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山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

武田の杜のエビネ咲く 令和7年4月29日

2025年04月30日 | 山に咲く花
 オオヤマカタバミの花を見に行った際に偶然発見したエビネがそろそろ花を咲かせている頃ではないかと思う。いつもとは違うルートで見に行ってみる。

    今回はこのまともそうな道を登ってみる。

    案の定道が無くなって林の中を適当に歩くことになる。

    GPSを頼りに3月に発見したエビネを見に行ってみると満開になっていた。

    上品なピンク色をしたエビネだった。

    イチリンソウが咲き出していた。

    葉はあるが花は少しだけしか無かった。

    そして新たなオオヤマカタバミの生える場所を発見

    そこそこに個体数があることを確認した。来年は開花した花が見られそうな気がする。

    エビネが群生する斜面に到着

    たくさん花を咲かせている。

    しかし少し早かったようでまだ蕾のものが多い。

    ここはうっすらピンク色の花が多かった。

    うっすらとピンク色の花

    カイイワカガミはもう花が散っていて少しだけ咲き残りがあった。

    大株は無いが林の中にちらほらとダイセンミツバツツジが咲いている。

    赤紫色の花が良く目立つ

    アカマツの木を見上げればマツグミが寄生していた。

 エビネの花は咲いていたが群生地は少し早く、1週間後くらいが見ごろになりそうである。もう一度訪問するかどうかは考え中である。なにせ今シーズンはオオヤマカタバミの花が見たくて既に4~5回この場所を訪問している。もういいかなと思う。


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満開のカヤラン 甲府市 令和7年4月28日

2025年04月29日 | 渓谷
 5日ほど前に訪れた時に既に7分咲くらいになっていたカヤランが満開になっているはずである。花仲間数名を誘って午後から見に行ってみるが、空模様が悪くて今にも雨が降り出しそうである。数人で探せばもっと見つかるであろうがそれほどの余裕は無く、生育場所に直行して花を観察する。

    ツクバキンモンソウは数を増やして満開になっていた。

    カヤランは花を全開している状態。

    ダイセンミツバツツジも満開の見ごろである。

    渓谷に生えたダイセンミツバツツジ

    ミツバツツジほど花付きは良く無く、葉を同時に展開する。

    花を分解してみると、雌しべの付け根の部分に白い毛が密生している。

    カヤランの周辺は木の葉が展開して少し観察しにくくなっていた。

    大株のカヤランがぶら下がる木。こちらも見にくくなってきている。

    隙間から望遠レンズで狙う。凄い花付きである。

    角度を変えて撮影。曇り空で色が映えなかったのは少し残念だったが風が無くてそれなりにうまく撮れた。

 圧巻の満開カヤランを堪能してきた。午後3時になった頃には雨が降り出してしまい、さっさと引き上げることになってしまった。


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Hatena Blogへの引っ越しについて

2025年04月29日 | 番外編
 goo blogが2025年9月いっぱいで閉鎖されることになってしまい、ユーザーの方たちはとても困っていることと思う。2007年9月から書き始めたこのブログももうすぐ20年になろうかというところであるが、引っ越しをせざるを得ない状況にある。
 これを書いてよいのかという内容の記事や画像が多々あり、このブログを参考にして植物探しに出かけた方もたくさん居るだろう。現在の訪問者数は1日600~1000人程度、順位は500位前後をさまよっている。多くの方々に読んでいただいており感謝である。数年後に行われる山梨県レッドデータの調査に向けて書き溜めてきた絶滅危惧種の植物の記事はまだ未完成ではあるが、良くこれだけ撮影してきて記事を書いてきたものだと自画自賛している。
 これらの記事とデータを捨ててしまうには忍びなく、Hatena Blog への引っ越しを決めて既にデータは移転済みで一般公開している。記事を書くことについてはgoo blogと大きな差は無く、ブログ内の検索に関しても普通にできることは確認している。しかし、デザインやリンクの作成などまだ使い勝手が分からないことが多々ある。そして稀少植物のデータは記事の中の植物名と画像が別のページとリンクして作ってあるため、これらのリンクデータを全て書き換えなければならないという多大な作業がまだ残っている。
 前途多難ではあるのだが、既にデータを移行して以下の2つのブログを公開している。悲しいことにこちらのブログの1日のアクセス数は0~15くらいしか無い。たぶんユーザーが少ないのではないだろうか。


