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山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

これはオニルリソウ 令和7年6月26日

2025年06月30日 | 山に咲く花
 今年の5月中旬にヒロハハナヤスリを観察に行った際に偶然見つけたサワルリソウと思わしき植物がそろそろ咲いている頃だと思う。午後から見に行ってみるが、現地の近くまで行ったところで雷鳴が轟き出す。目的地の脇に車を止めようと思ったのだが、倒木に邪魔されて林道の奥まで入れず、手前から歩くことになってしまう。しかも雨が降り出してしまい傘を差しながらの散策となる。蒸し暑くて少し歩いただけで汗がにじみ出てくる。

    もう少し先に車を止めたかったが倒木で進めず。

    何だか分からない植物。


    イラクサの仲間かと思ったがネット検索しても出て来ない。

    問題のサワルリソウと思わしき植物。花が咲いていない。

    別株。

    こちらは咲き始めたばかりの花が付いている。

    小さな紫色の花、これはオニルリソウであろう。

    ヒロハハナヤスリを見に行ってみる。長く伸びた胞子穂はもう倒れている。

    葉も黄色に染まり始めていてもうすぐ枯れそうである。

    大型のシダが生えていた。

    小羽片に柄が無く、ヒメワラビと思われる。

 ヤマルリソウを期待していたのだが生えていたのはオニルリソウだった。オニルリソウは葉や茎に毛が多く、慣れれば花が咲かなくても見分けられるかも知れない。
 結構な雨となってしまい、ズボンの裾が水浸しになってしまった。

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富士北麓の草原を散策 令和7年6月22日

2025年06月29日 | 山に咲く花
 6月初旬にオカオグルマを見に訪問している草原であるが、その際に見つけたフナバラソウと思わしき植物の花がそろそろ咲いている頃だと思う。他にも見たい花がいくつかあり、再訪してみる。

    富士山が見えていたがすぐに雲隠れしてしまった。6月だというのに酷暑である。

    6月初旬には満開だったオカオグルマは結実して綿毛になっていた。

    綿毛になったオカオグルマ

    この草原に生育しているのは初めて見た。

    これはヤマトキソウ

    花は半開きだった。この場所でしか見つからなかった。

    前回見つけたものとは別株のフナバラソウ

    花は夏バテのようで痛み始めていた。

    こちらも別株。3本固まっており、周辺には既に踏み跡があった。

    満開のフナバラソウだが、暑さに少しまいっているようである。

    今回は見たかったこの花も咲いていた。

    オカウツボ。まだ咲き始めたばかりのようで、上部は蕾である。

    4本並んでいるものにも出会えた。

    別の場所も散策してみたが、目ぼしいものは見つからなかった。

    さらに樹林帯の中を散策してみる。サンショウバラが咲いていた。

    もう終盤で散っているものが多い。

    この花の雄しべはカミキリムシの好物らしい。

    森の中にはヒコサンヒメシャラがたくさん生えている。

    木の幹に横縞が入るのが特徴だが、入っていないものも多い。

    木を見上げると見たかったヒコサンヒメシャラの花が咲いていた。

    ヒコサンヒメシャラの花

    傷み易い花のようである。

    虫に食われるのか、満開の花なのに花弁に傷がついている。

    こちらは蕾だが、既に虫に食われたような黒い点がある。

 確認したかったフナバラソウの花、見たかったオカウツボ、まだ撮影出来ていなかったヒコサンヒメシャラの花の3つは予定通りに目的を達成することが出来た。もうひとつ見たかったのがオオバナオオヤマサギソウであるが、今年は葉を含めて一株も確認出来なかったのがちょっと心配である。


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甘利山と大笹池を散策 令和7年6月21日

2025年06月24日 | 山に咲く花
 甘利山のレンゲツツジも大笹池のクリンソウももう終盤であろう。日程が合わず天候にも恵まれなかったため今年は花盛りの時に訪問出来なかった。この日は午後になっても富士山が見えており、花が終わっているのを承知で甘利山と大笹池を散策してみる。

