オオヤマカタバミを観察に行った時間帯は小雨が降ったがほんの一時だけで下りてきたら雨は止んで少し青空が見えてきた。ではもう1ヶ所、昨年ヒメスミレを見つけた甲府市内にある神社に行ってみよう。ヒメスミレは山梨県では比較的珍しいスミレで、3~4年前に初めて身延町で見つけたのが最初の出合いだが、昨年は笛吹市および甲府市の2ヶ所で生育しているのを発見した。小さくて見つけにくいだけで、意外とあるのかも知れない。

大部分がまだ蕾だったが、気の早いシランの花が咲いていた。

モジャモジャした白い花が咲いている。

これはヒトツバタゴ(別名ナンジャモンジャ)の花であろう。

桜の花びらに混じって咲いていたタチツボスミレ

神社の境内の片隅に咲いていた小さな濃い紫色のスミレ

ちょうど見ごろになっていたヒメスミレ

後ろに見えるのはタチツボスミレで、大きさは半分くらいしか無い小さなスミレ

花弁は濃い紫色

側弁には毛が生えている。

周辺を散策していたら面白いものが生えていた。地面を這うように枝を伸ばしている。

オオイヌノフグリよりは小型。5~6株発見した。

花はもう終わってしまっているが小さな白い花のかけらが残っている。これはイヌノフグリであろう。

こちらは普通のスミレ

まだ蕾だが、これはタカサゴソウのはずである。

ノコギリ状の葉のものもある。これは先日金川の森で見てきたものとそっくりである。
ヒメスミレはちょうど良い時期に訪問することが出来た。イヌノフグリと思わしきものは全くの偶然に発見したもので、来年花を確認に来たいと思う。見ておきたかったのがタカサゴソウの葉であるが、ヘラ状の鋸歯の少ない葉とノコギリ状の葉の2種類を出すようである。金川の森で見たものもおそらくはタカサゴソウなのではないかと思えてきた。花の咲く頃に再訪して確認する必要がありそうだ。