 『山梨の希少植物たち』(サブページ)

 いずれはこちらに全移行しますのでご承知おきください。 ヨッシー


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咲き始めたクゲヌマラン 令和7年4月27日

2025年04月29日 | 公園
 公園に見に来たのはタカサゴソウだけではなくて、10日ほど前には葉を少し展開したばかりのクゲヌマランの様子も見に来た。まだ咲いていないと思うのだがどうだろうか。

    前回訪問した時には何も生えていなかった場所にたくさん生えている。

    この株はほぼ満開になっている。花に距が無く葉の辺縁が少し脈打っており、クゲヌマランで間違いないであろう。

    それにしてもよくこれだけ生えたものである。

    距が無くてギンランよりも大きい。

    この場所には数株生えていたはずだが見当たらない。

    どうやら草刈りで刈り払われたようである。葉の傷んだものと茎が残っていた。

    対岸の土手の周辺を探して見るとこちらにも5~6本生えていた。

    森の中に入ってみると細長い葉の群落があった。

    これはシュンランの大群落だった。

    まだ花が残っていたシュンランの大株

    鹿の食害で最近ではあまり見かけなくなったホタルカズラが群生している。

    こんな群生を見るのはずいぶん久しぶりである。

    別の場所の森の中はアマドコロがたくさん咲き出していた。

    そしてこちらの森にもクゲヌマランがちらほらと生えている。

    草刈りされて消失したものもあるが、まだ他にもたくさんあることが分かった。

 クゲヌマランは1週間後くらいが見ごろになっているだろう。今度は花仲間とともに再訪してみたいと思う。


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タカサゴソウがいっぱい 令和7年4月27日

2025年04月29日 | 公園
 朝から晴れて真っ青な青空が広がった。富士山も良く見えているが、昨日の金ヶ岳を訪れた影響で足の筋肉痛と膝の痛みがあり、山に登る気にはなれない。10日ほど前に訪れた時には咲き始めたばかりだったタカサゴソウがそろそろ見ごろを迎えている頃だろう。ちょっと散策のつもりで出かけてみる。

    10日ほど前は満開だったナツグミの花はもう痛み始めている。

    マツグミはさらに熟してオレンジ色が濃くなっている。

    ヒメスミレはまだ健在だった。

    さらに新しいものが花を開いて数が増えていた。

    タカサゴソウがちょうど見ごろになっていた。

    結構たくさん咲いている。

    面白い花で、草地には咲かずに歩道の隙間のようなところを好んで咲く。

    河川敷に下りてみる。

    この川にもカワヂシャがたくさん生えていた。

 川を渡渉できる場所があったので対岸に渡ってみる。ひょっとしたらそちらにもタカサゴソウがあるのではないかと探してみて、あっと驚きである。

    こんなにたくさん生えてて良いのか?

    これは反則じゃないのか?と思うほどに大群生していたタカサゴソウ。

    ずっと向こうのほうまで結構たくさん咲いている。

    何だこれは???というほどたくさん咲いている。

    驚きの大群生!山梨県最大規模の群生であることは間違いないだろう。

    こんな大株もあった。

    花弁に紫色の筋が入った白いスミレが生えていた。

    これはアリアケスミレであろう。

    春霞が多くなるこの季節にこんなスッキリした富士山を眺められるのは珍しい。

 ちょっと散歩して帰ってくるつもりだったが、驚きのタカサゴソウ群生にすっかり見入ってしまい、3時間以上も散策することになってしまった。それにしてもこれほどたくさんタカサゴソウが咲くとは超ビックリである。


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遅かったキバナノアマナ 令和7年4月26日

2025年04月29日 | 山に咲く花
 蕾が付いた頃に一度訪問しているのだが、もう遅いのではないかと思う。日没までにはまだ少し時間があったのでキバナノアマナを見に行ってみる。