    このあたりはまだ少しだけレンゲツツジが残っている。

    展望台付近はやはりもう残っていない。梅雨時なのに富士山が良く見えている。

    咲き残りのヤマツツジと富士山

    上のほうは少しだけ咲き残りがあった。今年もたくさん咲いてくれたようである。

    いちばん咲き残っていた場所。なんとか富士山とレンゲツツジを撮ることが出来た。

    甘利山山頂から見る富士山

    大笹池に下りてみる。クリンソウは相変わらず大群生していたが、花はすっかり終わっていた。

    咲き残りのクリンソウと大笹池

    池のほとりのクリンソウ

    南甘利山を経由して甘利山山頂に戻る。

    南甘利山の近傍の切れ間から富士山が見える。

    再び甘利山山頂からの富士山

    コメガヤがたくさん茂っている。

    アヤメと咲き残りのレンゲツツジ

    日没が迫り、木々に山影が映る

    見たかったのはこのシダである。

    一見ヤマイヌワラビに似ている。

    しかし小羽片の先端が細く伸びず、裂片の先端部は円い。これはテバコワラビである。

    細い鱗片がわずかに付着する。

 2週間前に訪問していればきっとレンゲツツジもクリンソウも存分に楽しめたであろうが、その頃は18日間連続勤務中の真っただ中で訪問する元気が出なかった。気になっていたテバコワラビであるが、あまり食害は受けていないようで大きなものが残っていた。ソーラスはまだ付いていなかったが、8月以降ならば球形のソーラスが付着しているのが観察できるかも知れない。


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オカオグルマ (キク科 )Tephroseris integrifolia (L.) Holub subsp. kirilowii (Turcz. ex DC.) B.Nord.

2025年06月23日 | キク科
 日当たりが良いやや乾燥した草地や斜面に生育する多年草である。草丈は 20 ~ 60㎝、茎や葉に綿毛を蜜生する。根生葉は長さ5 ~ 10㎝の長楕円形で先は丸く、波状の歯牙がある。茎の葉は 2 ~ 3 枚で葉身はひ針形から狭ひ針形、 茎を抱く。花は花茎の先端に散房状につけ、頭花は径 3 ~ 4㎝で黄色。花期は 5 ~ 6 月。水辺に咲くオグルマに似ているが本種は茎の上部にあまり葉を付けないことで区別出来る。

 2018:山梨県カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)   2017:環境省カテゴリー :なし 

    オカオグルマ 2025年6月 富士北麓の草原で撮影

    あまり群生はせず、草地に点々と咲く。

    黄色鮮やかなオカオグルマの花。花茎の先端に散房状につける。

    根生葉は長楕円形で先は丸く、波状の歯牙がある。


    茎の葉はひ針形から狭ひ針形、数枚付ける。茎の上部にはほとんど葉を付けない。

    結実すると綿毛になる。





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咲き始めたモクゲンジ 令和7年6月18日

2025年06月21日 | 里に咲く花
 そろそろモクゲンジの黄色い花が咲き始めている頃ではないかと思う。鮮やかな黄色い花を見に、南部町からの帰り道で立ち寄ってみる。

    モクゲンジが群生している斜面

    まだ黄色い花が少ししか見えておらず、早かったようである。

    ほんの咲き始めのモクゲンジ

    あと1週間もすれば見ごろになりそうである。

    今年もたくさん花を付けてくれそうである。

    河原に下りてみる。

    予想はしていたが、ここにもビロードモウズイカがたくさん生えている。

    外来種のビロードモウズイカの群生。どこの河原にもはびこっている。

    探しているのは黄色い小さな花だが・・・

    それらしきものは全く見当たらない。

    対岸も双眼鏡で覗き込んでみたがそれらしきものは無い。

    この場所でも発見出来なかった黄色い花、カワラニガナ。

    草地にはネジバナがパラパラと咲いていた。

 モクゲンジは3~5分咲であと1週間もすれば見ごろになっているだろう。この下の河川敷が怪しいと思っていたのだが、やはりカワラニガナは見つからなかった。早川と富士川の合流部付近に生育しているだろうと予想していたのだが、全く見つかる気配が無い。


