山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

台風去りし朝霧高原へ 平成29年10月30日

2017年10月30日 | 番外編
 2週連続の週末台風により山は歩けず、運動不足になったこの体はさらにブヨブヨに・・・。しかし自然相手なのだからこればかりは仕方なし。台風22号が足早に去って29日深夜9時には綺麗な月が姿を現した。富士山ライブカメラでも山頂に雲が巻いているものの、富士山が姿を現している。朝はきっと素晴らしい景色が待っているだろう。10時半に寝て未明3時半起床し、朝霧高原に出かける。狙うのは久しぶりの剣ヶ峰ダイヤモンド富士と、その前にちょうどふもとっぱらの池のところで富士山山頂に金星が昇って来るはずだ。

 5時ふもとっぱらに到着する。この頃にはまだ空が暗く、星がキラキラと輝いていた。池のほとりに2台のカメラをセットして金星の出を待つが・・・確か5時20分ごろと記憶していたのだが待てど暮らせど金星が現われない。空はどんどん明るくなって星は見えなくなってしまった。場所を間違えたか?と思ったら5時38分になってようやく富士山頂に金星が現われた。もはや薄明の時間どころでは無くて夜明けに近く、金星の輝きも薄い。水面に映るダブル金星ダイヤモンド富士になるはずだったが時間計算を間違えて完全に失敗に終わる。


    5時15分ごろ。空にはまだ星が輝いている。もうすぐ金星が現われると思っていたのだが待てど暮らせど金星が出て来ない。


    5時38分ごろにようやく金星が現われる。もう夜明けの光に重なって輝きが薄い。湖面には金星の輝きが映っている。


    富士山頂に現れた金星


    ほとんど輝かない。


    あっという間に夜明けの明かりに吸い込まれて消える。

 折角早起きしてやって来たのにがっかり。さらにもうひとつ狙っていた剣ヶ峰のダイヤモンド富士も山頂に雲が湧き上がり難しそうである。ひとまず撮影予定地の朝霧高原道の駅に移動する。ダイヤの時間まで1時間ほど時間があったので撮影地界隈を下見しながら時を待つが、どうみても雲に邪魔されて剣ヶ峰で割れるダイヤの撮影は困難である。ならば、左に寄って真ん中あたりから昇るダイヤを狙うことにする。


    次に狙うはダイヤモンド富士。剣ヶ峰ダイヤは雲に阻まれて割れないので左に移動してカメラをセット。


    山頂の雲が少しだけ彩雲になっている。


    もう1台のカメラ


    形を変えて躍動する山上の雲


    同上


    雲を輝かせて太陽が現れる


    同上


    雲上に輝くダイヤモンド


    同上

 ダイヤモンドを撮るには撮ったが消化不良であることは否めない。剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士は、本番の竜ヶ岳での撮影が始まる前に、朝霧高原で練習しておきたいと思っている。晴れた日を狙って、再挑戦。
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3つに割れる甲斐駒ケ岳ダイヤモンドを狙うが失敗  平成29年10月27日

2017年10月29日 | 番外編
 またしても台風接近のため週末の山は難しくなってしまった。しかし、10月27日の金曜日は朝から青空が広がる好天となった。午後になっても雲はほとんど湧かず、甲斐駒ケ岳の3つ割れダイヤの撮影に出かける。前回よりも1.5㎞ほど距離を離して、今回の撮影は須玉町からである。現地の下見はしていないので、候補地を5ヶ所ほどGPSに登録して出かけるが電線や木に邪魔されてなかなか好位置が見つからない。


    今回の撮影地。予定ではこの1本先の道路だったが電線が邪魔になり、周辺をうろついてこの場所に構える。


    北西側には八ヶ岳が良く見える。富士山はこの場所からは見えない。


    今回はフレアの出ないBorg36ED(200mm)を使う。


    もう1本はエクステンション装着した600㎜


    夕陽が甲斐駒ケ岳山頂にかかる。


    どうやら右に寄り過ぎたようだ。


    やはり完全に右に寄ってしまっている。


    残念ながらギリギリで2つには割れず。3つに割るには10m以上ずれているように見える。


    あと5mほど左に寄れば2つには割れただろう。しかし、今回は建物があってその場所は不可。


    ただのダイヤモンド甲斐駒ケ岳に終わる。


    軌道を修正してまた挑戦することにする。


    夕陽の八ヶ岳。残念ながらあまり焼けず。

 前回は甲斐駒ケ岳左のピークで2つに割れたので、今回は右のピークを狙ったつもりだったのだが少し行きすぎてしまった。次回は、前回と今回の中間を通る軌道で撮影を試みてみたいと思う。台風が去った後の数日間は良い天気になりそうなので狙い目だろう。

