8月23日、IPAのセミナー
「ユーザのための要件定義ガイド」に基づく要件定義品質の向上
~要求を明確にするための勘どころ~
に行ってきたのでメモメモ(途中からです)
■第1章、2章(途中から)
・要求→要件が抜ける→コンピュータ化するとき抜ける→あいまいな解釈
→運用、テストで要求漏れが発覚
・今回のスコープ
企画フェーズ
要件定義
開発フェーズの非昨日要件あたり
・機能要件の合意形成ガイド
・要件定義において考慮すべき10ポイント
(1)要件定義:経営課題解決→いままではビジネスのサポート
(2)ITリスクは経営に直結するリスク
(3)今のシステムは使われているか・・・現状分析
(4)無駄なものは全社視点で排除
(5)合意形成には時間がかかる。利害関係者(ステークホルダー)
(6)要求は膨らむ(止まることはない)。納得感のある削り方
(7)要件定義に十分な工期、工数を割り当てる
(8)品質向上により、後工程の手戻りも抑止
(9)準委任を基本、一括にする場合はクリエイティブな部分が捨てられる
(10)投資効果の評価指標と、取得方法
■第3章
3.1 経営や業務に貢献するITシステムの構築
・経営の価値に貢献するか→もう、業務はITになっている。なぜ作り直す?
・要求の整理・分析
要求:~したい →目的と手段
その背景
源泉(なぜ):問題、ニーズ、課題
・問題:負のギャップ 事実
課題:何をすべきか→事実と解決すべきことは違う チャレンジ
要求:
目的:状態変化
手段:どんな手を打つか
・目標:マイルストーン→KPIの設定
KPI:行動が正しいか
KGI:ゴールを達成しているか
・目的の体系化
→目的には、階層がある
経営レベル:大体いっしょ
手段の妥当性を検討する→手段の充分性(新たな手段)
・なぜなぜ分析;社風 なぜ5回、パナソニックは7回?3回でもやったほうがいい
真の原因を見極める→最適な課題(テーマ)を見つける
3.2 膨らむ要求のコントロール
・要求は必ず膨らむ
勘所
要件定義内でコントロール
だんしゃり
定量化
・要求
はじめ:膨らませる
後半:収束させる
→設計工程ではだめ
・過剰要求を捨てる:だんしゃり
捨てるポイント:
充分性、妥当性
定量的に測れるように→算出根拠
実現性:技術的実現性、難易度
必要性:MoSCoW(もすこー)
要求を定量化
要求量のベースラインを合意
3.3 業務の複雑さを軽減
・柔軟なシステム
フレームワークで柔軟;要件定義に書かれていない
→業務が複雑:なんとかしないと・・・
・勘所
バリエーションの整理
バリエーション減らす
パッケージ
・管理対象(エンティティ)
管理対象:番号を振って管理したくなるモノ
組み合わせ:ルール→もと(エンティティ)を減らせば、バリエーション減る
ダブりなく、もれなく整理する→複雑さを減らす
不要な分類を整理する
なくせば、どこに影響があるかわかる
・業務プロセスの整理 4つの観点
集約
並行化→これが柔軟!
廃止
連結
・パッケージに業務を合わせる
→シンプルすることの近道
失敗することもある
開発量をへらしたいなら失敗する→20%ちがうなら新規開発
業務改革のために使う
3.4 非機能要求
・非機能難しい
経営問題:要件定義
勘所
非機能要求グレード
・非機能要求グレード
せっかくあるので、使ってみましょう!
