なぜ、実績もなく、年功もない新入社員の初任給が、
めちゃくちゃ高いのか・・・
初任給アップ、新人と10年目が同じ賃金? 賃上げをめぐる「会社」の危機
30年ぶりの歴史的賃上げに世の中がわいています。しかし財政基盤の弱い中堅・中小企業やベンチャー企業は戦々恐々としているのが現状です。十分な賃上げがない企業で働く社...
BUSINESS INSIDER JAPAN
↑は去年の記事だけど、まあ、今年でもこんなかんじ?
もっとひどいよね(^^;)
まあ、コンサルタントいじめてもしょうがないから、
中小企業診断士で経営学修士を持っている
ウィリアムのいたずら様が説明しておきますかにょ・・・
給料の金額は、一つの基準ではなく、いくつかの基準に基づいて決まる。
コンサルタントの言っている、
年功序列がいいわるいとか、
実力主義、成果主義がいい悪いとか、
っていうのは、
自分が注目されたいから、
もしくは商品を売りたいから、
マスコミだと視聴率を上げたいから、
このうちの基準の1個をことさら取り上げ、
それだけを強調している。
その基準は、少なくとも3つある。
1つは、社員が生活するのに、この金額だけは必要です!という
生活費を保障するための金額。最低賃金等がこの典型
→これは、社員の能力、実績など関係ない。この基準以下になると、
定着率が悪くなる
年功序列も、年々必要金額が高くなる社員の生活費に対応するように
給料を上げていく仕組みで、これがないと、生活できなくなるから
この1つめに属する。
2つめは、仕事の成果に対する報酬。
成果主義が、この典型
3つめは、人材も商品と同じで、人材市場の需要と供給によって
決まると考える考えかた。昨今の初任給の高さはこの典型。
どれを優先するかは、会社の形態にもよるし、さらに状態による。本当は。
たとえば、どうしても人が欲しい場合は、3つめの需給バランスできまる。
定着率を上げたい場合は、1を考慮する必要がある。
逆に日雇い現場の場合、1は全く考えなくていい。主に2、場合により2+3
というように、実際には個々の会社で違うんだけど、
そういう話をすると、人は注目してくれないから、
いまは3がセンセーショナルで人をあおりやすいので、3を話題にしている。
事実、初任給が高いからって言ってくる社員を採用したいかどうかは、
会社による。そういう社員を好まない会社は、あえて、初任給を上げない
という暴挙に出ることもあり得る。