 そもそもこの距離から狙って三つ割れの甲斐駒ケ岳ダイヤモンドが撮影可能なのだろうか?今回撮影してきたものをペイントショップで加工してみると、十分に可能であることがわかる。あとはいかに正確に軌道の場所に立てるかどうか、天候に恵まれるかどうかにかかっているだろう。


    太陽を切り抜いて山頂と重ね合わせてみると、3つに割ることは十分に可能なようだ。
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撮影成功 割れる甲斐駒ケ岳ダイヤモンド  平成29年10月26日

2017年10月26日 | 番外編
 空気が澄んでスッキリと晴れ渡った空が広がった甲府盆地。午後になっても雲が湧かず、この機を逃さずに撮影に出かけてきました。


    GPSに登録した場所は電線が邪魔だが、位置をずらすと太陽軌道がずれてしまうので、ここで2本の三脚を立てる。


    1本は600㎜望遠レンズ。少し霞が出てしまったが撮影には十分な透明度。甲斐駒ケ岳の山頂は双耳峰になっている。


    太陽が沈み始めた。


    もう1本は200㎜望遠。


    前方の山頂に沈みそうだ。


    お見事!2つに割れた。


    甲斐駒ケ岳山頂で割れるダイヤモンド


    同上


    もう少し右に寄って良かったかも知れない。


    ひとまずはミッション成功。


    あっという間に終わり。なんとなく影甲斐駒ケ岳。

 予想はしていたが、富士山剣ヶ峰の割れるダイヤよりも撮影は簡単そうだ。しかし、今回は左のピークでは無くて右のピークに沈めるはずだったのだがどうやらカシミール3Dは左のピークを描出していたようだ。うまく軌道を合わせれば、双耳峰の真ん中と両脇に光を出して3つに割れるダイヤの撮影が可能なのではないだろうか?これからも挑戦は続く。

   
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山中湖の夕暮れの月  平成29年10月23日

2017年10月24日 | 番外編
 台風去りし後の山中湖の夕暮れダイヤモンド富士の他に、この日の山中湖湖畔ではもうひとつ狙っていたものがあった。富士山頂に沈む月齢3の三日月である。日没後1時間が過ぎて山頂に沈む月なので地球照の月の撮影時間は過ぎてしまっているが、それでも静かに輝く月が富士山頂に沈んで行くはずである。山中湖長池に移動するが撮影場所の近傍には駐車場が無く機材をザックに詰め込んで20分ほど歩いて現地に到着する。既に先客が2~3人ほど、そのうちの一人は1200㎜望遠という、とんでもない天体望遠レンズを搭載して撮影に備えていた。


    うっすらと夕焼けに染まった山中湖の夕暮れ。風も少し収まってきた。


    富士山に迫る地球照の三日月


    すっかり暗くなり富士山に露出を合わせるともう地球照の月では無くなってしまう。


    超広角レンズに変える。揺れる湖面に延びる湖畔の明かりが美しい。月齢3くらいの月だと空の星も写ってくれる。


    富士山頂に沈む三日月。うっすらと天の川が立ち昇る。

 隣の1200㎜天体望遠レンズを搭載した若者は何を狙っているのだろうか?通常の月だけならばこんな望遠レンズは不要のはずだ。話を伺ってみると、山頂にある鳥居と月を絡めて狙っているそうだ。モニターを見せてもらうと確かに鳥居と建物が見えている。ならばこちらも・・・予定では300㎜レンズで富士山山頂部分と月を狙うはずだったが2倍エクステンダーを装着して600㎜で狙うことにした。ただし、この撮影にはかなり問題があって、暗いところでの撮影だと現在の三脚では固定が悪くブレてしまうことだ。三脚を低くして構え、Iso感度を1600まで上げてシャッタースピードを1秒以内に調整するが、これでどの程度の画像が得られるのか?


    予定していたのは300㎜望遠で山頂全体を入れての撮影だったが・・・


    エクステンダー装着し600㎜に変更。小さく山頂の鳥居が見える。


    トリーミング画像。


    600㎜で撮影する月の大きさはこれくらい。少しブレていてシャキッとは写ってくれない。


    いよいよ富士山頂に月がかかり始めた。


    月の明るい部分の中に鳥居が居るはずだが・・・残念。明るさに負けて飛んでしまっている。


    トリーミング画像。地球照の中にはうっすらと鳥居の形が見える。


    地球照の月と富士山頂の鳥居


    なんとか見えるが、とてもではないが富士山山頂の鳥居には見えない。

 地球照の月の中になんとか鳥居らしきものが見えるが、とてもではないが富士山の鳥居と言えるほどの鮮明な画像は得られず、今回のチャレンジは失敗と言える。おそらく、もう少し明るい時間の地球照の月でなければ、現在の装備ではこの撮影は困難であろうと思われる。