236個、きめなさい
ステークホルダー別に振り分け(Tri-Shaping)
ビジネス領域
ソリューション領域
テクニカル領域
・注意点:整合性
制約・前提 +現在の状況→整合性の判断
依存関係
トレードオフ
矛盾関係
3.5 多様化するステークホルダーの合意形成
コンシューマーとかも
勘所
もれなくステークホルダーを洗い出す
合意形成
ステークホルダーを洗い出す
お金を出す人だけではないよ
運用の人、経営者・・・
モニタリング
要求抽出ワークショップ:ファシリテーションするのに
プロジェクトの最後の判断ポイント:ステアリングコミッティ、意思決定機関
→なにかあったら、すぐ投げる
3.6 業務システムの把握
いかに現行業務を把握するか
勘所
可視化:俯瞰ドキュメント
フィールドワーク:ドキュメントだけではだめ、リラーン(再学習)
共通意識:ウォークスルー
→ユーザーだけでは要求定義はできない
目的を体系化するの例→5章
■第4章
・ドキュメントの観点:抜けもれ
お話:大きく3つ
きちんと計画をたてましょう
作成の留意点:12のドキュメント
成果物共通の留意点
・個々のドキュメントで勘所
相互の関係を明確に
4.1作成計画時の留意点
・機能要件の合意形成ガイド
前後のプロセスの目的を踏まえて、成果物をマッピング
・ドキュメントの関連図
→正誤表を確認のこと
・異なる目的のために作成される
前後のプロセスの目的
・一覧:完全性が求められる場合
・粒度を決める
・分担を明確に
4.2 個々のドキュメント
大きく3つ
プロセス系
データ系
その他
●プロセス系
ビジネスプロセス関連図を最初に見ましょう
1枚で表す
業務機能構成表
3段階
ビジネスプロセスフロー
as-isとto-be
・抜けもれ提言の観点
5W2H
例外、特殊処理
・新しいビジネスプロセスを作り上げる意識を持つ
ボトムアップより、事業戦略・方針のトップダウン
・画面帳票レイアウト
標準化
全部は作らない
・業務処理定義書
業務ルールの明確化
表形式で抜けもれ
●データ系
(CRUDもいれて)
概念データモデル
・概念データモデル:絵を書いて説明
エンティティ定義書、データ項目定義書
→NULLを許すかポイント
・CRUD
エンティティ:矛盾
データ項目:検証→使い分け
●その他
・総合テスト仕様書
・システム移行計画書:要件定義の段階
・運用・操作要件書
・非機能要件書
4.3 成果物に共通の留意点
・第三者による公式なレビュー:インスペクション
・未決定事項:リスクを共有、要件が定義できない事案は廃棄する
・品質向上:図表、プロジェクト内での策を併用
まとめ
・何のために使うんだっけ→品質向上へ
アカデミックのゴール指向要求分析の話と近いところにあると感じました。ゴール指向要求分析だと、目的(状態遷移としていますが状態変化)を目標であるマイルストーンに分割し、各マイルストーンの目標状態を細かな部分にすることで状態の分析(データ構造の分析)にするという手法(KAOS)があり、それは、「不確か」な状態には、そのままでは適用できないので、どうするかというのが、アジャイル等に関連してきますが、ちょうど、そのあたりが、課題になっているのかなと感じました。
■5章:事例
・ビジネスに貢献する要求を見極める事例
リザルトチェーン
ITしさく、OPPしさく
作り方
2.ITしさく→IT成果 3.業務成果 1.ビジネス成果
4.OPP
5.マイナス影響
・要件量を可視化する
要件量管理手法の全体フロー
要求量:ファンクションポイント、機能数などで定量化
・業務バリエーションの整理
業務パターンの可視化:業務シナリオマトリックス
20% 80%ルール
・非機能要件の進め方(Tri-shaping)
要求の獲得
要求の整理
要件として定義
要求の獲得のイメージ
・ステークホルダー分析
ステークホルダーの特定:影響度、対立関係
合意形成のやり方
要件定義10箇条
・要求の定量化による合意形成と膨らむ要求の制御の事例
生産物力変換係数
・見積もった結果で予実管理
・手戻り防止のためのレビュー
・レビュープロセス成熟度
・要件定義文書の品質向上
まとめ
みんなやってるよ!
