山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

晩秋の三ツ峠へ  令和3年11月27日

2021年11月30日 | 番外編
 別の山に行く予定だったのだが中止となり、急遽三ツ峠に行くこととなった。


    三ツ峠の御坂側登山口は想定外に車がたくさん止まっていた。


    10時ごろに三ツ峠山荘に到着する。雲を棚引かせた富士山が出迎えてくれる。


    本日の目的は保護柵のかさ上げ作業。


    延長ポールを柵に継ぎ足して有刺鉄線を張り巡らせる。


    完成した保護柵。

 想定した以上に鹿のジャンプ力は高く、設置していた保護柵を飛び越えて柵内に侵入する鹿がいるらしい。そこで今回のかさ上げ作業が必用となり、手伝いに参加した。午前・午後と作業を行い、なんとか夕暮れの前に保護柵全周のかさ上げ作業を終えることが出来た。


    夕暮れの富士山。雲がほんのり赤く染まった。


    日が暮れた三ツ峠山頂に登ってみる。


    三ツ峠山頂


    東側には綺麗なアースシャドウが現れた。


    夕暮れの富士山。町灯りが灯り始める。


    宵の明星、金星が輝く。


    夕空に輝く金星


    木星も輝き始めた。


    他の星が輝き出す5時半過ぎまで待ってから下山開始する。

 日没過ぎまで待つ予定では無かったのだが、折角金星と木星が夕暮れの空に輝いているのに、これを見ないで下山するのはもったいないので、暗くなるまで待ってから下山した。うっすらと天の川が見えていたのだが、星撮り用の広角レンズは持って来ておらず、撮れなかった。そもそも本日は星撮りの予定はしていなかったため、不覚にもヘッドライトを車の中に置き忘れてきてしまった。三ツ峠山荘で明るい携帯用LEDライトをお借りしての下山となった。

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アカハナワラビとオオハナワラビ 竹宇駒ケ岳神社界隈を散策  令和3年11月25日

2021年11月26日 | シダの仲間
 アカハナワラビの葉が紅葉している頃だろ思う。花仲間とともに竹宇駒ケ岳神社界隈のアカハナワラビを見に行ってみる。


    竹宇駒ケ岳神社


    もう胞子穂が傷んでしまっているアカハナワラビ


    こちらはまだ胞子穂が残っている。この場所のアカハナワラビは背が高い。


    紅葉したアカハナワラビの葉。辺縁は細かい鋸歯状である。


    こちらはオオハナワラビ。すぐ下に見える葉はアカハナワラビである。


    オオハナワラビは葉の辺縁が紅葉する。鋸歯はアカハナワラビほど細かく無い。


    見たかったのは木に着生するこのシダである。


    スギラン。空は曇り空で強風が吹き荒れ、撮影条件がいまいちだった。晴れた良い日に際写したいと思っている。

 スギランは高い木の上に着生するシダで、個体数が少なくなかなか見つけずらいシダである。よくぞこの場所で花仲間は見つけてきたものである。凄い!

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通行止めだらけの我が家の裏山 積翠寺東山界隈  令和3年11月24日

2021年11月26日 | 番外編
 春の恒例になっていた我が家の近傍の低山であるが、今年になってから2度遭難騒ぎがあった。こんな近場の低山で何故に?と思っていたのだが、今回久しぶりに歩いてみると以前とはずいぶん様子が変わっていて、道迷いしてもおかしくないことが分かった。


