スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(これも過渡期か?)

2024-01-08 11:11:50 | 日記
1月8日(月)
 「れいわ新撰組」、「維新」、「保守党」をXで叩けとの、謎のSNSが発信されているらしい(私は見ていないが)。これらの政党を批判するポストをXに投稿して、「いいね」一つがつくと5.5円貰えるとのことだ。興味深いのは「だから多数のX民が山本太郎を叩くのか、理由が分かった」との悲憤したX投稿が、とても多いとの話である。「維新」「保守党」支持者によるこれに類するX投稿は皆無とのこと(ささやんと言うユーチューブ番組による)。ここで分かるのは「れいわ」支持者は実に単細胞人間であるという事だ。「維新」「保守党」支持者はこのSNSはフェイクだと判断できるから、誰も乗らない(別段悲憤の声を挙げてX投稿したりしない)のだ。しかし「れいわ」支持者はパブロフの犬のように条件反射的に反応する。
 世間知に乏しく、考え方も単純な人間が「有権者様」と持ち上げられると、普通の人はしないような実力行使が出来るようになる。山本太郎だってこういう連中に受けなければならないから、良識論を蹴飛ばしても被災地に飛んで行く。「れいわ」はこういう無知人間の馬鹿の一つ覚え的な行動力に支えられているとよく分かった。戦後の歴史を少し長い目で見ると、昔は無知人間は黙っていろとの声が強かった。無知人間も己の無知を自覚してか、遠慮していた。しかし他人を苛めるのが我が子の個性だと認める(そして個性を大事にしてやりたいとの)モンスター親の出現が影響したか、その事柄について何も知らなくても、自分が思った通りに発言をするのが良いとの、悪しき風潮が出来上がってしまった。道路が寸断された狭い場所に多人数の自衛隊員を投入できないとの事情を知らなければ、何で熊本の五分の一しか送れないのかと、批判の声を上げる事になる。予算の仕組みを知らなければ、何で復興費が40億円ぽっちりなのだと、政府批判をすることになる。普通の人は抗議の声を上げる前に、自分の意見に抜け落ちはないのだろうかと一応振り返るから、あまり過激な行動はとれない。しかし馬鹿人間はこうだと馬鹿の一つ覚えで思い込み、且つその思い込みを発現するのが正義だと考えているから、国会前でのバカ騒ぎに得意になって参加するし、フェイク動画にもころりと騙される。
 人間は知識を増やさないと判断を間違える。この馬鹿集団も、知識を増やして行く過渡期にある、自発的なだけに十分知識を得た暁には真の賢者になろう、と捉えるべきであるか。それとも豊かになれば中国はやがて民主化すると皆が間違えた、かってと同じ繰り返しに終わるのであろうか。