「ユーザのための要件定義ガイド」に基づく要件定義品質の向上
~要求を明確にするための勘どころ~
に行ってきたのでメモメモ(途中からです)
■第1章、2章(途中から)
・要求→要件が抜ける→コンピュータ化するとき抜ける→あいまいな解釈
→運用、テストで要求漏れが発覚
・今回のスコープ
企画フェーズ
要件定義
開発フェーズの非昨日要件あたり
・機能要件の合意形成ガイド
・要件定義において考慮すべき10ポイント
(1)要件定義:経営課題解決→いままではビジネスのサポート
(2)ITリスクは経営に直結するリスク
(3)今のシステムは使われているか・・・現状分析
(4)無駄なものは全社視点で排除
(5)合意形成には時間がかかる。利害関係者(ステークホルダー)
(6)要求は膨らむ(止まることはない)。納得感のある削り方
(7)要件定義に十分な工期、工数を割り当てる
(8)品質向上により、後工程の手戻りも抑止
(9)準委任を基本、一括にする場合はクリエイティブな部分が捨てられる
(10)投資効果の評価指標と、取得方法
■第3章
3.1 経営や業務に貢献するITシステムの構築
・経営の価値に貢献するか→もう、業務はITになっている。なぜ作り直す?
・要求の整理・分析
要求:~したい →目的と手段
その背景
源泉(なぜ):問題、ニーズ、課題
・問題:負のギャップ 事実
課題:何をすべきか→事実と解決すべきことは違う チャレンジ
要求:
目的:状態変化
手段:どんな手を打つか
・目標:マイルストーン→KPIの設定
KPI:行動が正しいか
KGI:ゴールを達成しているか
・目的の体系化
→目的には、階層がある
経営レベル:大体いっしょ
手段の妥当性を検討する→手段の充分性(新たな手段)
・なぜなぜ分析;社風 なぜ5回、パナソニックは7回?3回でもやったほうがいい
真の原因を見極める→最適な課題(テーマ)を見つける
3.2 膨らむ要求のコントロール
・要求は必ず膨らむ
勘所
要件定義内でコントロール
だんしゃり
定量化
・要求
はじめ:膨らませる
後半:収束させる
→設計工程ではだめ
・過剰要求を捨てる:だんしゃり
捨てるポイント:
充分性、妥当性
定量的に測れるように→算出根拠
実現性:技術的実現性、難易度
必要性:MoSCoW(もすこー)
要求を定量化
要求量のベースラインを合意
3.3 業務の複雑さを軽減
・柔軟なシステム
フレームワークで柔軟;要件定義に書かれていない
→業務が複雑:なんとかしないと・・・
・勘所
バリエーションの整理
バリエーション減らす
パッケージ
・管理対象(エンティティ)
管理対象:番号を振って管理したくなるモノ
組み合わせ:ルール→もと(エンティティ)を減らせば、バリエーション減る
ダブりなく、もれなく整理する→複雑さを減らす
不要な分類を整理する
なくせば、どこに影響があるかわかる
・業務プロセスの整理 4つの観点
集約
並行化→これが柔軟!
廃止
連結
・パッケージに業務を合わせる
→シンプルすることの近道
失敗することもある
開発量をへらしたいなら失敗する→20%ちがうなら新規開発
業務改革のために使う
3.4 非機能要求
・非機能難しい
経営問題:要件定義
勘所
非機能要求グレード
・非機能要求グレード
せっかくあるので、使ってみましょう!