    自宅から歩き始める。まずは前に見える要害山の裾野を巻いて深草観音、さらに岩堂峠に向かう。


    岩堂峠と要害山の分岐点


    登山道脇に生えていたアカハナワラビ


    深草観音


    岩に生えていたイワトラノオを上から見下ろす。


    こんなのも岩に付いていた。


    ウチワゴケ。こう見えてもシダの仲間である。


    岩堂峠に到着。自宅から2時間ほどかかった。

 岩堂峠までは迷うところは全く無いが、問題はここから先である。


    いつもは巻き道を使っていたが、今回は尾根道を歩いてみよう。と思ったら通行止めのテープ。GPSで方向確認してテープの脇から尾根に取り付く。


    はっきりした道は無いが歩けない尾根では無い。


    鬼山に到着。このあたりに探し物のホザキヤドリギがあるのではないかと思ったが見つからず。


    鬼山からの下りは急斜面で道は無い。慎重に通過して道標のところまで下りる。朽ちていて字が見えず、岩堂峠・深草観音方向の看板だけ残っている。


    たぶん大岩園地方面に行く道であろうが通行止め。


    鹿穴のピークを巻いて隣の峠まで行く。ここから大岩園地方向に行くはずだったが、またしても通行止めの看板。

 大岩園地方向に行きたかったのだが、どこを通っても通行止めのテープと看板ばかりである。自宅方向に行くには大岩園地か武田神社方向に行かなければならないのだが、着いた峠の看板だと大蔵経寺山方面か、戻って岩堂峠に行くかのいずれかの選択肢しか無いことになってしまう。再びGPSで方向を確認して、通行止めを無視して大岩園地に向かう。


    綴ら折れになった道は落ち葉が積もって分かりずらいが、テープがついていて歩けない道では無かった。


    この先に進みたかったが・・・またしても通行止め。

 大岩園地の分岐点までやって来た。その先の巻き道らしきものは通行止めである。大岩園地を越えて行こうかと思ったのだが、そこに付いていた看板がこれまた奇怪なものだった。写真を撮り忘れたが、大岩園地の他に武田神社・深草観音と書かれている。深草観音と武田神社はかなり離れていて積翠寺から見ると全く逆の方向である。何故にこの2つの場所が同じ方向の矢印で示されているのだろうか?またまたGPSで方向を見るが、どう見てもかなり離れている。では、どうなっているのか歩いてみよう。最初は普通の道だったが、途中は細くて頼りない道になっていた。そして抜け出たところは・・・武田の杜遊歩道の途中だった。武田の杜遊歩道で右に行けば深草観音、左に行けば武田神社ということだったようだ。それにしても分かり難い看板である。道迷いしてもおかしくないような看板だと思う。


    武田の杜遊歩道に抜け出たが、ここにもロープが張られていた。


    その先の道標にも通行止めの看板。どこを歩いても通行止め、どうやって歩けというのか?


    カイイワカガミを発見。


    想定外の大群落があった。春になったら花を見に来てみよう。


    武田の杜遊歩道からバリアンスルートを短絡する。この辺りは開墾地だったようだ。


    大きなシダが目に付いたので近付いてみると、驚きのリョウメンシダ。


    しかも結構な個体数がある。県南部に行かないと見られないかと思っていたシダが、まさかの裏山に生えていた。


    自宅近くの側溝の中には今ごろになってもオオカワヂシャが咲いていた。

 GPSを持っていなかったら歩き慣れている私でも道迷いしそうな山道だった。道迷いで遭難者が出ても全くおかしく無いと思った。予定していた大岩園地には登って来なかったので、またそのうち別ルートを歩いて登ってみたいと思う。

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月食の月昇る 南部町大島峠  令和3年11月19日

2021年11月21日 | 月富士
 前日のパール富士に続いて、本日は富士山の上に昇って来る98%欠けた月食の赤い月を狙う。撮影場所は前日とほぼ同じだが、もう1段高い山の上から狙ってみる。昨日はカメラ2台だったが、本日はカメラ3台と簡易赤道儀をザックに詰め込み、20㎏ほどの荷物を担いで現地まで行く。久しぶりの重い荷物は肩に食い込むが、すぐに慣れた。峠のところの看板には大島峠と書かれているのだが、地図上の大島峠はさらにピークを越えたその向こうになっている。いちおう大島峠で撮影ということにしておく。