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今期4度目のムヨウランは? 令和7年6月18日

2025年06月21日 | 渓谷
 一昨日訪れたばかりのムヨウランであるが、残念ながら花は開いていなかった。昨日から気温が一気に上がり、6月だというのに35℃を越える猛暑日となってしまったため、おそらくこのムヨウランは立ち枯れしてしまうのではないかと思う。今回が開花した花を見る最後のチャンスになるであろう。

    開いた花を期待したが・・・残念。

    上部についていた蕾はもう脱落していて、花はそろそろ終盤である。

    周辺を探してみると、初めて別株を発見することが出来た。

    痛み始めた花もあり、もう終盤である。

    こちらはもう立ち枯れしている。

    昨年のガラも発見

    さらにもう1株発見。

    まだ花は新鮮に見えるが、いずれの花も開いてくれていなかった。

    花が散り始めているイチヤクソウ

    岩壁に着生しているヒメサジラン

    もう何年も追いかけているが一度もソーラスを付けた姿を見ていない。

    ベニシュスランはまだ蕾

    この渓谷では初めて見るジガバチソウ

 おそらく今期最後となるであろうムヨウランであるが、4度訪問してもとうとう開いた花を見ることが出来なかった。開花する条件が分からないが、どうも陽が当たれば開くというわけでは無いようである。今までは1ヶ所しか発見されていなかったが今回は他に数本発見することが出来たので、来年こそは開いた花を見てみたいと思う。


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林道脇に生えるシダの仲間 令和7年6月16日

2025年06月21日 | 渓谷
 南部町の渓谷脇を走る林道沿いには様々なシダ類が生育しており、今回はオニヒカゲワラビの群生と気になっているシダを見に林道の奥に入ってみる。

    渓谷の流れ。このあたりはまだ緩いが、林道終点あたりからは滝のような急流になる。

    イワタバコが生える渓谷

    オニルリソウが咲いていた。

    林道脇に群生するオニヒカゲワラビ。この林道沿いにはたくさん生育している。

    裂片は切れ込む。

    ソーラスは裂片の中肋寄りに付き、線形。

    やや幅の広い黒っぽい鱗片を付ける。

    これはオオバノハチジョウシダか?それともオオバノアマクサシダ?典型的でないと区別が難しい。

    気になっていたのがこのシダ。林道脇の石垣に生えている。

    これはタキミシダである。あまり元気が無い。

    こちらは枯れそうで色が黒くなっている。もっとあったはずだが見当たらない。

    この林道からも富士山が見えるとは知らなかった。

 気になっていたタキミシダは数が減ってしまっていて残っているものもあまり元気が無かった。本来は渓谷沿いの苔の生えた岩壁に生育しているシダで、林道脇はあまり良い環境とは言えない。苔が脱落しており、絶えてしまったかも知れない。


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ゴマキ (レンプクソウ科) Viburnum sieboldii Miq. var. sieboldii

2025年06月20日 | 樹木類
 山地帯に生育する落葉高木である。樹高は7mほどになる。葉を傷つけると胡麻臭を生じる。葉は対生し有柄、葉身は長さ5 ~ 15㎝の長楕円形から倒卵形で、葉の上部に鋸歯があり基部には無い。花は白色で径 7 ~ 9㎜筒状、茎頂に散房状に多数つく。果実は長さ8 ~ 10㎜の楕円形、9 ~ 10 月、紅熟した後に黒熟する。花期は 5 ~ 6月。 生育地は東部富士五湖方面の山地に限局しており、生育地での個体数は比較的多い。

  2018年山梨県カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)   2017年環境省カテゴリー:なし