    月が沈んだ後の山中湖と富士山


    うっすらと富士山に立ち上がる天の川

 空にはうっすらと霞が出始めてしまった。澄んだ空だと思っていたのだが思ったほど天の川は輝かなかった。

 もう1ヶ所、今シーズン撮っておきたい画像があったので朝霧高原に移動する。しかし、道の駅朝霧に到着した頃には富士山の上の空は雲におおわれて星は見えなくなってしまった。狙っていた星の撮影は困難、撤退する。期待した台風一過の星空だったが、深夜までは持ってくれなかった。
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台風去りし山中湖のダイヤモンド富士  平成29年10月23日

2017年10月24日 | 番外編
 台風が通り過ぎ、甲府市北部にある我が家の界隈はさほどの被害も無く朝を迎えた。まだ風が強いものの、青空が見え始め雲に巻かれた南アルプスが姿を現している。富士山はまだ見えていなかったが、お昼近くになるとスッキリとした青空の中に富士山が見えるようになった。空気が澄んでこれほどスッキリと見える富士山は珍しい。この日に狙わずにいつ狙うのか?もう山中湖では夕暮れのダイヤモンド富士が撮れる季節を迎えている。仕事をさっさと終わらせて午後から山中湖に向かう。

 この季節の山中湖ダイヤモンド富士は午後4時10分ごろである。撮影場所であるきららに3時に到着してGPS片手に撮影地を探す。台風の余波でまだ風が強く、山中湖の水面は波打っているのでダブルダイヤモンド富士は難しい、ならば、以前から何度かチャレンジしている白山岳に沈む割れるダイヤを狙ってみることにするが、そもそも剣ヶ峰ほど尖っていない白山岳で、しかも山中湖という富士山に近い位置から狙ってダイヤが割れてくれるのかどうかかなりの疑問がある。撮影ポジションがかなり難しいであろうが、これもチャレンジである。


    太陽が富士山山頂に傾いている。ポジションはこのあたりだろう。桟橋の下に下りて湖畔に三脚を構える。


    富士山頂に太陽が差し掛かる。湖畔に映る太陽が波で揺れるのを計算してこの構図で固定。


    絞りを強くするとこのように星形にはなるが、レンズの性能でこれが限界。


    山中湖の夕暮れダイヤモンド富士。ダブルダイヤではないが、これはこれで良いのかと思う。しかし、インパクトはいまいち。


    あっという間に白山岳に夕陽が沈む。

 さて、こちらがもう1台の600㎜レンズで撮影した白山岳に沈む夕陽である。風が強く、ファインダー越しに覗く夕陽はブレまくっている。しかし、シャッタースピードが1/4000~1/8000という高速のためになんとかブレずに撮影は出来ているが・・・完全に位置がずれた。


    600㎜望遠で捉えた白山岳と夕陽。


    白山岳に夕陽が差し掛かっているが・・・


    残念。かなり左にずれた。10mくらいだろうか?


    白山岳で割れるダイヤはポジション取りに失敗。

 湖畔からの撮影は朝霧高原とは違って右に寄りたくてもその先は湖の中である。この日もGPSに登録してあった位置はもう少し右だったのだがマークした位置自体に誤りがあって湖の中だった。かつ、位置の誤差がまだ計算出来ておらず、正確な位置はまだ割り出せていない。今回のデータを元にして再トライであるが、そもそもこの位置から割れるダイヤは可能なのだろうか?撮影してきた画像から太陽の大きさと白山岳の尖り方のマッチングを見たのが下の画像である。


    photoshopで太陽輪郭をコピーして白山岳に重ねてみる。理論的にはこの距離で割れるダイヤの撮影は可能である。

 山中湖湖畔からでも理論的には割れるダイヤの撮影は可能であると言えるだろうが、白山岳から出ている太陽の部分がきわめて小さくポジション取りはかなり難しいうえに時間的にもほんの一瞬だろう。かつ夕暮れの太陽がすっきりと見える日もかなり少なく難しい撮影になることは間違い無い。距離を離して高指山周辺や石割山界隈から狙ったほうがもう少し難易度は下がるのではないかと思う。剣ヶ峰の多重分割ダイヤに加えて、こちらの白山岳で割れるダイヤも今後の課題である。
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甲斐駒ケ岳黒戸尾根の花たち  平成29年10月9日

2017年10月11日 | 花・花・花
 この季節になるともう咲いている花は少ない。見頃を迎えていたのはジンジソウくらいだった。来年は満開の花を求めて何度か訪れることになりそうなので、その下見の意味を含めて掲載しておく。


