スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(ボクシング これが中国だ)

2021-12-29 09:29:37 | 日記
12月29日(水)
 今月初めボクシングの木村選手が中国で試合をして、相手選手から重傷を負いかねない危険な投げを食らったとの、報道を聞いていた。ネットでその映像を見たが、相手も、何でこんな事(ボクシングのルールから外れたファイト)をしたのだろうかと疑問だった。当然相手選手のライセンス永久剝奪などの処置がとられると思っていたが、そんな続報はなかった。日本ボクシング協会も中国に抗議するようでもない。木村選手もマスゴミも相手の反則行為と言うばかりで、では何故そんな反則をしても処分されないのかという所には、一切触れていない。まことによく分からない事件である。
 報道を聞く限り中国側は、これはボクシング対カンフーの試合であり、その事は開始30分前に木村側に伝えたと言っているとの事である。木村側は突然中国語で言われたので意味が分からず、普通のボクシングの試合だと思っていた、と書かれている。
 まあ人を馬鹿にした報道である。そんな大事な事を普通30分前に言って済むのか。もし本当にそうなら日本ボクシング協会だって黙ってはいないだろう。報道では木村側は、普通のボクシングの試合として契約書にサインしたとあるが、ならばその原本を見せてもらいたいものだ。恐らくそんな事は書かれていないと思う。
 私の想像ではこれは木村側が甘ちゃんで、(木村側から言うと)中国に一杯食わされた事件である。契約書には多分どうとでも取れる曖昧な書き方がされているだろう。そして口頭では普通の試合だと木村側に言っていたのだろう。或いは興行的に多少のカンフー要素が入るかも知れないとくらい、言われていたのだろう。というのはこの試合はエキビジションで、木村選手は中国では有名人で、興行収入を狙ったものらしいからである。当然木村側は多額のファイトマネーに釣られて試合をしたのだろう。
 中国は純興業、木村側は割のいい余興として捉えていたというのが、本当の所ではないか。所が中国人選手が頑張ってファイトをしてしまってお互いに困っているというのが、真相だと想像する。
 木村側は日本人的な常識(興行だからカンフーでも危険な事はしないだろう)から美味しい話だと乗ったが、中国側はあくまで金儲け主義から、有名な日本人を華々しく負かして喝采を浴びようと、木村選手の選手生命とかなんて全く配慮せず、地のままで試合を行ったという事である。中国とは日本人が儲けれるような国などではないとの認識が、今になってもまだ普及していない。
 
 

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