    ゴマキ(ゴマギ) 2027年5月 東部富士五湖方面の山地で撮影

    ゴマキの花 枝先に円錐花序を出し白い花を多数付ける。

    筒状の5弁花で雄しべが花冠から突き出る。

    葉は卵状倒披針形で上部に鋸歯があるが付け根近くは鋸歯が無い。

    樹皮は灰褐色で浅くひび割れる。




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南部町八木沢峠界隈を散策 令和7年6月13日

2025年06月20日 | 公園
 もう20年くらい前になるのではないかと思う。初めて八木沢峠を車で走った時に脇道の林道に入ってみたところ、その先は公園のようになっていた。そこには確か八木沢公園と書かれていてギフチョウを保護しているような案内板を見たような記憶がある。ずいぶん記憶が曖昧であるがたぶん峠のところから入る細い林道で間違いないはずである。車で入ろうとしたところ鎖が張られていて入れないため、徒歩で歩いてみる。

    八木沢峠の草地。奥の林道に入るが、鎖が張られていて車では入れない。

    この草地にはマルミノヤマゴボウが生えていた。

    これはキランソウであろう。

    林道脇に生えていたナチシダ

    かなりたくさん生えている。

    ヒカゲノカズラがちらほらと生えている。

    広葉樹林の森かと思っていたのだがほとんどがヒノキの植林帯。カンアオイの仲間は見当たらない。

    頂上付近。この先はスギの植林帯で、林床には茶の木がたくさん茂っていた。

    そして山頂付近にもナチシダが生えていた。

    反対側の林道を少し歩いてみる。こちら側も植林帯である。

    トウダイグサの仲間が生えている。

    これはナツトウダイであろう。花はもう終わっている。

 確かロータリーになった駐車場のようなものがあったと記憶しているがそのようなものは無く、ギフチョウの看板も見当たらなかった。ひょっとしたら場所を間違えているかも知れない。こちらの森の中にもムヨウランの仲間が生育しているのではないかと期待していたのだが、ほとんどが植林帯の森でムヨウランが生育するような環境では無かった。


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花が咲かないハナミョウガ 令和7年6月13日

2025年06月20日 | 里に咲く花
 先日も様子を見に行っているが、昨年と同様にハナミョウガは食害が著しく花がひとつも見当たらない。昨年も花を探して何度か訪問しているが、見つかったのは既に結実しかけたものが1株だけだった。果たして、今年はハナミョウガの赤い花が見られるだろうか?

    林道脇にはナチシダが大きな葉を展開していた。どんどん数が増えている。

    マルミノヤマゴボウはもうほとんど結実している。

    結実したマルミノヤマゴボウ。その名の通り実が丸っこい。

    咲き残りの花。薄いピンク色をしている。

    ちなみにこちらが最も良く見かけるヨウシュヤマゴボウ。茎が赤紫色ないし茶色をしているのですぐ分かる。

    花の付き方も違う。

    さて、目的のハナミョウガ。新しい葉は出ているがやはり花が見当たらない。

    食害が酷く葉がボロボロである。おそらく花芽も食われている。

    昨年唯一結実しかけた花を見た株であるが、こちらも今年は食害で花が付いていない。

 残念ながら今年もハナミョウガの花は見られなかった。個体数もかなり減っており、消滅してしまった場所もあった。
 近くに生育しているキジノオシダの仲間を見に行ってみる。

    元気にたくさん生えているキジノオシダ

    先端部の頂羽片がはっきりとしている。

    胞子葉を伸ばしているオオキジノオ

    葉には短い柄がある。

    胞子葉を伸ばして群生しているタカサゴキジノオ

    先端部の羽片は切れ込みがあって頂羽片が不明瞭。

    これはヘラシダであろう。

    数は少なくあまり元気が無い。

    ベニシダに似ているが小羽片に切れ込みがあり、これはトウゴクシダであろう。

    コンテリクラマゴケで覆い尽くされた作業道


    ウラジロに隠れてひっそりと生えていたランの仲間

    根生葉の先端部が尖っておりこれはオオバノトンボソウであろう。

 南部町界隈の林道沿いにはかつてたくさんのハナミョウガが生育していたのだが、ここ数年は食害が著しく花を咲かせることがほとんど無くなってしまい、個体数も激減している。いよいよ本当の絶滅危惧種になってきたように思う。