    見頃を迎えていたジンジソウ。結構な数があり、登山道沿いの斜面を彩っていた。


    風に揺れるジンジソウ


    登山道脇に咲いたジンジソウ


    楽しみにしていたのがこの花だが、残念、少し遅かった。


    フクオウソウ。葉はたくさんあるが花を咲かせているものは少ない。


    地味に美しい花を咲かせる。


    オクモミジハグマももうすぐ終わり。


    ジンバイソウは結実して枯れる寸前。葉は枯れて大部分消失していた。


    面白いのがこちら。今年の葉は枯れて黄色くなっているがその脇に新しい葉が出ている。


    イチヨウランの葉。しかもここはウズラ葉だ。新しい葉が出てそのまま越冬するらしい。確かホテイランも同じように新葉で越冬するはず。


    結実したコイチヨウラン


    こちらも結実したキソチドリ。このくらいしっかりと実になっていれば種が飛ぶはずだ。


    心配していたのがこちら。数が少なくて結実してくれるのかどうか?深山のフタバラン。


    すべての株ではないが、大きなものはどうやら無事に実を結んでいるようだ。


    オサバグサの葉はこの季節でも青々としている。この場所では見頃の頃に訪れていないので、来年は訪れてみたい。

 そのほかに今年は良い時期に訪れたものの風に揺れて撮影がままならなかったクモイコザクラ、まだ花を確認していないヒゴタイの仲間、ミヤマダイモンジソウ、ユキワリソウなど、この尾根ではまだ撮影出来ていない花がたくさんある。おそらく他にもまだ見ぬ花が眠っているだろう。来年は時間と体力の許す限り、この尾根を攻めてみたいと思う。

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雲海広がる月光夜 甲斐駒ケ岳黒戸尾根  平成29年10月8日ー9日

2017年10月10日 | 山梨百名山
 10月連休の甲斐駒ケ岳七丈小屋は紅葉真っ盛りということがあって激混雑することは承知していたのだが、どうしても撮影しておきたかった宿題があった。9月の連休にも訪れる計画を立てていたのだが天候に阻まれて入り口の竹宇駒ケ岳神社までは行ったものの気力が失せて登らずに終わっている。その宿題とは・・・甲府盆地の夜景はほぼ周辺の山から撮影を終えているものの、この甲斐駒ケ岳は撮っていない。それはこの山が険しいからでは無くて、古くから信仰の山として崇められている山で、石仏や祠が随所に立てられている。そのような神様が宿る信仰の山にテントを張って夜景を撮ることは不謹慎だろうと思っていたからである。かといって夜中に仙水峠側から登るのも大変だし、黒戸尾根はさらに長くて険しい。しかし、今年になってから花谷泰広さんが七丈小屋の小屋番をやるようになり、少しばかり無理が言えるようになってきた。おそらくは既に宿泊定員いっぱいになっているであろうが、無理を言って前日の午前中に電話を入れて頼み込み、なんとか泊めてもらえることになった。さらにもう一人、おまけ、いや本命(?)が追加となり、2人で小屋に泊めてもらうこととなる。

 足の遅い私は前日竹宇駒ケ岳神社の駐車場に車中泊し、朝6時から歩き始める。連れは足が速いので1時間少々遅れて出発したが、刃渡りの鎖場のところで追いついて来た。そこから先は一緒に歩き、午後2時に七丈小屋到着した。小屋まで8時間かかったことになるが、私としては予定通りの時間である。少しばかり足が痛くなった。夕食は3回に分けて出され、この小屋の定番メニューである揚げたてのエビフライが振舞われた。そのクリーミーな揚げ加減と絶妙な味、今までに食べたエビフライの中で一番おいしかった。

 食事が終わって後片付けのお手伝いを終えて外に出ると、ものすごい星空が広がっていた。登って来る時はずっと霧に巻かれて展望はいまひとつだったが、夜になってから回復してきた。月の出は7時半ごろ、それまでの間は月明かりに邪魔されず素晴らしい天の川を眺めることが出来た。小屋で知り合った女性数名を誘って星空の観察会を始める。星空の撮影をレクチャーするが、うまく設定できないカメラもあった。連れはいずこへ?と思ったら私の目の前でしゃがみこんで撮影していたのが連れのるたんさんだった。撮影に誘っておきながらすっかりほったらかしにしてしまった。


    七丈小屋の上に立ち昇った天の川。肉眼でもはっきりと見えるMilky Wayが空を横切った。

 これならばきっと明日は素晴らしい景色が見られるだろう。期待に胸躍らせて、8時には早々に寝る。

 目覚ましは2時にセットしたのだが、電源を切ったはずのGPSが誤作動を起こしたらしく、12時ごろから鳴り始めたらしい。枕元に置いてあったのに睡眠薬でぐっすり眠っていた私は全く気付かず、隣で寝ていたるたんさんが見るに見かねて未明1時に起こしてくれた。GPSの電池を抜き取ってようやく鳴り止んだが原因は良くわからない。その後少し横になったが寝ていられるような時間ではなく、1時半に起き出して2時前には小屋を出発した。月明かりで星はあまり輝いていないが、澄んだ夜空が頭上に広がっている。そして目線の下には一面の雲海が広がっている。なんと素晴らしき景色なことか。文句無し、今日はいただき!頂の景色である。