    現地到着。スッキリとした夕空を期待していたが結構雲が多い。


    簡易赤道儀をセットしながら待っていると、想定外に焼けた富士山が見え始めた。


    赤く焼けた富士山。


    空も赤く焼けた。


    西側の空は真っ赤だった。

 赤く焼けたこの夕景で運を使い果たしてしまったのではないかと思うほどに素晴らしい日没の景色だった。

 陽が沈み、時刻は5時を過ぎた。もう月が昇り始めているはずだが、雲に阻まれて月が姿を現さない。富士山上部の高さでようやく雲を抜けた月が姿を現した。もうだいぶ欠けた月が雲を透かして肉眼で見える。


    雲を抜け出て姿を現した月。もう半分以上欠けている。


    少し赤くなった月食の月。暗めに撮影しないと赤い部分が消えてしまう。


    もうすぐ最大食の月になるはずだ。雲に阻まれてなかなか綺麗な月食の月が見えない。


    食の最大の頃の月。薄雲に阻まれて鮮明な月食の月にはならなかった。


    最大食が終わった頃の月


    食が終わると赤い部分は広角レンズでは写らなくなってしまう。

 2台目の広角レンズをセットしたカメラは露出を3段階で撮影するようにセットして、あとはタイマーリモートコントローラー任せでオート撮影する。







 これらの画像で比較的月が良く写っていたものを集めて比較明合成してみた。空が晴れればもっとくっきりと月の満ち欠けが撮れたのかも知れないが、光が拡散してしまった。


    月食の月 比較明合成画像。途中で三脚を誤って蹴飛ばしてしまい、位置が少しずれた。

 さらにもう1台のカメラは400㎜望遠レンズをつけて赤道儀に乗せて追尾撮影した。北極星が見えず、アストロレーサーに乗せておおまかな極軸合わせだったがそれなりに写ってくれた。








 これらの画像をphotoshopで合成してみると、なんとなく地球の影が投影されている様子が伺える。


    比較的まともに撮れた5枚を合成。円形の地球の影が投影されている様子が伺える。

 雲に阻まれて撮影条件は悪かったが、それでもそれなりの月食の月が撮れたのではないかと思っている。次は来年の11月に皆既月食があると聞いたような気がするが、聞き間違えかも知れない。次はもっと良い画像が撮れるようにトレーニングしておきたいと思う。

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月食の月(速報)  令和3年11月19日

2021年11月20日 | 月富士
 雲に阻まれてなかなか見えてくれませんでしたが、なんとか撮影して来ました。


    赤道儀で追尾


    トリーミング画像。薄雲の中に現れた月で霞んでます。


    富士山の上に昇った月食の月
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月光の昇仙峡ナイトハイク  令和3年11月18日

2021年11月19日 | 渓谷
 紅葉が見ごろを迎えている昇仙峡は日中訪問すると平日でも大混雑である。平日の午後ならばあまり混雑していないかと思って数日前に行ってみたが、駐車場がいっぱいで路上駐車の車がずらりと並んでいた。人の多いところは苦手だし、混雑していると写真が撮りにくいので撤退してきた。そこで今回出かけたのは月齢14の明るい月が照らす夜の昇仙峡である。夜中に歩いている物好きはまず居ないはずである。7時半ごろに昇仙峡の駐車場に到着し、月光のナイトハイクを楽しむ。


    月光照らす羅漢寺山。紅葉はまだ見頃である。


    見上げる岩峰と覚円峰


    紅葉と岩峰


    もみじの紅葉と覚円峰


    木星輝く谷


    月光照らす渓谷の岩壁


    橋に到着したが、その向こうの明かりは?