    ヤマエンゴサクはほぼ満開。今年は花数が少ない。

    コガネネコノメソウはもう終盤である。

    レンプクソウは満開でたくさん咲いている。

    全方向に向かって花を咲かせる変わった花

    キバナノアマナだが、やはりもう花が散ってしまっている。

    まだ散ったばかりのようで雄しべが残っている。

    幸運にも1株だけ花が残っているものがあった。

    今年もなんとか見ることが出来たキバナノアマナの花

    スゲが花を咲かせている。

    金ヶ岳中腹で見てきたものとそっくりなのだが大きさが倍くらいある。まだ正体不明。

 キバナノアマナはなんとか咲き残った花を見ることが出来た。花数・株数ともほんの少しだけで、昨年よりも花はやや少ない気がする。なかなか増えてはくれないようである。


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金ヶ岳観音峠ルートの景色と植物 令和7年4月26日

2025年04月28日 | 山に咲く花
 金ヶ岳中腹まで登ったのはアラゲヒョウタンボクの花がいちばんの目的ではあるが、その他にも見ておきたい植物が多数あった。


    ヒナスミレはほぼ満開状態

    フイリヒナスミレも結構ある

    こちらはアケボノスミレ

    山の斜面にちらほらと咲いている

    エイザンスミレは咲き始め

    こちらは葉がギザギザしている交雑のスミレ

    ふっくら顔のオクタマスミレ。ちょうど満開。

    観音峠ー金ヶ岳ルートは岩場や鎖場が何ヶ所もあるアルペンルートである。

    ロープの付いた岩登り

    鎖の付いた崖登り

    登りよりも下りが怖い急斜面

    斜面にはイワカガミがいっぱい。花はまだ咲いていない。

    ミヤマハタザオであろう。まだ咲き始め。

    小ピークの頂上。茅ヶ岳まではまだ遠い。

    平坦地に抜け出ると茅ヶ岳がお目見え。

    さらにその上の小ピークにある岩の上から見る茅ヶ岳と左下の太刀岡山。紅葉のシーズンに訪れてみたい場所。

    このルートでたくさん見かけるのがこのヒナスゲ。雌雄異株でこれは雄花。

    こちらはヒナスゲの雌花

    ヒナスゲとほとんど同じに見えるが良く見ると違うスゲが生えている。

    こちらは雌雄同株のサナギスゲであろう。

    先端部が雄小穂、下が雌小穂になっている。

    イトスゲではないかと思っているのだが何だか分からないスゲ

    もっと低いところで見かけるものよりも小型で、半分くらいの大きさしか無い。

    下山途中でようやく富士山が見えてきた。船首岩からの眺望。

    瑞牆山と金峰山

 この尾根はもう5~6回登っていると思うが、何度登ってもスリルがある尾根で、特に下りの細尾根や崖は気を抜けない難しいルートだと思っている。この日は富士山の眺望がいまひとつだったが、茅ヶ岳と太刀岡山の間に富士山が姿を見せる景色は絶海である。新緑や紅葉の季節に訪れてみたいばしょではあるがなかなか根性が出そうにない。


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金ヶ岳中腹のアラゲヒョウタンボク 令和7年4月26日

2025年04月27日 | 山に咲く花
 アラゲヒョウタンボクはやや標高の高い山中では比較的良く見かけるが、花が咲いているものは少ない。金ヶ岳中腹に咲くこの花は5月連休の頃に訪問すると終わってしまっていることが多い。観音峠への林道が開放された4月26日にさっそく登ってみることにする。

    ミツバツツジが満開になっている。

    向こうに見えるのは曲岳

    船首岩

    その脇に生えているシライヤナギ

    シライヤナギは雌雄異株でこれは雄花。葉を展開する前の花は初めて見る。

    別株。向こうに見えるのは金峰山。

    現地に到着。まだ早かったようで樹林下の木々に葉が出ていない。

    これがアラゲヒョウタンボクだったと思うがまだ葉が展開していない。

    これはダメかと思ったが、奥を探すと白い花が咲いていた。

    まだ葉を展開したばかりのアラゲヒョウタンボクの花

    透けて見えそうな白い花は少し痛んでいた。

    こちらはまだ痛んでいなかったが蜘蛛の糸が付いてしまっていた。

    別株を発見

    こちらはまだ新鮮である。

    やっと出会えた新鮮なアラゲヒョウタンボクの花。先端部の内側が少しピンク色をしている。

    蕾が付いていた。雌しべが蕾の外に飛び出していて可愛らしい。

 ようやく出会えた新鮮なアラゲヒョウタンボクの花は薄暗い森の林床にひっそりと咲く白い妖精のように見えた。

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ナガバノアケボノスミレが咲き出した 令和7年4月26日

2025年04月26日 | 山に咲く花
 なかなか良い時期に訪問出来ないでいる湖の湖畔に咲くナガバノアケボノスミレを見に行ってみる。例年ならばもう終わっている頃であろうが、花期が遅れている今年ならばまだ咲いているかも知れない。

