スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(政局 分からない事②)

2024-10-04 16:11:59 | 日記
10月4日(金)
 公明党の対中共観が分からない。今回の決選投票で公明党は、高市に入れたら選挙応援をしないと、自民党の弱小議員達を脅したという噂がある。噂だが私は本当の話だと思う。自民党議員の中には地盤の弱い者、つまり公明党の応援を受けなければ当選しない議員は、一杯いる。小野田紀美さんは例外なのだ。山口那津男と副代表の女は、あろうことか人民解放軍の何周年かの記念式典に、堂々と参加して感極まりないという笑顔をしている。まあ涙を零しそうに喜ぶ二階の写真よりはまだましな姿だったが。公明党が媚中政党であることは分かり切っているが、何故創価学会が媚中なのか、そこが分からないのだ。
 中共で学会の布教が許されているのなら分かる。しかし許されていない。池田大作の個人的な思い入れからの媚中だったとしても、もう死んで一年近い。現実に布教も何もできない中での媚中などシャボン玉のような淡い幻想で、カリスマの死と共に消え去るのが普通だと思うのだが。それとも将来布教が許されるとの見通しがあるから、媚中を続けているのだろうか。私は事情に疎いがそんな話は聞いたことがない。創価学会員だって普通の日本人だろう。時代の進化に取り残された、古色蒼然とした毛沢東伝説的な中国幻想に憑りつかれている者ばかりとは、思えないのだが。

スケッチブック30(政局 分からない事)

2024-10-01 11:11:53 | 日記
10月1日(火) 令和6年
 石破が突如解散を言い出した。9日解散、27日投票だそうだ。総裁選の時の記憶では、確か予算委員会で野田と党首討論をしたいと言っていた筈だが、どうしたのか。急に言い出した理由として、メッキが剥がれる前にとか野党の準備が整う前にとか言われているが、どうもピンとこない。どの政権でも成立当初の支持率は高いが、一年くらいするとグッと下がってしまうのが通例だから、支持率の高いうちに選挙をしたいとの思いは理解できるが、それだと総裁選のドサクサ紛れに国民の審判も取ってしまおうという、火事場泥棒的なものに写ってしまう。新政権の方針を出し、一定期間実施して、それから国民の審判を受けるというのが普通のような気がする。まあ今回総選挙をして、一年後に又すれば良いとの意見もあろうが、そう度々総選挙をすることは金も掛かるし国政の停滞もあるし、好ましい事とは思えない。
 株は1900円下落したと聞く。この先回復するとは思うが、取り敢えず、石破が市場から歓迎されていないことは確かだ。総裁選の第一回投票では高市さんが議員票党員票とも石破を上回っている。これに野党票が加わったら自民党大敗は見えている。大敗しない為には高市票を総選挙では自民党に入れるようにしなければならないが、高市さんは役職にも閣僚にも就かないと言っている。多くの高市票が反自民となって、棄権とか日本保守党などに流れたら、石破の敗北は避けられい。
 そう考えると石破の今回の決断は、高市新党を恐れて、まだ成立する前に、つまり高市票が反自民に纏まる前に、選挙をしてしまおうとの思惑かとも思える。
 確かに今の状態の儘では高市票は、選択肢がない。日本保守党には流れても保守党はそもそも百人も候補者を立てられないだろう。まあ10人くらいの当選に留まるのではないか。維新とか他の野党に流れ、また棄権があるとしても、立憲共産党に投票するよりかはとやはり自民党に投票し、結果的に1割程度の自民党議席減に繋がるくらいしかなかろうと思う。1割減なら一年後に高市新党が出来て100議席も取られるよりかは、余程いいと、考えたのかも知れない。
 しかしこれも今総選挙をする理由にはならないだろう。今総選挙をしたとしても、一年後に石破退陣コールが起こっていれば、意味がないではないか。だから石破に、俺は政権運営の自信が無い、これから先は支持率が低下するばかりだ、ならばせめて有利な内にとの焦りがあって、唐突に総選挙を言い出したとしか思えない。今、ある程度の国民の支持を受けておけば、後はなんとかなるかも知れない、そんな捨て鉢の考えなのだろうか。
 大東亜戦争の開戦を決定した時の日本国よりも無責任な考えである。あの時はドイツの勝利に賭けるという、一応の気休めがあった。一年後に石破が支持率を上昇させているかも知れないという、気休めの材料はないではないか。