    仙娥滝はライトアップされていた。


    ライトアップされた仙娥滝


    色が不自然になってしまう。


    月明かりを使ってナチュラルに撮りたかったのだが、ちょっと残念。


    覚円峰と紅葉の渓谷

 渓谷の中を歩いている物好きは私一人だけで、独占状態で撮影してきた。レンズは2本持って行ったが、暗いところでのフォーカス合わせは難しいので、使い慣れている16㎜と24㎜の焦点のみを使って撮影した。肉眼では紅葉は見えないのだが、撮影してきた画像を見てみると、なかなか綺麗に色付いていた。存分に楽しんだナイトハイクだった。

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金色の月昇る 三石山林道  令和3年11月18日

2021年11月19日 | 月富士
 明日の月食の下見の意味もあって、南部町の三石山林道にパール富士撮影に出かけた。三石山林道といっても山梨県ではいちばん長い林道と言われており、今回出かけたのは佐野峠から思親山と反対方向に林道を登った場所である。現地到着まで1時間以上かかるのではないかと思っていたのだが、そんなにはかからなかった。植林帯の保護ネットが張り巡らされていて、少し高い斜面に登って三脚を立てるが、風が強くて焦点距離の長いレンズはブレてしまう。木の切り株があったので、それを利用してブレないように三脚とカメラを設置した。到着した頃は薄雲だったが、やがて富士山山頂付近に大きな雲が湧き始めてしまう。果たしてパール富士は撮れるのか?


    佐野峠の富士山。スッキリした青空ではないが富士山は良く見えていて薄雲がかかっているだけである。今日はいただき、と思ったが・・・


    撮影予定地に到着した頃には富士山の裾野に雲が湧いており、まずいことに山頂に笠雲のような雲が湧き始めた。


    さて、これで月は現れるのか?


    富士山中腹に夕陽が差し込んでいる。


    残照富士


    雲は少し右に寄ってきたが、富士山頂に月が現れるかどうか?微妙である。


    残照が終わった頃に月が剣ヶ峰の上に現れたが・・・残念ながら雲に阻まれた。


    雲間から現れた金色の月


    雲を抜け出た金色の月


    あっという間に離れて行く。


    もう1台のカメラの残照富士








 富士山剣ヶ峰に月が乗るところは撮影出来なかったが、これだけ美しい金色の月が見られれば上出来だったと思う。


    佐野峠あたりで明日の月食を撮影すると、赤い月と富士山はこんな感じになるはずだ。

 さて、明日の月食はどこで撮影するか?まだ悩んでいる最中である。明日はカメラ3台と赤道儀を使って月を追尾撮影する予定なので、かなりの重さの荷物を担ぐことになる。あまり遠くまで歩く場所は避けたいが・・・。


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月と木星と金星が輝いた夕暮れ 甲府市白山展望台  令和3年11月13日

2021年11月16日 | 渓谷
 一昨日は木星の下に月が輝く構図だった。昨日は月と木星が並んでいたはずだが、夕方は雲が広がって観察には不向きだった。この日は月が木星よりも高い位置に登り、さらに土星、金星が斜めに並ぶ構図になるはずである。曲岳で日没まで待つという選択肢もあったのだが、とてもそんな根性は無く、下山後に手軽に行ける千代田湖の上にある白山に登ってみる。


    月光照らす八王子神社


    八王子神社(白山山頂)から見る甲府盆地の夜景と富士山


    空には月と木星が輝く。この場所からだと右側の木が邪魔になって金星は見えない。


    甲府駅周辺の高層ビル(高く無い?)が見下ろせ、その向こうに富士山が立つ。


    場所を移動する。白山展望台の展望岩と向こうには金星が輝く。


    甲府盆地に輝く月と木星・金星。目立たないが土星も輝いている。


    縦位置で月と木星


    甲府盆地の夜景越しの富士山。月明かりをライティングに使ってもう少し富士山がくっきりと写るかと思ったのだが、半月だまだ暗いようである。


    甲府盆地越しの夜富士


    静寂な夜の千代田湖。左側に輝いているのが金星。

 甲府盆地の輝くばかりの町灯りの上に昇った月と木星・金星はそれなりに素晴らしい景色だった。ただ、あまり苦労して登っていない分だけ、黒岳から見た景色のほうが印象深く残っている。

