8回目の樹を観る会・五輪峠~藤沢渓谷
8月20日日曜日、8回目の樹を観る会はあい変わらずの暖かいお天気の中いつもより多くの人が参加して開催されました(ちょっと言い方が硬いかな)
写真は遠野市小友の藤沢渓谷を散策している所です。この藤沢渓谷は種山高原物見山となりの大森山から流れ出た水が長野川に注ぐ間にある渓谷です、この廻りに残された原生林にはカツラ、トチ、ミズナラ、シデ、サワクルミ、ブナ、ミズメザクラなどの大木が林立していて国道107号から少し入っただけなのに深山の雰囲気を漂わせています。
今年の夏は雨が降らないせいか水量が何時もより少なくて大小ある滝の迫力は今一かなという感じでしたが楽しいひと時を過ごす事ができたと思います。
少し奥に行ったあたりの山側急斜面に立つブナの古木、根元のあたりは節くれだって自然の厳しさを感じさせます、途中がけ崩れがあってそれ以上奥には進めなかったのですが、この手の巨木がまだまだ生き残っているそんな山でした。
フシグロセンノウ
途中、林床に橙赤色をした「フシグロセンノウ」が優美に怪しく咲いていました、ナデシコ科の花で節が黒くて中国減産のセンノウという植物に似ている事から節黒仙翁ということになったそうです。
私の家の近くの雑木林にも群落というほどではありませんが何十株か毎年今の時期に咲きますので私にとっては身近な花ではあります。