    七丈小屋テント場から見る景色。雲海が広がり、空にはおおいぬ座シリウスが輝いている。


    8合御耒迎場。鳳凰山と富士山が見えてきた。空にはおおいぬ座が昇る。


    静かに躍動する雲海。遠くに見えるのは八ヶ岳。


    甲斐駒ケ岳の上に輝く17夜の月

 いくら撮っても撮り尽くせないほどの素晴らしい月光夜だった。本日の目的地は鉄拳の立つ大岩がある9合目付近である。月光に照らされた鉄拳の大岩とその彼方に立つ鳳凰山と富士山、さらにその裾野に広がる甲府盆地の夜景を撮るのが今回の最大の目的であり数年来の宿題である。急登の岩場と鎖場を慎重に越えて大岩の下の展望地に午前4時半に到着した。水平線が少し明るみ始めて薄明が始まっており、ひときわ明るい金星が昇って来ていた。そのすぐ上にはオレンジ色の火星も輝いている。雲海の上に広がるこのうえない極上の景色となった。


    雲海広がる月光夜。明るい星は金星、そのすぐ上に輝いているのが火星。


    空高く昇ったオリオン座と冬の大三角形。そして北岳の左側に輝く星は・・・


    北岳に輝くシリウスとカノープス。月明かりをものともせずカノープスが写ったが、肉眼では確認できなかった。単純に私の視力が悪いだけだろう。


    雲海踊る月光の鳳凰山

 その先、三脚を担いだまま岩を登ろうとしたのだが見事に失敗して1.5mほど滑り落ちて転倒した。幸い大事に至らず、膝を少し擦りむいた程度で済んだ。5時、目的地到着。夜明けまであと45分ほど、水平線はすっかり明るんで星の輝きは消え始めている。それでも明るい金星は煌々と輝いて見える。


    鉄拳立つ大岩の夜明け。右に鳳凰山と富士山、左には金星が輝く絶妙の1枚(自画自賛)。


    場所を変える。予定では鉄拳の向こうに甲府盆地の町灯りが広がるはずだったが、今回は雲海になった。


    黎明の鳳凰山と富士山


    雲海の上に広がる光のグラデーション。もうすぐ朝日が昇る。


    雲海の日の出


    同上


    躍動する雲海に射す朝日


    雲海広がる八ヶ岳

 山頂で日の出を迎えようとする登山者にはたくさん追い抜かれたが、この界隈で日の出を迎えたのは私一人だけで、ほぼ独占した景色である。るたんさんには別の指令を出していたのだが、これほどの景色になるのであれば一緒に連れてきた方が良かったかと少しばかり申し訳なかった。

 これだけの景色を見てしまうと、もはや腹いっぱいで甲斐駒ケ岳山頂は行かなくても良いかなとも思ったが、時間も早いことだしちょっと立ち寄って・・・などと思ったらちょっとどころではない。この先も気が抜けない急登の連続、いつものごとくヘロヘロになって山頂に到着、午前7時だった。既にたくさんの登山者が登って来ている。るたんさんとは途中で合流して山頂まで同行した。ゆっくり休んだ後、るたんさんは仙水峠に下山、私は小屋に置いて来た荷物を回収して長い黒戸尾根をテクテクと下山した。


    紅葉の黄連谷と日向八丁尾根。いつかあの尾根を周回して歩ける日が来るのだろうか?体力的に不安がある。


    雲海に昇る朝日


    山頂石碑と北岳


    躍動する雲海に浮かぶ鳳凰山と富士山


    紅葉の早川尾根と北岳。栗沢山からアサヨ峰にかけてはもう上部の紅葉が終わっている。


    紅葉の仙丈ケ岳


    鋸岳と乗鞍岳、北アルプス


    申し分無い景色に疲れは・・・吹き飛ばない(笑)。

 さて、長い黒戸尾根の下山だ。7時40分から下山開始するが、見ごろを迎えた甲斐駒ケ岳の紅葉、さらにはこの雲海の景色、もったいなくてそんなに早くは下山できない。あちらこちらで三脚を取り出しては撮り歩き、七丈小屋に到着したのは10時だった。