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花が開かないムヨウラン 令和7年6月13日&16日

2025年06月20日 | 山に咲く花
 1週間ほど前に見に行った時にはまだ蕾だったムヨウランと思わしき花がそろそろ咲いている頃ではないかと思う。午前中南アルプス市に出張があったので足を延ばして午後から南部町を再訪してみる。

    黒い蕾だった花はもうすぐ咲きそうなくらいに膨らんでいる。

    だがまだ開いていない。

    唇弁の一部が見えている。

    ウスギムヨウランとは違って紫色の部分が無い。

    こちらも開きそうでまだ開いてくれない。

 残念ながらほんの数日早かったようである。
 あと3日もすれば開花するだろうと予測して16日の午後に再訪してみる。今度こそ咲いているだろうと思ったのだが・・・

    さらに上のほうまで開花しそうになっていたが・・・

    残念、開いていない。

    天候は良く、林の中には陽が差し込んでいたが開かない。

    唇弁が見えている。

    毛が生えたようになっており、中央部分が黄色いようである。

 花が開いてくれないが、唇弁の様子から見るとこの花はムヨウランで間違いないと思う。開花するには何か条件があるのだろうが、今年は開いてくれないような気がする。もう1チャンス観察の機会があるかも知れない。


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遅かったセッコク 令和7年6月9日

2025年06月15日 | 渓谷
 甲府市の渓谷の岩壁に咲くセッコクが咲いている頃だと思う。少し遅いかも知れないがもう何年も訪れていないので久しぶりに見に行ってみる。双眼鏡で見なければ見つからないような遠く離れた高い場所に生育しているので超望遠レンズを持って撮影に出かける。

    梅雨に入って水量が多い滝

    橋の上から渓谷を見下ろす

    岩峰。このあたりの岩壁にセッコクが生えているはずである。

    岩壁にひっそりとセッコクが生えているが花が見えない。

    この岩壁の棚にセッコクが生えている。

    少しだけ花が付いているのが見えるが、遅かったようである。

     既にほとんど散ってしまっているセッコク

    それなりの大きな株が生えている。

    岩壁の隙間に生えているセッコク

    この隙間にも生えている。数年前に比べると増えたように見える。

    この岩壁の隙間にも生えているがやはりほとんど散っている。

    1株だけ咲き残っているものがあった。良く見ればその上にもたくさん生えている。

    ちょうど見ごろのセッコク。もっとたくさん咲いている頃に訪れてみたかった。

    岩壁に咲いているテイカカズラ

    これはニシキシダであろう。

    新緑のトウゴクシダ

    オオクボシダは少し成長して元気になった気がする。

    駐車場の脇にはもうすぐ咲きそうなクモキリソウがたくさん生えていた。

 期待していたセッコクは1~2週間ほど遅くほとんどが散ってしまっていた。岩壁に着生しているので脱落して無くなってしまったものもあるが、全体的には以前よりも増えているように見える。人が近付けないような高い岩壁にしか生育していない。

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オカオグルマが満開 令和7年6月7日

2025年06月14日 | 山に咲く花
 昨年の夏に富士北麓の草原でオカオグルマと思わしき花を発見したが既に花は終わっていて結実する直前だった。おそらく今ごろ咲いているのではないかと思う。

    ワラビがたくさん茂っている富士北麓の草原。富士山はこの後すぐに雲隠れしてしまった。

    草むらの中に咲いていたオカオグルマ

    想定していたよりも背が高かった。

    ちょうど満開だったオカオグルマの花

    後ろに富士山

    根生葉は楕円形で先端が円く鋸歯がある。茎の葉はひ針形から狭ひ針形 をしている。

    固まって咲いてはいないが、それなりに数はあった。

    カイジンドウも咲いていた。

    草むらに隠れるようにちらほらと咲いている。

 場所を移動して他の花を見に行ってみる。

    オトコヨモギはだいぶ大きくなってきている。

    この根元に寄生する植物を探したがまだ出ていないようである。

    これはセイタカトウヒレンの葉であろう。たくさんあるが食害で花はあまり咲かせてくれない。

    これはタチガシワではないかと思う。

    この草原で見るのは初めてである。

    小さな蕾がたくさん付いている。あと2~3週間すれば咲きそうである。

    こちら側の草原にもオカオグルマがたくさん咲いていた。

 探していたオカオグルマはワラビの生える草原にたくさん生えており、ちょうど満開の良い時期に訪問することが出来た。この季節にはあまり訪れておらず、単純に訪問時期が合わなくて見つからなかっただけのようである。タチガシワが咲く頃には寄生植物も咲いているのではないだろうか。日程と天候が合えば訪問してみたいが難しそうである。