236個、きめなさい
ステークホルダー別に振り分け(Tri-Shaping)
ビジネス領域
ソリューション領域
テクニカル領域
・注意点:整合性
制約・前提 +現在の状況→整合性の判断
依存関係
トレードオフ
矛盾関係
3.5 多様化するステークホルダーの合意形成
コンシューマーとかも
勘所
もれなくステークホルダーを洗い出す
合意形成
ステークホルダーを洗い出す
お金を出す人だけではないよ
運用の人、経営者・・・
モニタリング
要求抽出ワークショップ:ファシリテーションするのに
プロジェクトの最後の判断ポイント:ステアリングコミッティ、意思決定機関
→なにかあったら、すぐ投げる
3.6 業務システムの把握
いかに現行業務を把握するか
勘所
可視化:俯瞰ドキュメント
フィールドワーク:ドキュメントだけではだめ、リラーン(再学習)
共通意識:ウォークスルー
→ユーザーだけでは要求定義はできない
目的を体系化するの例→5章
■第4章
・ドキュメントの観点:抜けもれ
お話:大きく3つ
きちんと計画をたてましょう
作成の留意点:12のドキュメント
成果物共通の留意点
・個々のドキュメントで勘所
相互の関係を明確に
4.1作成計画時の留意点
・機能要件の合意形成ガイド
前後のプロセスの目的を踏まえて、成果物をマッピング
・ドキュメントの関連図
→正誤表を確認のこと
・異なる目的のために作成される
前後のプロセスの目的
・一覧:完全性が求められる場合
・粒度を決める
・分担を明確に
4.2 個々のドキュメント
大きく3つ
プロセス系
データ系
その他
●プロセス系
ビジネスプロセス関連図を最初に見ましょう
1枚で表す
業務機能構成表
3段階
ビジネスプロセスフロー
as-isとto-be
・抜けもれ提言の観点
5W2H
例外、特殊処理
・新しいビジネスプロセスを作り上げる意識を持つ
ボトムアップより、事業戦略・方針のトップダウン
・画面帳票レイアウト
標準化
全部は作らない
・業務処理定義書
業務ルールの明確化
表形式で抜けもれ
●データ系
(CRUDもいれて)
概念データモデル
・概念データモデル:絵を書いて説明
エンティティ定義書、データ項目定義書
→NULLを許すかポイント
・CRUD
エンティティ:矛盾
データ項目:検証→使い分け
●その他
・総合テスト仕様書
・システム移行計画書:要件定義の段階
・運用・操作要件書
・非機能要件書
4.3 成果物に共通の留意点
・第三者による公式なレビュー:インスペクション
・未決定事項:リスクを共有、要件が定義できない事案は廃棄する
・品質向上:図表、プロジェクト内での策を併用
まとめ
・何のために使うんだっけ→品質向上へ
アカデミックのゴール指向要求分析の話と近いところにあると感じました。ゴール指向要求分析だと、目的(状態遷移としていますが状態変化)を目標であるマイルストーンに分割し、各マイルストーンの目標状態を細かな部分にすることで状態の分析(データ構造の分析)にするという手法(KAOS)があり、それは、「不確か」な状態には、そのままでは適用できないので、どうするかというのが、アジャイル等に関連してきますが、ちょうど、そのあたりが、課題になっているのかなと感じました。
■5章:事例
・ビジネスに貢献する要求を見極める事例
リザルトチェーン
ITしさく、OPPしさく
作り方
2.ITしさく→IT成果 3.業務成果 1.ビジネス成果
4.OPP
5.マイナス影響
・要件量を可視化する
要件量管理手法の全体フロー
要求量:ファンクションポイント、機能数などで定量化
・業務バリエーションの整理
業務パターンの可視化:業務シナリオマトリックス
20% 80%ルール
・非機能要件の進め方(Tri-shaping)
要求の獲得
要求の整理
要件として定義
要求の獲得のイメージ
・ステークホルダー分析
ステークホルダーの特定:影響度、対立関係
合意形成のやり方
要件定義10箇条
・要求の定量化による合意形成と膨らむ要求の制御の事例
生産物力変換係数
・見積もった結果で予実管理
・手戻り防止のためのレビュー
・レビュープロセス成熟度
・要件定義文書の品質向上
まとめ
みんなやってるよ!