    雲海に昇る太陽


    同上


    紅葉と鳳凰山


    紅葉盛りの甲斐駒ケ岳。8合目付近からPLフィルターを効かせて撮影。


    8合御耒迎場

 七丈小屋でココアをご馳走になりしばし休憩させていただき10時半から下山開始する。途中で超特急のごとく私を抜き去っていった七丈小屋の花谷君は小屋から1時間半で竹宇駒ケ岳神社まで下るそうだ。さすがに世界的なクライマーはレベルが違い過ぎる。私は5時間かかってようやく下山、3時半に駐車場に到着した。汗だくで完全に脱水状態のうえにかなり眠い。自宅に帰って体重を計ると2㎏以上も体重が減っていた。(3日もすれば戻るだろうが・・・。)

 素晴らしき雲海の景色に出会えた今回の山行は先月の鳳凰山と並んで今年のベスト山行になるだろう。しかし・・・宿題であった甲斐駒ケ岳からの甲府盆地の夜景は片付かずに終わってしまったわけで、また来年に持ち越しである。
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パール不発、しかしうろこ雲が流れた夕富士 猪之頭林道  平成29年10月5日

2017年10月06日 | 番外編
 10月3日から撮影場所をカシミール3Dで計算して狙っていたパール富士だが、10月3日は富士山は出たものの肝心の朝霧高原撮影地に向かうと霧に巻かれて何も見えず、1カットも撮らずに不発に終わった。4日は中秋の名月で、ふもとっぱらの池に映るダブルパール富士が撮影できる絶好の日だったが、想定外の曇り空で富士山山頂はとうとう姿を現さなかった。そして5日のこの日、午後から富士山ライブカメラとウェザーニュースの雲画像を見ながら出かけるかどうか迷っていた。ライブカメラではどの角度から見ても富士山は雲の中だ。しかし、空を見ると西の空が晴れて青空が広がり、南アルプスがくっきりと見えてきている。これならばチャンスがあるのではないだろうか?午後3時過ぎ、甲府を出発して猪之頭林道に向かう。

 途中の精進湖に抜け出ると、裾野を雲に巻かれた富士山がドンと姿を現していた。裏側に雲が出ているものの、明らかに天候が回復してきている。これならば行けるのではないか・・・心が高まる。猪之頭林道の最上部に4時45分到着する。先客が居るだろうと思っていたのだが誰もおらず、富士山のいちばん良く見える場所を確保して三脚を立てる。その後も誰も来ることなく、独占して撮影に没頭することになった。夕陽に照らされた富士山が大きくたたずんで見える。


    雲海に浮かんだ夕富士。裏側に雲が出ているが天候回復しつつありこれはいただきだろうと思ったが・・・。


    午後5時40分、日没後の富士山。空にはうろこ雲が広がったがほとんど焼けず。パール富士まであと25分くらい。


    こちらが600㎜望遠レンズ画像。この場所からだと剣ヶ峰の真上に月が昇り、建物の上に月が乗るような画像になるはずだ。


    時刻は6時を回った。富士山の裾野が薄オレンジ色に染まっている。そろそろ月の出る時間だが?


    待てど暮らせど月は見えず。どうやら空一面のうろこ雲に阻まれて見えないらしい。


    しかし、撮影した画像をモニターで見てみると、空一面にうろこ雲が広がり、面白い画像になっていた。


    月光うろこ雲広がる夕富士。もう月が昇っている時間。うろこ雲を透かして雲が輝いているのだろう。


    雲を透かして月が見えるだろうと予想していたのだが、思ったよりもこのうろこ雲は厚そうだ。


    6時半になると黒い雲が迫り、うろこ雲は見えなくなってきた。


    トンネルパール富士は失敗。パクリですが。

 パール富士は失敗に終わったが思いもよらぬ富士山上に広がった夕暮れのうろこ雲を見ることが出来た。十分に満足して撤退である。


    別の場所から、駿河湾の明かりと富士山


    精進湖に立ち寄ると、雲間から一瞬だけ月が姿を現した。

 この時期の十五夜以降の月は昇って来る時間帯が遅く、パール富士の撮影には向かなくなる。しかも天候が悪い。11月以降の富士山に雪が積もった頃に期待である。
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山梨県北部の草原を訪れる  平成29年10月4日

2017年10月06日 | 花・花・花
 鹿の食害で植物が激減し、この草原の売りでもあったレンゲツツジまで瀕死の状態まで追い込まれてしまったこの草原だが、広範囲に保護柵が設置され著しい復活を遂げた。昨年も訪れているが花の時期に遅れてしまい、今年もまた出遅れてしまった。まだ咲き残っている花を求めて草原を散策してみた。