    だいぶ散っているがまだ残っているミツバツツジ

    葉を展開したばかりのテンナンショウの仲間

    仏炎苞に黒い帯がある。これはヒトツバテンナンショウ。

    センボンヤリの花。フデリンドウがまだ見当たらない。

    これはタチキランソウか?

    立ち上がって生えており、オウギカズラのほうかも知れない。

    目的のナガバノスミレサイシン

    葉は出ているが花はかなり少ない。

    少し時期が早かったのかも知れないが、花弁がもう痛み始めているものがある。

    アケボノスミレに良く似た花

    今年は外れ年のようである。

    アカネスミレが少しだけ咲いていた。

    向こうに見えるのは蛾ヶ岳か?

 他にもナガバノスミレサイシンがあったが、花が少ないうえにもう痛んでいた。ヒナスミレは葉だけで花は見つからない。一度だけ見たことがあるアオイスミレは姿が見えなかった。今年のこの湖のほとりに咲くスミレはあまり咲かないようである。

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咲き始めたダイセンミツバツツジ 昇仙峡 令和7年4月23日

2025年04月25日 | 渓谷
 雨の天気予報だったが、小雨が少し降った程度でお昼前にはもう上がった。空は曇り空であるがさほど心配は無さそうである。そろそろダイセンミツバツツジが咲き始めている頃ではないだろうか。渓谷の中に咲く赤紫色のこの花を見に昇仙峡に散策に出かける。

    春の柔らかい新緑の景色だが、空模様が悪くていまいち映えない。


    足元にはツクバキンモンソウが咲き始めていた。

    渓谷を彩るヤマブキの花


    渓谷に咲くツクバネウツギ

    橋を渡って羅漢寺に立ち寄ってみる。

    水辺を好むヤシャゼンマイが若葉を展開していた。胞子葉も見える。

    水際に咲くスゲ

    これはナルコスゲであろう。

    別の場所ではヤチボウズが形成されていた。タニガワスゲであろう。

    岩の上に咲いていたズミの花

    マルバアオダモが満開

    ミツバツツジは大部分が終わりかけていた。

    そしてこちらがお目当てのダイセンミツバツツジ

    ミツバツツジほどたくさん花を付けず、やや地味に見える。

    まだ咲き始めである。後ろに見えるのは猿岩。

    花は赤紫色でミツバツツジよりも赤色が強い。花と同時時に葉を展開する。

    迫力の岩壁

 ダイセンミツバツツジは昇仙峡では普通に見かけるツツジである。東日本から西日本にかけて隔離的に分布する珍しいツツジである。あと1週間もすれば満開の見ごろになりそうである。

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カヤランほころぶ 甲府市 令和7年4月23日

2025年04月25日 | 山に咲く花
 暖かい日が続き、ひょっとしたらカヤランが咲き始めているかも知れない。あまり空模様は良く無いが見に行ってみる。

    カヤランがぶら下がっている木

    まだ早いかと思ったのだがもう咲いている。

    こちらには大株が付いている。

    木の先に花が咲き出していた。

    これはウワミズザクラの木だった。

    大株のカヤラン。色は薄いが7分咲くらいになっていた。

    木の下のほうを見てみたらこちらにもたくさんカヤランが着生していた。

    対岸の木を覗き込んでみたらこちらにもぶら下がっていた。

    こちらはまだ咲き始めである。

    近傍の梅の木を覗き込んでみたらこちらにも小さなカヤランが付いていた。

    可愛らしいカヤランの花

    数年前に見つけたもの

    ここは日当たりが悪くまだ咲き始めである。

    やや大株のカヤラン

    木にぶら下がるカヤラン。これはほぼ満開。

    期待しているいちばんの大株

    まだ蕾が多い

    凄い迫力の大株カヤラン

 あと3日もすれば見ごろになっているのではないかと思う。後日花仲間とともに再訪してみたいと思っている。

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タカサゴソウが咲いた 令和7年4月21日

2025年04月23日 | 公園
 タカサゴソウと思わしき花を発見して2度訪問しているがまだ蕾だったため、また訪問してみる。先日訪問した別の公園で咲き始めていたので、こちらでもきっと咲いているはずである。午前中は仕事で午後から内科受診があったので、現地に到着したのは午後4時半ごろになってしまった。

