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山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

わが家のツララ

2013-01-17 07:14:07 | 自然

 先日の「爆弾低気圧」では、思ったほど風は吹かなかったが、洋野町でも今シーズンもっとも多い積雪となった。おかげで、駐車場になっている裏庭の除雪やら、家の前の道路は除雪機が歩くと山ができるので、その排雪など結構労力がかかるのである。昨日は、午前中は久慈市に出かけたので、戻って昼食を済ませていると、連れ合いが家の前の雪を軽トラにのせて近くの河川敷まで運んで処理をしていたが、中途で終わったので、午後から2時間ほど今度は私が運んで処理をした。今回の雪は乾いたさらさらした雪なので、プラスチックの雪スコップで対応できる。湿った春雪の場合、アルミ製の「炭スコ」でないと処理できない。それが凍って固まると、ツルハシの出番となる。量が多くなれば、軽トラでは大変なのでトラクターの出動となるのが、今のところそこまではいっていない。トップの写真は、積雪とここのところの冷え込みで家に下がったツララである。

 左は、家の玄関前で雪を軽トラで運び去ったあと。右は、家の裏側。駐車スペースを除雪した雪が、花壇になる部分に積みあがっている。

 大野の場合この程度の雪は少ない方で、2月から3月はじめにかけて春のドカ雪が降るので要注意である。


秋だね~ホトトギスが咲いた

2012-10-21 06:16:58 | 自然

 今日は10月21日、確か国際反戦デーだったと思う。山クジラが学生の頃、10・21で大規模な集会を開き、デモ行進をして岩手公園(現在は「盛岡城跡公園」)の県中央集会に参加した。共産党系といわれる団体の集まりの主力は岩大自治会連合、全日自労のおじい、おばあたちがかなりの数を占めていた。10・21準備のため自治会室に泊まりこんだりしたが、あの頃は(1960年代の最後の頃)は、霜が降り紅葉も終わりに近づいていたような気がする。今よりも、もっと早く寒さが来たのではなかったろうか。

 わが家の庭先で、ホトトギスの花が咲き始めた。ホトトギスはユリ科の多年草で、花にホトトギスの胸の羽のように点々が出ることからホトトギスと名付けられたとのことだ。岩手の里山では夏にヤマジノホトトギスが咲く。かつて鞍掛山に行ったときに見た覚えがある。この他、黄色い花をつけるホトトギスを牛形山に登った時に見たが、名前を特定できていない。 いずれにしろ、ホトトギスが咲き始めるといよいよ秋の深まりを感じるのである。


大野に秋の気配=ススキが穂を出す

2012-09-04 18:40:45 | 自然

 岩手県北部、洋野町大野地区で秋の気配がしてきた。日中は相変わらず30℃近いもしくは30℃超えの気温だが、日差しの角度が変わり日陰に入ると意外と涼しい風を感じる。農作業の方は、減反田で刈払った雑草を焼く作業をした。しばらく乾燥が続きだったので、一回火をつけると順番に集めておいた草に燃え移り、灯油の使用量が少なくてすんだ。しかし作業をする人間にとっては熱いことにはかわりがない。今日も汗びっしょりで午前中で作業を終えた。前は、別の減反田もこの作業をむなしくやっていたのだが、現在はOさんが機械で刈り取るのでその分はむなしさを感じなくてもすむようになった。今日まで焼き払った減反田にはその一角に来年ギョウジャニンニクを植え込むつもり。ギョウジャニンニクの野生のものは森林の下に生え、余り栄養の良くないところでも細々と育っている。栽培する場合には「1アールあたり1トンの堆肥を入れる必要がある」と言われるほど肥料を必要とする。現在、田んぼ用に牛糞堆肥を約6トン頂いているのを転用し、田んぼの分はさらに別の畜産家から購入しようかとも思っているところだ。さて、暑いといっても本州最北端に近い洋野町大野地区のこと、秋の気配は色々なところにでてきている。先日は朝の野原の虫の声をあげておいたが、いつの間にかセミの鳴き声がしなくなり、日中でも田んぼの土手などでコオロギが鳴くようになった。おおの道の駅の予備の駐車場では、ススキが穂を出し秋の風景になっていた。ススキに似たのにオギというのがあるそうだが、下部の葉が開花時には枯れるので違いが分かるとのことだ。減反田の草焼きが終わったので、冬の暖房用の薪切り、薪運びを始めなければならない。秋の取り入れと、冬篭りの準備にまだまだ汗を流さないとならないのだ。

 


秋の野は虫の声が支配

2012-09-02 18:33:06 | 自然

 まだ優勢な太平洋高気圧に支配され、岩手県北部でも日中は30℃を超える日が続いている。日中は気温が上がるにつれ セミたちが過ぎていく夏を惜しむように鳴きだす。私が「しんぶん赤旗」の日刊紙を配達する午前4時から5時頃の大野は、コオロギなど秋の虫の天下である。その虫たちも気温が上がるにつれ、静かになってしまう。今、季節は毎日夏の高気圧と、秋のおとずれを告げる気団とが東北の上空でせめぎあっているところだろう。例年に比べ、秋の訪れは遅いが、高温のもとで稲は順調な生育を続けており、「豊作」といって良い結果になると思う。昔とちがって素直に喜べないのは、米が余計取れると市場価格が下落する結果になるからである。すべての市場にまかせる行過ぎた「自由主義経済」の問題を明確にし、食料は自らの国土から作り出す政治への転換こそ求められていることだと思う。


コナギの花が咲く

2012-08-21 19:19:07 | 自然

 まつりが終わって、農作業に戻った。昨日、今日の作業は土手の草を刈っていたのを焼却する作業である。まつりが過ぎれば普通は気温が下がるものだが、今年は太平洋高気圧に覆われて、思い切り暑い。30℃を超える気温の中、刈り払った草を集め、灯油を振りまいて火をつけていく。暑いさなかにやる作業か?とも思うが、カメムシ対策としての草刈り、刈った草の処理は欠かせない仕事なので、がんばってやりぬいて、今日の午前で作業は終了した。ところが土手の草は、またある程度の高さになっている。もう一度刈り払うのか?と思うと、汗が黙っていても出てくる。この後は、カメムシ防除の殺虫剤の散布だが出穂が揃わず、穂揃いしていない田がウルチで1枚、もち米の1枚も遅れているので、時間差攻撃ということにしなければならない感じ。今年は除草をかなりがんばったので、「ノビエ」が出ていたのは1本だけ、まだオモダカは少し残っている感じ。そしてこれだけやっても残ったコナギが青紫の花をつけている。ポケット図鑑シリーズの「日本の山野草」によれば、コナギは日本の各地の水田や湿地に生える1年草で、秋の入り口に青紫の花を開くとある。コナギの由来は小さいナギ(ミズアオイ)の意味だそうである。田んぼの中にあるのでなければ、可愛らしい花をつける野草として珍重したいくらいだ。