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秋晴れの富士山 曲岳  令和3年11月13日

2021年11月15日 | 山梨百名山
 甲府市郊外の湯村山周辺は紅葉が見ごろになっているが、茅ヶ岳をはじめとする奥秩父の山々や御坂山塊では山上の紅葉はもう終わってしまっている。紅葉を楽しむには少し遅いが、スッキリと澄んだ富士山が朝からずっと見えているので、曲岳に富士山を眺めに行ってみる。曲岳から見る富士山は手前にある太刀岡山とのバランスが良く、紅葉の時には絶好の撮影場所である。太刀岡山に陽が差し込むのは午後のほうが良く、かつPLフィルターを効かせるには午後3時ごろが良い。その時間を狙って、午後1時ごろに北側にある八丁峠短絡路から入山する。


    もうすっかり葉が落ちて晩秋の様相を呈している八丁峠。


    曲岳に向かう前にちょっとシダを見に立ち寄る。冬の乾燥から身を守るために葉を丸めているオシャグジデンダ。


    この界隈のカラクサシダは極小のものが多い。


    カラクサシダ。個体数はそこそこにある。


    新調したRF30mmマクロレンズ。接写はこれが限界。


    裏側にはソーラスが山盛りになっていた。


    木々の向こうに聳え立つ曲岳。この先が試練の急登になっている。


    曲岳山頂到着。予定通りの3時10分前に到着。


    山頂直下の展望台からの眺望。手前のカラマツ林にはまだ紅葉が残っているのではないかと期待していたが、もうほとんど終わっていた。


    太刀岡山の周辺にまだ少し残っていた紅葉


    曲岳から見る富士山はひょうたん島のような(知らない人が多いかも・・・)太刀岡山とのバランスが良い。


    さらにズーム


    さらに秋晴れの富士山をズーム

 展望台で撮影していると下から子供連れの方が登って来る声が聞こえた。登って来た人たちを見てビックリ!先頭でこの曲岳の急登を登って来たのは赤ちゃんを抱えてやって来たお母さん、続いて4歳の男の子、そしてお父さんが登って来た。よくぞ小さなお子さん2人を連れて急登を登って来たものである。ここに来る前に黒富士も登って来たそうで、本日は山梨百名山2座を家族4人で一気に制覇である。たいしたものだ。下山は山談義しながら一緒に八丁峠登山口まで下山した。紅葉には遅かったが天候に恵まれて綺麗な富士山を眺めることが出来て、さらに元気なご家族と出会えてこちらも元気をいただいた。

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晴天の富士山とヒメウラジロ  令和3年11月13日

2021年11月15日 | シダの仲間
 朝から真っ青な青空が広がり綺麗な富士山が姿を現した。今年の富士山はこの季節にしては雪化粧していて美しい。これならばヒメウラジロと一緒に雪化粧した富士山が撮れるのではないかと出かけてみる。


    紅葉の向こうに立つ雪化粧した富士山


    ヒメウラジロが生育する石垣に到着したが・・・


    もう冬支度でヒメウラジロは葉を丸めているうえにアメリカセンダングサがはびこっていた。


    葉を丸めたヒメウラジロ。個体数は昨年よりも多そうである。


    まだ茶色くなっていないものもある。


    まだ少し青いヒメウラジロ


    こちらはほとんど冬支度のヒメウラジロ


    葉裏の辺縁に付着する胞子嚢群


    下から見上げるヒメウラジロ


    トキワトラノオ

 今回は新調したEosRP用の35㎜マクロレンズを持って行った。それなりに写ってくれそうだが、ピント合わせが難しく使いこなすには少し時間がかかりそうである。ヒメウラジロと富士山を撮るには10月中に訪問しないと難しいようである。