    広い公園で、前回とはまた違う場所を散策してみる。森の中のベンチと休憩東屋

    古墳

    小川

    これはセキショウであろう。

    鯉の泳ぐ池

    ショカッサイはまだ満開状態

    クサノオウが花盛り

    やっぱり白い花が咲いた。

    まだ咲き始めたばかり。

    ほとんどが蕾である。

    葉だけでは自信が無かったが・・・

    これは間違い無くタカサゴソウ

 山梨に咲くタカサゴソウの自生地はごく限られており、情報をいただいているのは3ヶ所のみである。今年はようやくその3ヶ所のタカサゴソウを確認することが出来た。いずれの生育地でも歩道や遊歩道の脇の狭いスペースに生育しており、個体数も決して多くは無い。

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クゲヌマランはまだ早かった 令和7年4月15日

2025年04月21日 | 公園
 昨年ある公園を散策している時に偶然発見したクゲヌマランがそろそろ咲いているかも知れない。この公園には他にも珍しい植物が生育しているらしいのだが、昨年は発見できていない。今回は昨年よりも広範囲を散策してみたいと思う。

    シバザクラが満開になっている。

    八重桜も満開になっている。花の色からカンザンではないかと思う。

    色の薄い八重桜が咲いていた。看板にはサトザクラと記されている。

    サトザクラとはこのような八重桜を総称して使われている名称で、これはショウゲツではないかと思う。

    グミの花が満開

    おそらくナツグミであろう。

    アカマツの木を見上げたら寄生している植物があった。

    オレンジ色の実が付いている。これはマツグミであろう。

    タンポポがたくさん咲いている。

    総苞片が反転せずやや丸みを帯びている。これはシナノタンポポであろう。

    シロバナも少し混じっていた。

    タチツボスミレの群生

    スミレもたくさん咲いている。

    スミレの群生

    こちらは小型のスミレ、ヒメスミレであろう。

    アマドコロがたくさん生えているが、まだ蕾だった。


    クゲヌマランはまだ時期が早く芽を出したばかりだった。

    蕾が見えているものもある。まだ時期が早く個体数も少ない。

    カワラサイコが生えていた。

    そしてこれが探していた植物であろう。残念ながらまだ蕾。

    周辺を散策してみると花が咲いているものがあった。

    まだ咲き始めたばかりの白い花

    これはタカサゴソウであろう。

    個体数はそこそこにあり、おそらく山梨県ではいちばん数が多いのではないかと思う。

 クゲヌマランはまだ早かったが、昨年発見出来なかったタカサゴソウは今年は咲き始めの新鮮な花を見ることが出来た。1週間後くらいに満開になっているのではないかと思う。そして別の公園で見てきたものもこのタカサゴソウであろうということがほぼ確信できた。時間がとれるようであれば、もう一度花満開のタカサゴソウを見に来てみたい。