    咲き残っていたマツムシソウ。草原は良い意味で草ボウボウになっている。


    どっさりのタムラソウ。盛期に訪れればさぞかし見事だっただろう。


    色の鮮やかなタムラソウ。


    セイタカトウヒレンもたくさんある。


    咲き残っていたセイタカトウヒレン。


    この季節の草原内で普通に見られるアザミ。ノハラアザミ。


    総苞にクモ毛があり、総苞片は開出し粘らない。粘るのはノアザミだが、花期が少し早い。


    痛み始めているが前出のノハラアザミとは葉の形が違う。


    総苞にクモ毛あり、総苞片は大きく開出している。これはおそらくモリアザミ。根はみそ漬けや粕漬にして食用となり、別名ゴボウアザミ。


    リンドウ満開


    ヤマラッキョウとノコギリソウ

 そして、やっと発見した一番の目的の花、細い葉のツルリンドウは満開の見ごろを迎えていた。


    出会えました。細い葉のツルリンドウ。


    何故にこんな風で倒れてしまう草に好んで巻き付くのか?


    風に揺れて撮影に一苦労。


    華奢だが上品な美しさがあるこの花。


    ちょうど見頃を迎えていた。


    珍しく開いている花があった。


    風に揺れてなかなか撮らせてくれず、ようやくこの程度。マクロレンズ接写は全て失敗。

 保護柵で囲われて今年で3回目の秋を迎えると思う。復活した草原を見ると元気がもらえる。私も頑張らないといけない。
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富士川町の林道巡り  平成29年10月1日

2017年10月05日 | 番外編
 身延山のダイヤモンド富士撮影後、ロープウェイを使って下山したのは午前7時半だった。コンビニに立ち寄って朝食をとった後、高下から入って富士川町の林道を櫛形山まで富士山展望地を廻ってみることにした。一旦は雲に巻かれて隠れてしまった富士山だったが、10時過ぎから再び姿を現した。


    高下から立林に抜ける林道沿いにある展望所。あまり手入れされておらずススキが茫々に生えているがそれがまた良いのかも知れない。


    ススキと富士山の展望


    秋の気配

 朝早かったのでこの場所で30分ほど仮眠して、さらに展望を楽しみ1時間ほど費やした。さらに赤石温泉の脇を抜けて櫛形山に行く。


    赤石温泉近傍にある展望所。紅葉すればこの谷は美しいだろう。


    町灯りがカットできるこの場所は星空の撮影には向いていそうだ。


    さらに櫛形山の展望台に行く。これは丸山林道下側の展望台。カラマツが紅葉すれば良い景色だろうが、光がうまく差し込むかどうかが問題だろう。


    丸山林道上側の展望台。こちらのほうが眺望は良いが、下の伐採地の景色はいただけない。ここをカットして撮ることになるのだろう。


    フジアザミと富士山。同じ場所から。


    さらに櫛形山林道を走る。この場所は夜景とともに富士山を撮影する名所。車が2台しか駐車できないのが難点。午後1時なのに既にキャンプの支度を整えたカメラマンが居た。

 午後1時半まで林道巡りして、雲が増えてきたところで撤退となった。今季撮影に行くかどうかは未定だが、老いて山を歩けなくなったらこのような場所を中心に撮り歩くことになるのだろう。
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身延山のダイヤモンド富士  平成29年10月1日

2017年10月03日 | 山梨百名山
 過去に2回、春の身延山ダイヤモンド富士撮影に訪れているがいずれも失敗に終わっている。その時は表参道を2時間半かけて歩いて登ったが、今回は来客があることもあってロープウェイを使って身延山を訪れた。昨日の夕暮れの様子から見てこの日のダイヤはきっと見られるだろうと予想していたのだが、的中して綺麗な富士山が姿を現してくれた。3度目の正直である。

 前日の夜は来客者と一緒に接待を受けて豪華な夕食をご馳走になった。11時に寝て起きたのは未明3時、3時半に出発して身延山ロープウェイ乗場到着が4時半、5時からダイヤモンド富士のための臨時便が3日間運行される。既に20人ほど並んでおり、あと15分遅かったら始発便には乗れなかったかも知れない。撮影地に到着すると既に5人くらいカメラを構えている人が居た。歩いて登って来たという若者数人、車で山頂近くまで乗り付けてきたというカメラマンも居た。三脚を立てて場所を確保するが、思ったほどの混雑は無かった。