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山梨大学構内の樹木  令和3年11月12日

2021年11月13日 | 樹木類
 出張で山梨大学を訪れた。昼休みが1時間ほどあったので、大学の構内を散歩してみる。学生食堂があり、ここで昼食にしようと思ったのだが開店するのが11時半、午後の仕事が12時からと微妙な時間だったので、学食はあきらめてコンビニの食事で済ませる。いろいろな木が植えられているが自信を持って分かるのはシラカシくらいしか無い。スマホで構内に生えている(植えてある)樹木を撮り歩いてきた。学生さんたちは変なおじさんが居ると思ったことだろう。


    良く見かける(と思う)が、こんな木も何だか知らない。図鑑で調べてみると、どうやらヒマラヤスギ(マツ科ヒマラヤスギ属)らしい。


    付いている実はこんな感じ。おそらくこれは雄花であろう。


    樹皮はこんな感じのうろこ状。


    松ぼっくり(?)がたくさん落ちているがたぶん雄花。雌花は前年の秋に受粉したものが翌年熟すらしい。


    これは先日の出張先でも見たシラカシであろう。


    どんぐりが付いているがだいぶ落ちてしまっている。


    こっちの葉がツルツルしているほうはマテバシイ(ブナ科マテバシイ属)であろう。


    どんぐりはこんな感じで細長い。


    幹は縦筋が目立つデコボコな感じ。


    この大きな木は南部町円蔵院で見た大木とたぶん同じもの。クスノキ(クスノキ科クスノキ属)であろう。


    実はまだ成っておらず、枝分かれした花柄が見える。そのうち黒くて丸い実が成るであろう。


    幹はこんな感じで縦の溝が目立つ。


    後ろの黄色い葉はイチョウだが、その手前にある木はエノキ(ニレ科エノキ属)であろう。


    球形の茶色い実が成っている。


    幹はこんな感じで溝は少なくザラザラした感じ。

 ざっと見廻ってこのような木々が生えて(植えられて)いた。少し進歩した気がする。

 ちなみにこちらは春に山梨大学関連施設の自然教育園に植えられていた巨木で、ドイツトウヒと思われる。


    大きな木が数本植えられていた。見たことが無い木である。


    枝が垂れ下がるように伸びている。


    幹は剥げ落ちそうな大きなうろこ状。


    驚いたのがこの松ぼっくり。バカデカい!

 山に行っても未だツガとシラビソの区別がいまいち、勉強してもすぐに忘れてしまう。ヤツガタケトウヒやその仲間を見分けられるようになるにはまだ道程が遠そうである。

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月と木星と金星が輝く夕空 黒岳ナイトハイク  令和3年11月11日

2021年11月13日 | 星空
 2日前には月と金星が接近し、昨日は木星と金星の間に月が輝いた。しかしいずれも天候が悪く撮影には出かけなかった。この日は月と木星が接近する日である。石割山の山頂で待てば月が富士山の山頂に沈んで行き、その上に木星が輝くという良い構図になるのだが、月が富士山頂に沈む時間が夜10時なので、翌日のことを考えるととてもそこまでは粘っていられない。そこでやって来たのがFUJIYAMAツインテラスである。ツインテラスから月と木星、さらに金星を狙っても良いのだが、折角なのでもう少し高いところから眺めたい。ということで、日没を少し過ぎた頃にツインテラスを出発して黒岳の山頂を目指す。


