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佐伯泰英の酔いどれ小藤次書留シリーズの『状箱騒動』が発売になっていたので、購入して宮古へ行った機会に朝の時間を利用して読んでしまった。
今回の小藤次は、水戸藩の依頼で新しい竹細工の工夫と指導のために水戸に向かう。その水戸街道で、水戸藩の公文書を運ぶ飛脚が襲われ「状箱」が奪われる事件が起こる。これを小藤次が、老中・青山の密偵たちと力をあわせて解決していくというストーリーだ。とにかく、この中年というより初老の武者のキャラクターが面白く、それが美人の誉れ高い女流歌人と良い仲であって、今回は水戸街道を一緒に旅するという舞台設定も面白い。ついつい一気に読まされてしまうのである。
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