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マメヅタランが咲いている 令和7年6月6日

2025年06月09日 | 花・花・花
 先日南部町を訪れた際に立ち寄るはずだった場所であるが、雨が降り出し中止している。花期を少し過ぎてしまっているかも知れないが、まだ咲いているであろうマメヅタランを見に行ってみる。

    白いバラの花が咲いている。

    花弁の先端部がへこんでいる。これはモリイバラであろう。

    白い花がたくさん咲いている。

    茎に毛が生えており、これはウツギであろう。

    木の幹にからみ付いた蔓に白い花がたくさん咲いている。これはテイカカズラであろう。

    今にも脱落しそうな着生ランがぶら下がっている。

    これはムギランの塊。栄養が行き届かないのか、葉が少ない。

    こちらには別の着生ランが付いている。

    お目当てのマメヅタランが咲いている。

    花がたくさん咲いているが周辺の枝や葉が邪魔になっていまひとつ見にくい。

    こちらの木にもマメヅタランが着生しているが、木が枯れて折れてしまっている。

    マメヅタランの花が咲いているが一部は花が終わって茶色くなっている。

    おそらく木が枯れてしまっているので、いずれは消滅してしまう運命なのだろう。

    別の枝に着生したマメヅタラン

    まだ新鮮な花が咲いている。

 マメヅタランは2本の木に着生しているが、そのうちの1本は枯れて折れてしまっており、おそらく数年するとこの木に着生しているマメヅタランは脱落してしまうのではないかと思う。個体数が少なくとても惜しい気がするが、それが着生植物の運命なのであろう。


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これはウスギムヨウラン 南部町再訪 令和7年6月6日

2025年06月09日 | 里に咲く花
 5日ほど前に見たきたばかりのムヨウランであるが、画像を調べてみるとどうも普通のムヨウランでは無さそうである。唇弁の幅が広く紫色の毛が生えているところを見ると、これはウスギムヨウランではないだろうか。今頃満開になっているはずなので、もう一度見に行ってみる。現地に到着してみると、花は満開になっているものの風が強くて揺れまくり、とうとう接写させてくれなかった。画像はトリーミングしたものが多い。

    花はほぼ満開の状態である。

    薄黄色い色をしているように見える。

    側面像。萼片は全開せず半開きで紫色の唇弁が飛び出して見える。

    正面像。唇弁の幅が広く紫色の毛が生えている。

    やはりこの花はウスギムヨウランであろう。

    ひょっとしたら別の種類のものがあるのではないかと探してみるが・・・


    全てこのウスギムヨウランであった。

    軸は少し緑色を帯びているようである。

    花期は短いようで、既に散ってしまっているものもあった。

 別の場所でもう1ヶ所、ムヨウランの仲間が生えている場所がある。その場所は個体数がきわめて少なく、生えない年もある。昨年は1本だけ生えてくれて花仲間が写真を撮っているが、私が訪問した時には既に散った後だった。運が良ければ咲いてくれているかも知れない。

    運良く1本だけ生えていた。こちらのものは背の高さが高い。

    残念ながらまだ蕾。この蕾は濃い茶色に見える。

    こちらが昨年花仲間が撮影して送っていただいた画像。

    萼片は茶色で唇弁の幅は狭く薄黄色の毛が生えている。これはムヨウランであろう。

 おそらく南部町には今回確認したウスギムヨウランと昨年撮影されたムヨウラン、そして少し時期が遅れてトサノクロムヨウランの3種類が生育しているようである。ウスギムヨウラン以外は個体数がきわめて少なく、これからも追跡して調べて行きたいと思う。


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