スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(国葬 左翼総がらみ)

2022-09-18 11:17:37 | 日記
9月18日(日)
 マスゴミ・野党・半分の大学教授が総がらみで国葬反対を叫んでいる。異常なまでの熱の入れようだがそれには理由がある。
 安倍さんは戦後レジームからの脱却をスローガンにしていた。所が戦後レジームで食っているのがマスゴミ・野党・半分の大学教授なのだから、彼らの安倍さんへの反発はある意味命がかかった、根本的なものである。まあそこまではいい。彼らはマスゴミ様によって情報を統制出来ているから、安倍元首相の活動も、情報世界の中では一部の覚醒した国民は仕方ないとしても、大部分の国民に対しては、小さなもの(或いは右翼的な偏ったもの)として扱っておられる。
 しかし安倍元首相の国葬が執り行われたらどうなる。神格化と迄は行かなくても安倍元首相に大きな箔がつく。つまり安倍元首相が国民感覚の中で、大きな地位を得てしまうのだ。せっかく情報統制のなかで小さな存在に貶めていた努力が潰えてしまうのと、今まで小さな存在に貶めていたマスゴミ報道はでは何だったかとの疑念を、国民に持たれてしまう。国民のマスゴミ報道への不信が更に増加してしまいかねない。そうなると戦後レジームで食っている野党と半分の大学教授も、首筋に冷気が当たってぞっとなるのだ。
 国葬は最早撤回させられない。ならばこの国葬がいかに国民無視の暴挙なのかと、国民に刷り込んで国葬の価値を貶めるしかない。今それで躍起になっているのだ。だから私は国葬当日は勿論、その後も、国葬反対・与党の暴挙・国民無視論は続くと思う。マスゴミ・野党・半分の大学教授に取って命がかかっているのだ。ひょっとして最後の関頭との意識かも知れない。
 まあしかし国民だって全くの馬鹿ではないから、あと半年もすれば国葬を実施した効果が染み込み始めるだろう。その時、志半ばで凶弾に倒れた安倍元首相を弔う意識が戻り、反対に案内状を晒してふざけた蓮舫や辻元清美の非人間性に対する強烈な嫌悪感が、沸き起こると予想する。
 ところで戦後レジームとは何か。簡単に言うと「東京裁判史観」+「日本非武装論」である。日本はこんなに悪い国だ、だから他の国ならよいが、日本だけは軍備を持ってはならないという、思想である。ここから日本は自己を抑制して経済活動に専念していればよいのだという、エコノミックアニマル肯定論も出てくる。
 こんな倒錯した国家政策で80年近くやってこられたのは、世界史の一代奇跡である。勿論その理由はあって、それは以下の三つである。
①東西冷戦があり、アメリカが陣営引き締めのために、日本に経済発展を促し、かつ日本を庇護した。
②中国と韓国がまだ弱く、日本侵略をしなかった。
③日本の経済専念の職人的国家活動が、世界から受け入れられていた。
こういう中でお花畑の言説を吐き国民の思想教育をしてきたのがマスゴミ・野党・半分の大学教授なのである。しかしこのレジームは今や崩れつつある。
①ソ連が消滅し、アメリカの一人勝ちとなった。従って自陣を引き締める必要性が薄れ、日本もアメリカからライバル視されるようになった。半導体産業の衰退、未だに旅客機が飛ばせないのは、そのせいだと思う。
②中国と韓国が力をつけて、日本侵略を窺うようになった。
③従来の経済専念の職人的国家活動だけでは、世界から受け入れられなくなってきた。簡単に言って有能な事務屋から、世界の幹部級社員になれと、抜擢されつつあるのだ。
こういう中でママゴト泉とか空想的平和論のマスゴミと大学教授では、新しい状況に対処できないのだ。若くて転身できる人はいいが、もう新知識が入らない老人たちは、退場するしかないのであるが、おまんまの食い上げは困る事だ。だから最後の関頭張りに頑張るのだ。
 新しいレジームはなかなか想像するのが難しい。安倍さんは頭に描いていたであろうが、私なんかには分からない。マスゴミの思想統制が将来破綻するにしてもモザイク国家の独裁者が打倒されたようなもので、国民の考えは、てんでバラバラになるだけのような気もする。「東京裁判史観」と「日本非武装論」は、間違った考えにしても、前記三つの奇跡の中の存在であっても、日本人を一つに纏めていた。そういう日本人を一つに纏める新しいレジームを、安倍さん亡き後、誰が提示できるのであろうか。


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