日当たりの良い石垣の間や岩壁を好んで生育する常緑性のシダである。小さい根茎から小形の葉が多数集まって出る。葉面は卵状五角形で角が張っており、厚い角質で褐緑色である。裏側は白い粉が一面に付着し白くなっており、ソーラスは葉の辺縁に包み込まれるように付着する。常緑性のシダではあるが冬期は乾燥から身を守るために葉を丸め、枯れているように見える。山梨県では甲斐市や北杜市の限られた場所に生育し、個体数はあまり多く無い。
2018年山梨県絶滅危惧ⅠA類(CR) 2017年環境省絶滅危惧Ⅱ類(VU)

葉を展開し始めたばかりのヒメウラジロ 令和2年3月 甲斐市で撮影

同上 葉の裏側は白粉が付着して白い。ソーラスは葉の辺縁に包み込まれるように付着する。

同上 石垣の間に生育したヒメウラジロ。石灰岩地を好み、この石垣は石灰を含んでいるのかも知れない。

令和2年6月 同じ場所で撮影。6月になると新しい葉を展開し始めていた。

同上

同上 白い葉裏と辺縁のソーラス

同上 富士山と一緒に撮影したかったがなかなか良い状態の時にめぐり逢えない。

令和2年1月 同じ場所で撮影

同上。冬季は乾燥から身を守るために葉を丸めていて枯れているように見える。

白い葉裏とソーラス
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2018年山梨県絶滅危惧ⅠA類(CR) 2017年環境省絶滅危惧Ⅱ類(VU)

葉を展開し始めたばかりのヒメウラジロ 令和2年3月 甲斐市で撮影

同上 葉の裏側は白粉が付着して白い。ソーラスは葉の辺縁に包み込まれるように付着する。

同上 石垣の間に生育したヒメウラジロ。石灰岩地を好み、この石垣は石灰を含んでいるのかも知れない。

令和2年6月 同じ場所で撮影。6月になると新しい葉を展開し始めていた。

同上

同上 白い葉裏と辺縁のソーラス

同上 富士山と一緒に撮影したかったがなかなか良い状態の時にめぐり逢えない。

令和2年1月 同じ場所で撮影

同上。冬季は乾燥から身を守るために葉を丸めていて枯れているように見える。

白い葉裏とソーラス
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