今日の空です
遠くで雷の音がしていました、鶏りの雛は落ち着かず
人の心は押し広げられて
こんな空に吸い込まれたい
日常なんて
地球が5億年の回転
葛の花は怪しい匂いを発して里山を
全部覆ってしまう。
今日の空です
遠くで雷の音がしていました、鶏りの雛は落ち着かず
人の心は押し広げられて
こんな空に吸い込まれたい
日常なんて
地球が5億年の回転
葛の花は怪しい匂いを発して里山を
全部覆ってしまう。
土用芽や 里山あたり 雨あ降る
この写真は、コナラ(ドングリ・シダミの木)の土用芽です、奥に写っている葉っぱが青黒いというか濃い緑になっているのに比べてまるで春先の新芽のようですね、これは春に一端伸びた新芽が固まった後新たに冬芽の部分がこの時期に伸びる現象を「土用芽」というのだそうです。
このきなんの樹という樹木のHPの掲示板に書き込みがあったことで、そういえば今ちょうど春先の新芽のような物が枝先に出ているなー、とても気になっていたのでこの書き込みを見てほんとに気持ちがすっきりしました。
書き込みの主「ひろし」さん有難うございました。前にもオニノヤガラという植物の質問に丁寧に答えていただきました。
『勢いのある枝の芽が、長雨とか気温の変動、あるいは害虫の食害などをきっかけに梅雨の半ば以降に再び伸びだすことはちょくちょく見られる現象で、「土用芽」は俳句の季語にもなっています』
オニユリが咲くと夏だなーと思います、昔の茅葺き屋根にはこのオニユリが咲いていたりしました、この地域のもう少し奥に入ったあたりに昔の水車を復元した所がありまして『トコトン水車』という名前がついていますがその茅葺きの屋根にも咲いていました。写真が今ないのでそのうちにアップします。
今年もこの花が咲いたので撮ってしまいました、つる性の植物でご存知『ヘクソカズラ』いい花なんですけど匂いが良くないですよねー。この植物も暑い夏をがんがん元気_ツルを伸ばして何処にでも絡みつきます、邪魔だと思って捕ろうと思うと臭いのです、人間に嫌がられて種族を守ろうという作戦なのでしょうか?
それにしても名前と裏腹にきれいな花です。
庭のエンジュの樹にいつの間にか巻きついて毎年恵みをくれる『ヤマブドウ』まだ実は青いですが今年は沢山実をつけています、生で食べたらすっぱくてとても売っているブドウの足元に及びませんが、ぶどう酒にしたりジュースにすると最高です。
見ているだけでも心をゆたか_してくれます。
東北北部も昨日梅雨明けして夏がきました、この間までお昼でも屋内にいて窓を明けていると「スズシー」と声が出るような気候でしたのに昨日からは「アツー」と声が出るようになってしまいました、突然夏が来たのです。
ネジバナが池の土手に咲いていました、可愛いですね、このネジバナはランの仲間だそうです、この地方では田んぼの土手や草地などに案外多く自生しています、ところが草地や土手はいつもきれいに草を刈っておかなければならないのが勤勉な農家なのです、だからほとんど咲き誇っているということはありません。
この他にもホタルブクロやゲンノショウコ、ヤマユリ、オニユリ、桔梗科のソバナなど咲くんですが刈られてしまいます、でも中には花好きな人がいてそんな草だけ残して草刈りする人もいます。
私なんかは、日和見農家?ですから人から嫌がられるほど草を刈らないでおくことがありましてなんとも恥ずかしい次第です。
多分カラコギカエデだと思います、カエデは沢山の種類があって大変です、大変というのはどうしても正しく名前を鑑定したいからという人間の側の勝手な思いなわけです。
とにかくこの写真は、あのカエデらしくない葉っぱの形をしていますがご覧のとおり種子が出てみるとやはりカエデの仲間なのですね。
「鹿子木楓」漢字でこのよう_書くのだそうです、名前の由来は樹皮がはがれ鹿の子まだらになるから、カノコギがなまって「カラコギカエデ」になったといわれています。
こんなカエデらしくない葉っぱをしたカエデが結構あるのには驚きます、「ヒトツバカエデ」「トウカエデ」「チドリノキ」「カジカエデ」「ホソエカエデ」「メグスリノキ」などなど、例えばヒトツバカエデなんか、花の時期や種をつけた時や紅葉した時以外に見たらまず解らないと思います、解るようになるにはバカになって観察するしか無いようです。
昨年、「ヒトツバカエデ」と認識して持ち帰りスキャンしたものです。とてもカエデには見えませんよね。
因みに、カエデの仲間でモミジとつく種類は、イロハモミジ、ヤマモミジ、オオモミジだけです、カエデ世界は園芸種などを混ぜると大変な種類があってとても私なんぞの手におえるものではありませんのでこんな所にて。