と雨、あるいは雪の舞う天気が続いているがこの日は青空が広がっていて暖かい。きっとスギ花粉がたくさん舞っていることだろう。

    リニューアルされた愛宕山こどもの国。午前11時だが、入り口ゲート近くまで駐車場はいっぱい。

    あまり人の歩かない林道を通ってこどもの国に行ってみる。

    石垣の隙間にはシダがいっぱい。

    愛宕山こどもの国

    周辺にはシュンランがたくさん生えている。

    昨年のガラが残っているシュンラン

    あと1週間もすれば咲きそうである。

    こどもの国の頂上

    富士山の見える休憩ベンチがあった。

    こどもの国の休憩ベンチから見る富士山

    木があって南アルプスの眺望はいまいちである。

    こどもの国の先にある仏舎利塔

    期待していた仏舎利塔からの南アルプスもいまいちだった。

    後ろ側に見える大笠山。あのあたりも散策してみよう。

    大笠山の登り口にある芝生広場

    ここからの南アルプスの眺望もいまいち。

    しかし1段昇ってフェンスの外側まで行くと見えてくる。

    木が少し邪魔になるが鳳凰山と甲斐駒ケ岳の眺望

    さらに上に登って大笠山山頂直下まで行ってみるが、電線が邪魔で眺望はいまいち。

    大笠山中腹の道をぐるりと回ってキャンプ場に下りる。

    振り返って見る大笠山

    富士山が良く見える。

    テント場から南アルプスが見える。

    仏舎利塔越しの鳳凰山と甲斐駒ケ岳

    イベント広場

    ここからも富士山が良く見える。

    メタセコイアの実と富士山

 甲斐駒ケ岳や地蔵岳に月がかかるところを撮影したくて展望地を探してみたのだが、こどもの国から大笠山の界隈は富士山の眺望は良いが南アルプスの撮影に適した場所はあまり見つからなかった。そろそろ満月を迎えるのだが天候がいまいちでおそらく空振りになるであろう。


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