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スミレ三昧 明野ゲンジロード 令和7年4月17日

2025年04月20日 | 山に咲く花
 やや風が強いが晴れた良い天気となった。そろそろ明野ゲンジロードのゲンジスミレが咲いている頃であろう。

    今ごろシュンランが満開になっている。

    雑木林の林床に咲くシュンラン

    アケボノスミレがちらほらと咲いている。

    これはイブキスミレ。

    タチツボに似るがこちらは側弁に毛が生えている。


    大株は無いが数は結構咲いている。

    色の濃い顔が細めのアカネスミレ

    顔が円いアカネスミレ。最も多く見かけるタイプ。

    顔が細くて色が薄いアカネスミレ。一見コスミレのように見える。

    側弁はあまり開いておらず花柱はほとんど見えない。

    お目当てのゲンジスミレ

    小さなものが多いが、今年は結構咲いている。

    髭の生えたお顔を拝見

    白いゲンジスミレ

    姉妹

    顔を並べて咲いている

    ニオイタチツボスミレは少しだけ咲いていた。

    これはエゾアオイスミレだと思うが花が傷んでいる。他にも葉はあるが花はこれだけだった。

    これはアマナの葉だと思うが花はひとつも見かけず。

    昨年群生が見つかったヒロハハナヤスリ。今年もたくさん生えていた。

    しかし胞子穂を付けている個体が少なく、良い環境というわけでは無さそうである。

    離れた別の場所に生育しているのを発見

    それほど大きな群落ではないがそこそこに生えていた。

    こちらの白いスミレも見に行ってみる。

    ちょうど満開だったアカネスミレの白花、コボトケスミレ。

    白い花と赤紫の花が並んで咲いている。

 冬の雨が少なかったのでスミレは外れ年だと思っていたのだが、明野ゲンジロードは大株のものは無いもののイブキスミレもゲンジスミレもそれなりに良く咲いてくれた。2年ほどあまり花が咲いてくれていなかったので今年はそれなりに良かったのではないかと思う。コボトケスミレは相変わらずの少ない個体数であまり変化は無く咲いてくれていた。想定していたよりも良いスミレ散策が出来たと思っている。

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満開のマメザクラと富士山 思親山 令和7年4月16日

2025年04月19日 | 山に咲く花
 思親山のカイコバイモは昨年は大外れでひとつも花を見ることが出来なかった。今年はもう遅いのではないかと思うのだが、もうひとつ気になっているのが葉だけ見つけたが花を確認出来ていないジロボウエンゴサクである。こちらはそろそろ咲いている頃ではないだろうか。空は快晴で雪をたっぷりと纏った富士山がスッキリと姿を見せている。佐野峠から思親山に登ってみる。

    佐野峠駐車場から見る富士山。この季節には珍しく青空が広がっており、雪をたっぷりまとった真っ白な富士山が見える。

    峠に咲くマメザクラが満開

    この季節にはもうカタクリやキクザキイチゲが生えていておかしく無いのだが何も無い。

    カイコバイモはわずかに葉が出ているだけで今年も花はひとつも見つからず。

    山の斜面にカタクリがまばらに咲いている。

    ナガバノスミレサイシンは咲き始めたばかりである。

    ユキザサはまだ蕾

    植林帯の林をさまよってみると富士山の見える場所があった。

    植林の隙間からなんとか見えるには見えるが、ここから撮影する機会があるかどうか?

    山頂直下の階段。カタクリは葉だけでまだ花は咲いていなかった。

    午後1時ごろに山頂に到着

    満開になっていたマメザクラ

    開花時期がソメイヨシノよりも遅く、花がひとまわり小さい。

    マメザクラと富士山の眺望

    青空に満開のマメザクラと富士山が映える

    ちょうど良い時期に訪問出来たと思う。

 昼食をとって存分に写真を撮って別ルートで下山する。

    キクザキイチゲが咲いていた。

    たくさん葉を出しているキクザキイチゲ。時期が早かったことがあるだろうが、花は少なかった。

    ちらほらとフモトスミレが咲いていた。

    そして幸運なことに出会うことが出来たカイコバイモ

    こちらはまだ新鮮な花

    離れた場所で出会ったものはもう終わりかけていた。

    林道脇に生えているこのスゲも確認しておきたかった。

    小穂をたくさん出しているがまだ結実していないはずである。

    雌小穂のこの形は南部町の別の場所で見てきたものと同じであろう。まだ正体は分からない。

    これはジロボウエンゴサクの葉であろうが、花はまだ咲いておらず花芽も見えていなかった。咲くのかどうか疑問。

 幸運なことにいつも見ていた場所とは別のところでカイコバイモに出会うことが出来た。しかもまだ花が咲いている状態で出会えるとは思ってもいなかった。個体数はきわめて少なかった。
 ジロボウエンゴサクは花が確認出来なかったので、もう少し標高が低い場所にせいいくしているものを見に行ってみる。

    標高の低い場所ではジロボウエンゴサクが咲いている。


    まだ花が新鮮である。

    ジロボウエンゴサクの花

    さらに標高の低い場所ではもう花が傷み始めていた。

 ジロボウエンゴサクは生育場所が限られているものの、標高の低いところから高いところまで分布しており、場所を変えることで比較的長い季節の間、花が楽しめるのではないかと思う。天候に恵まれてとても良い景色と花たちを楽しめた1日になった。


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