シダ類の探索を始めたばかりの頃に師匠に連れられて案内していただいたのがこの武田の杜である。何度か訪れてはいるがしばらく訪れていないと記憶が曖昧になってくる。スミレが咲くにはまだ早いが、シダを中心に久しぶりに武田の杜の遊歩道を歩いてみる。

竜華池を眺めながら武田の杜の遊歩道に入る。天気が良くて多くの釣り人が訪れている。

気温が上がって春霞が広がり、南アルプスは少し霞んでいる。

この杜にはベニシダがたくさん生えている。

これはオオイタチシダであろう。

鱗片がこげ茶色ないしは黒っぽくて細い。

このあたりでは珍しいアマクサシダ。冬期で痛んでいて葉が大部分脱落している。

このあたりはオオハナワラビとアカハナワラビが混生している。これはオオハナワラビであろう。

これもあまり多くは生えていない。これはハカタシダであろう。

成熟した」球形ソーラスが付いている。裂片の真ん中あたりに付く。

傷んでいるがこれはハシゴシダであろう。

第一羽片の上向き第一小羽片が大きい。

エビネを数株見かけた。探せばそれなりの数があるのではないかと思う。

このあたりはオオヤマカタバミが生えているはずだが・・・?

まだ葉も何も出ていない。

バリアンスの谷を下って林道に下り立つ。

林道沿いは梅の花が満開。

今年の梅は花付きが良いように見える。

コブシの花が咲き出していた。

ダンコウバイに似ているが??
梅の花はもう満開を迎えているが地面に咲く花はだいぶ開花が遅れているようである。コブシの花が咲き出し、これから気温が一気に上がって来るらしく、桜の開花は例年と変わらなくなるという開花予想を耳にした。春の花は一気に咲き出すのではないだろうか。