    新道峠の上にある展望台はそのまま手つかずの状態で残っていた。


    さらにその上の展望地。いよいよ木星と金星が輝き出した。


    黒岳山頂下のブナの木越しの富士山。


    縦位置で撮影。ブナの森に輝く月と木星


    月光の黒岳山頂


    黒岳展望台に到着。月と木星、金星の輝きが素晴らしい。


    富士山の真上で輝く月を捉えたかったが、途中で撮影しながら登って来たところ少し遅くなってしまった。


    月と木星・金星が輝く富士の空


    月の左上が木星、右側にあるのが土星


    金星がだいぶ西の空に傾いてきた。時刻は午後7時を過ぎた。ここまでで撤退する。


    うっすらと天の川が立ち昇った。黒岳山頂で撮影。


    月影


    スズランの森駐車場の星空。プレアデス星団が昇って来ている。

 どんべい峠側に下山したが、途中は落ち葉が積もって道が分かり難いところがあり、慣れた黒岳ではあるが少しばかりルート探しに苦労した。午後8時、ほぼ予定した時刻に下山となった。久しぶりの山上ナイトハイクは天候に恵まれて素晴らしい星月夜を楽しむことが出来た。

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夕暮れの新道峠  令和3年11月11日

2021年11月13日 | 月富士
 FUJIYAMA TWIN TERRACEなるものが完成して新道峠は車で入れなくなった代わりに、無料のバスが運行しているらしい。バス時刻など全く知らず、歩いて行くつもりだったのだが、1時間おきにバスが運行されていて歩いて行くよりもバスを使ったほうが早く到着しそうである。スズランの森駐車場3時25分発のバスに乗ると、ほぼ満車状態で2席しか空いていなかった。本日は天気が良くて朝からずっと富士山がスッキリと見えており、新道峠に富士山を見に行くには絶好の日だったことがあるのだろう。


    芦川の山の紅葉はもう終わっていて山腹は葉が散ってしまっている。半月前の月が昇っている。


    ツインテラス行きのバス乗り場。始発はここでは無くて、ここから乗車したところほぼ満席だった。


    バス時刻表。始発が9時25分だとだいぶ遅くて、雲海が出たとしてもほぼ終わっている時間である。


    新道峠の駐車場に到着してビックリ!これほど整備したとは・・・。


    ここにあったレンゲショウマやコウシュウヒゴタイと思わしきアザミはたぶん無くなってしまっただろう。ちょっと残念。


    いきなり展望が開ける。フジヤマ セカンドテラス。


    そのすぐ上にベンチが設置されたフジヤマ ファーストテラスがある。

 帰りの最終バス出発時刻は4時20分である。来客は私を残して皆最終バスで帰り、それ以降は私一人でテラスを独占状態となった。ちょうど日没の間際に2人連れのカップルが歩いてここまでやって来て、うっすら赤く染まった富士山を見て感動していた。


    日没迫る河口湖と富士山。空には月が昇っている。


    日没迫る河口湖大橋


    もうすぐ陽が暮れる。この頃はテラスを独占状態。


    うっすら赤く染まった富士山。もう少し焼けて欲しかった。


    月と夕富士。もうすぐ木星と金星が輝き出すはずである。


    綺麗なアースシャドウが棚引いた。


    木星が輝き出した。金星も輝いているが、写真では消えてしまった。

 日没を過ぎていよいよ金星と木星が輝き出した。この日は木星と月が接近する日である。本日の目的はフジヤマ ツインテラスを見に来たほかに、この接近した月と木星、さらに金星を眺めるのが一番の目的である。ここからが本番だ。荷物を担いで黒岳の山頂を目指す。(黒岳ナイトハイクに続く)

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三分一湧水公園を訪れる 北杜市  令和3年11月9日

2021年11月12日 | 番外編
 出張で北杜市泉郷を訪れ、午前中で仕事は終わった。あいにくの雨に見舞われたが、お昼を過ぎた頃から雨足は弱まり、ところどころ青空が見えてきた。昼食は三分一湧水公園にあるソバ屋にしようと立ち寄ったのだがこの日は休業日だった。止む無し、自動販売機のコーンスープとおしるこ缶で凌いで、訪れたことが無い三分一湧水公園の中を傘を差して散策してみる。


