20年位前、1980年代終わりごろから、最近まで、ソフト業界とかその周辺の変遷について、特にソフト開発の立場を中心に見て行く、土日シリーズ「失われた20年-ソフト業界は変わったのか?」その第21回目。やっと、現在まで来ました。今回から数回にわたって、2003年ごろから現在までのお話です。今回は、その概観。
■2003年以降―Webの時代
2003年以降は、Webによる開発が多くなります。
Web2.0もそうですけど、その前から、ブラウザを使って画面表示するという開発方法が多くなってきます。そして、オブジェクト指向による開発(Java,C++)も非常に増えてきます。
この背景として、2003年、4年ごろに、UMLによる設計~Javaによるシステム開発~テストという流れが確立し、オブジェクト指向開発方法論が安定してきたとことも関係すると思います。
その一方で、電子政府を進める上で、EAというのがでてきましたけど。。
どーなんすかね?
■Web2.0
そのWeb自体は、Web2.0っていうコンセプト(バズワード?)が現れ、かなりにぎやかになってきます。ブログとかSNSとかが出てきたりします。
また、言語も、クライアントはJavascript、サーバーは、サーブレット、PHP,Perl,Rubyと、Web系のいろんな言語で開発されたりします。
■ケータイ
現時点においては、Web2.0の覇者であるグーグルが、ケータイOSのAndroidを出すなど、ケータイ市場もにぎやかになってきました。
こんなかんじで、次週から、各論に入っていきます。