教育省によると、受験生は939万人で、去年より27万人多いということです。
南京でも27,560人が受験の模様。
中国の大学受験は、全国普通高等学校招生入学考試は、通称「高考」とよばれ、2008年から「全国大学統一入試」と改称された。
中国の大学は欧米と同じく9月入学のため、毎年6月から7月に試験が行われる。
日本と違い、大学や専攻ごとの試験は原則行われず、この高考の試験結果のみで合否が判断される。
そのため、高考の社会的注目度や受験生のプレッシャー、親の力の入れ様は凄まじいものがある。
試験期間中、親は受験生を送迎するのが通例となっており、会場となる中学(高校)は親をはじめ多くの人でごった返す。
会場周辺は交通整理され、一般人は交通機関の利用を自粛する雰囲気もある。
テレビでも、受験前の願掛けをする親や、試験後の受験生のインタビューなどをこぞって取り上げる。
志望校や専攻は、自由に選択し申し込むことができる。
しかし、高考の試験結果のみで合否が決まるため、受験生は慎重に志望校を選択しなければならない。
過去数年分の合格最低点を確認し、模擬試験の結果と照らし合わせて申し込む大学を決めていく。
重点大学(政府が指定した優良大学、一般的に倍率も高い)2校と非重点大学2校、その他の専門学校と、出願校数に限りがある。
そのため、自分の学力にあった志望校選択が重要となってくる。
日本と同じく、インターネットで各校の合格点を発表したり、どこに出願すべきかをアドバイスする受験産業も盛んである。
今年、農村の戸籍を持つ受験生の数が17万人増えた。
これは、近年、大学生募集制度が農村地域を配慮した結果だということです。
中国南部の広東省では、受験生の数は75万6000人にのぼり、2年連続で受験生が最も多い省となった。
同省は、出稼ぎ労働者など、人口流入の目的地として、より緩和された戸籍制度を採り入れており、受験生の数が14年連続で増加している。
一方、首都北京では、7万500人が応募し、去年に比べ2000人以上減った。
8年連続の減少だ。北京の受験生の減少は、出生率の低下のほか、海外留学する学生が多いことも一因とみられている。
大学入試の改革は社会も注目している。
一部の大学による自主的募集で不正に関する報道が相次いでいることがある。
一方で、受験生を持つ大多数の家族は、大学入試は進学において最も公正なやり方であり、将来、社会進出を実現する最も有効な手段とみている。←6月7日CRI
科挙の国ですね!!
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