隆慶一郎の『一夢庵風流記』を読んだ。戦国期の傾奇者前田慶次郎利益がこの本の主人公だ。相当に昔、少年雑誌の連載でこの人物を描いたものがあったので、一応貴国にはある。滝川一益の従兄弟滝川益氏の子どもで尾張荒子城主前田利久の養子になり、名跡を継ぐ予定だったが、織田信長の命により利久の弟利家が継いでしまうのだ。慶次郎はその後かぶきにかぶいて、戦場を駆け回る。それにしても秀吉の朝鮮侵攻に先立って朝鮮半島に渡っていたなどということは、この本で初めて知った。隆慶一郎についてはあまり読む機会がなかったのだが、なかなか面白い作家だと思う。
4月24日。おはようがんす。昨日は角の浜地区の山側の伝吉という集落でチラシを配布。沢の一番奥の家で「がんばれ」と激励された。今朝はアジの開きにカツトジ。このカツは昨夜の会合で連れ合いが持たされたお弁当に入っていたもの。甘辛い汁で煮て卵で閉じてある。