    駐車場と三分一湧水館。ソバを食べたかったが休館日だった。


    三分一湧水公園の紅葉。少し盛期を過ぎていた。


    案内板


    公園の中は遊歩道が整備されていて、様々な植物が生育している(植栽?)ようである。咲いている小さな白い花はハキダメギク。


    枯れているがこれはメタカラコウと思われる。


    ここにはザゼンソウが生えるようだ。説明の看板を見るとリュウキンカと思わしき花の写真が載っている。


    三分一の石仏:道祖神


    葉の幅が広いが、総苞の刺が長く、おそらくトネアザミ。


    フユノハナワラビ、と思ったのだが・・・


    周辺に生えている個体の葉を見るとこれはアカハナワラビのようである。判別が難しい個体がある。


    発電所


    ゆうすいはし。これを渡ると公園。


    橋の上から見下ろす川の流れ。


    紅葉の公園


    ここにはサクラソウが咲くらしい。


    人工の滝と公園

 川沿いをぐるりと散策して元の入り口に戻り、三分一湧水を見に行ってみる。


    これが公園の名前の由来になっている三分一湧水。その向こうのネットで囲われているところが湧水地。


    地下水がどんどん湧き出している。

 1時間半ほど散策して手ごろな運動になった。さすがに腹が減ったので、甲斐大泉まで移動して以前から立ち寄ってみたいと思っていた八ヶ岳クラブで食事となった。


    甲斐大泉にあるレストラン八ヶ岳クラブ。ランチにはちょっと高めだが洒落たおいしい食事を出してくれる。

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地蔵岳オベリスクにかかる地球照の月 北杜市明野  令和3年11月7日

2021年11月11日 | 星空
 昨年の11月にも「オベリスクの月」と題した鳳凰山地蔵岳にかかる月を撮影し、その写真は現在芦安山岳館の企画展「星空見上げて誰思う」の会場に展示されている。今回もほぼ同じような画像になるのだが、撮影する時間によって写り方が変わる細月はおそらく今回は地球照の月になると思われる。昨年の作品から分かったことは、1140㎜超望遠レンズで3秒を越えるシャッタースピードで撮影すると月が流れて不鮮明になってしまう。今回はIso感度を少し上げてシャッタースピード2秒くらいで撮影してみようと思う。

 思親山を早めに下山して北杜市明野の撮影場所に向かう。GPSに座標を登録してきたはずだがなかなかうまく位置を呼び出すことが出来ず、道路の傍らに車を止めて何度も位置を見直す。到着した時には既に月が地蔵岳に近付いてきていた。シャッターを切った時のブレを防ぐために三脚2本でレンズとカメラの固定を試みるがこれがうまく立てられず、結局三脚1本で固定することとなってしまう。時間ギリギリ、焦って撮影した結果は・・・。


    道路の傍らに車を止めてGPSで撮影場所を確認する。日没直前で富士山が赤く染まっていた。


    日没後の鳳凰山と甲斐駒ケ岳。撮影場所はここではない。なかなかたどり着けず。


    やっと撮影地の農道に到着。もう月が鳳凰山地蔵岳に迫って来ている。明るい星は金星。


    1140㎜超望遠レンズはなかなかうまくセットできず。結局三脚1本で固定することとなる。


    地蔵岳に迫る地球照の月


    オベリスクにかかる地球照の月。狙っていたのがこのカットだが、オベリスクがシャープに写っていない。ピントが甘かったようである。


    地球照の月の部分に浮かび上がるオベリスク。ポジションはもっと右寄りで良かった。

 到着時間が遅かったことが災いしてピントが少し甘かった。暗くなって地蔵岳がうまく捉えられず、月で焦点を合わせたのが原因と思われる。撮影には時間的な余裕を持って出かけないとこのようになってしまうことが多く、何度も失敗している。

 月が沈んだ後はうっすらと天の川が見えてきたので撮影してみる。


    中央の明るい星は金星、左上に輝いているのが木星である。その間には土星も居る。


    うっすらと天の川が立ち昇った。町灯りが意外と明るく、鮮明には写ってくれない。


    金星が鳳凰山に接近する。ここまでで撤退。

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