    夜明け前の富士山。空には金星が輝く。


    時折雲が流れて行くが撮影には支障無し。むしろこのくらいの雲が上空にあったほうが面白い。


    もうすぐダイヤモンドが輝き出す。本日は視界良好。


    こちらはもう1台のBorg36ED(絞り改造)レンズを装着したカメラ。


    ダイヤモンドが輝き始める。


    3度目でようやく見られた身延山ダイヤモンド富士。山頂中央の突起で若干割れて双子のダイヤになっている。


    距離の遠い身延山からだと強烈な輝きとはならないが、朝霧や竜ヶ岳とは全く違った輝きになる。


    素晴らしきダイヤモンドの輝き。


    Borgレンズはレンズの構築が単純なのでフレアやゴーストが出ないところが良い。


    その代わりに撮った画像は平面的で立体感に欠ける。しかし、ダイヤモンド富士を撮るにはきわめて都合の良いレンズであると言える。


    少し赤っぽい色が出てしまう難点もある。


    Canon75-200mm F2.8 はフレアが出やすい。かつ、虹色の環が一部に出るが、これはこれで良い絵になると思う。

 3度目でようやく撮影に成功した身延山ダイヤモンド富士。そういえば難峰笊ヶ岳のダイヤモンド富士も撮影に成功したのは3度目だった。たかがダイヤモンド富士、されどダイヤモンド富士。剣ヶ峰や白山岳で割れるダイヤモンド富士を含めると奥の深い写真撮影だと思う。

コメント (8)
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2日続けての割れるダイヤモンド甲斐駒ケ岳失敗 北杜市明野  平成29年9月29日・30日

2017年10月03日 | 圏外編
 割れるダイヤモンド富士が撮影可能ならば割れるダイヤモンド甲斐駒ケ岳も撮れるはずだ。しかも甲斐駒ケ岳の山頂のほうが肉眼的には尖って見えるので、富士山の剣ヶ峰よりは簡単に撮れそうに見える。問題なのは夕方の空模様で、雲が湧いてスッキリと甲斐駒ケ岳山頂が現われる日があまり無いということだ。割れるダイヤモンド富士の撮影と同じようにカシミール3Dで太陽軌道を計算し撮影場所を場所をGPSに転送して比較的天候に恵まれた2日間、北杜市明野に撮影に出かけてみた。

 9月29日

 午前中の空模様は雲が多くていまひとつだったが、午後になると青空が広がり甲斐駒ケ岳が姿を現した。撮影場所の下見もしなければならないので少し早目の午後3時に甲府を出発して撮影可能な場所を探して回る。この日の甲斐駒ケ岳ダイヤは午後5時ごろ、場所はハイジの村近傍の道路沿いから撮影可能で、展望の良い道路脇が確保できた。しかし、甲府を出発する時は姿が見えていた甲斐駒ケ岳は午後4時を過ぎると雲が湧き始め、肝心の時間には山頂が完全に雲隠れしてしまった。


    湧き出た雲の間に姿を現した太陽。甲斐駒ケ岳山頂は雲の中。


    そろそろ甲斐駒ケ岳山頂に太陽がかかる頃だが、太陽のシルエットは雲に阻まれて見えず。撮影失敗。


    露出を変えると雲に巻かれた甲斐駒ケ岳が見える。雲を透かして太陽が見えるのではないかと目論んだが雲が厚過ぎた。


    富士山の見える場所に移動する。空には半月が昇る。下には太陽光発電パネルがずらりと並んでいる。


    富士山と半月


    明野から見る夕暮れの富士山


    さらに場所を移動して敷島郊外から見る甲府の町灯りと富士山


    同上

 富士山は丁度良く雲が巻いて良かったが甲斐駒ケ岳は雲で覆われてダイヤモンドは輝かず、敗退となった。


 9月30日

 1日違うと撮影場所は200mくらいずれる。前日下見しておいたのでこの日は広い道路から少し山のほうに登って細い道路脇から撮影を試みる。少し霞が出ているものの、想定外の青空が広がってくれて絶好のダイヤモンド撮影日和となった。


    夕陽傾く甲斐駒ケ岳


    甲斐駒ケ岳に夕陽がさしかかる。


    想定していたよりも左に沈んで行く・・・


    位置が若干ずれて甲斐駒ケ岳山頂の左に夕陽は沈んでしまった。

 ファインダー越しに位置がずれているのが確認出来たので右に寄ってカメラを構えた時、チカッと山頂で2つに割れる太陽を肉眼で確認出来たがカメラを構えた時には既に太陽は沈んだ後だった。軌道計算が5mほど狂った。GPSに正しい位置を記憶させて次回は軌道を修正して再チャレンジである。


    夕陽が沈んだ後の甲斐駒ケ岳。なんとなく影甲斐駒ケ岳が写っている。


    特筆すべきはボーグレンズのピントが合った時の解像度。トリーミングすると山頂の祠と左側ピークの石碑らしきものが写っている。


    場所を移動。残照の富士山。


    夕焼け雲流れる富士山。

 撮影には失敗したものの、割れる甲斐駒ケ岳ダイヤモンドは撮影可能であることが肉眼で確認出来た。時間にして2秒間くらいではないだろうか。今シーズンの秋から冬の間に撮影成功させたいと思っている。
コメント (2)
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