漢文の必要性は(少なくとも)2つあって、
一つの「よいこバージョン」の答えを↓
に書いたんだけど、悪い子バージョンの答えを書こうと思って、
漢文の参考書に書いてあるはず・・・と、近くの本屋さん
(荻窪西友の6階の本屋さん)に行ってみたら・・・
書いてある本と、書いてない本の真っ二つに分かれる!
河合塾、代ゼミが出している参考書には書いていない。
駿台の飯塚先生が書いてる本と、ストサプの本には書いてある。
何が書いてあるのかというと・・・
SVOCを使った漢文の語順
で、このことを知っていると、受験英語の勉強に役立つ。
受験英語っていうのは、2つの部分でできているんだけど、
(1)外国語を外国語のまま理解する
(2)外国語から日本語、日本語から外国語に翻訳する
(英語の場合には外国語=英語、漢文の場合は外国語=漢文)
大西先生のNHKラジオ英会話は(1)に基づいている。
(NHKの語学講座はたいてい(1))
(2)は、和文英訳や英作文のときに使う。
(1)だけだと、意味は分かっても、受験では高得点は取れない。
で、(2)についてなんだけど、実は、漢文や古文のほうが、その力が養える。ただ、そのためには、漢文は英語と同じようなSVOとCを使った文型を持っていて、訳(レ点、一二点、上下点の振り方)がパターン化されているっていうことを知らないといけない・・・
んだけど、
そのことが、河合や代ゼミの参考書には書いてない。駿台の飯塚先生の本には書いてある(ストサプにはめちゃくちゃ詳しく書いてある)
これについて書くと、長くなるし、今日はこの話がしたいわけではないので、
今回はこの辺でやめて、別の機会に書く
で、書いていない理由。推測なんだけど…
そもそも、駿台と河合塾っていうのは、客層に違いがある
↓に駿台と河合塾の合格者数が書いてあるけど、
駿台は、東大・京大をはじめ、国公立には河合塾と同じ
あるいはそれ以上に合格者を出しているけど、
GMARCHには、そこまで合格者を出していない。
河合のGMARCHの合格者は、駿台よりもかなり多い。
つまり、駿台は東大などの難関国公立向け
河合はGMARCHの私大ボリュームゾーン向け
って感じに見える。
難関国公立の場合、漢文を捨てるわけにはいかないから、
根本的、かつ効率的に勉強しないといけない。
なので、SVOCの話を載せて、英語と比較できるように
して、効率的に勉強できるようにしてあるんじゃないか?
この場合、英語と漢文と比較することにより、他の外国語にも
展開できるから「漢文は必要」となる。
GMARCHの場合、もしかすると、漢文捨てられるのかも?
そうでないとしても、そこまで根本的に勉強する必要
ないのかも?
こういう場合、漢文やってる暇あったら、英語の(1)の勉強
やったほうがいいってなるから、
漢文いらなくね?ってなるのかも・・・
で、結局、どの本買ったかだけど、↓の本と
↓の本
で、どっち買うか、めちゃくちゃ悩んだんだけど、
SVOCの説明が詳しい岡本梨奈先生のほう(下のほう)を買った
これ読んだうえで、このブログの途中で話を切り上げた、
受験英語と漢文の関係を、いつか書く予定。