
今日の農作業の1は、ギョウジャニンニクを植える場所の整備である。わが家の畑には10年ほど前に爺様(私にとっては義父)が、が畑を林地に地目変更するためにケヤキを植えてしまった。婆様(義母)が大事にしていた畑に何ということをと思っていても、名義は義父の物でありだれも文句も言えずに来た。ケヤキを植えて10年もたてば、それなりの太さになり、根もはってくる。去年、何本か切り倒し根を取り除こうとしたが、なかなか大変であった。今年は、もともと植えてあったギョウジャニンニクを株分けし、栽培面積を拡大しようと思い、邪魔になっているケヤキを一本切り倒したが、そのままでは農地として使用できない。たまたまこの木は植えて5年くらいなので、まだ根の張りも弱いが、それでも周辺を1㍍以上の範囲で掘り起こし、枝根を切り取って「抜根」する。現在は、機械化されていてこのような作業はバックホーがあればたちまち終わるのだが、わが家にあるのはトラクターだけなので、すべて手作業となる。中心的道具は「トウグワ」、「ノコギリ」そして「ナタ」である。周囲1㍍を掘り、数十センチ掘り下げ、横に張った根を切り、最後に下に伸びた根を切り取って、株を根こそぎ取り去る。昔、旧大野にも敗戦によって引き上げてきた人たちが山野を切り開いて農地を開いていった開拓があるが、その苦労がしのばれる。
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