水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

つめ

2013年11月15日 | 日々のあれこれ

 46歳の高校教師が、教え子にラインで大量にメッセージを送って問題となり、処分を受けた。
 一ヶ月に1000通ということは、日に30通ちょっと。一方的に送り続けていたのだろうか。
 はっきりとしないが、ある程度の「やりとり」はあった風に新聞記事は読めて、だとしたら日に30ぐらいは不思議ではない。まあ、毎日となるとね。勤務時間中だったかもしれないし。あっ、相手が生徒だからか。
 でもユメタンのキムタツ先生は、生徒からの質問のメールがくると、ちゃんとやりとりするって書いてあった記憶がある。
 その学校では「教員と生徒との私的なメール交信を禁止している」とも書いてあった。
 そんな決まりごとが存在することに、もともとその学校はどうなのだろうという感じもした。
 教諭は「寂しさを紛らわせたかった」と話しているという。
 気持ちはわかる。でも、生徒さんとやりとりしたところで、寂しさは解消しないんだよ。
 世間の人は46歳にもなって、というだろう。でも、46歳だからこそ、寂しいことがぼくにはわかる。
 今日もいっぱい働いて、生徒さんを送りがてら、車のなかで他愛のない話をかわし、寂しさを紛らしてもらった。
 こんな商売でもなければ、若い子とこんなに会話する機会はない。ありがたいことではないか。
 ラインとかおれも気をつけよう。
 
 明後日の本番に向けた合奏、企画のつめ。
 明日は、学校説明会もある。充実した日々。
 ダンスの先生を送った帰りがけ、おやつに食べた山田うどんのかき揚げ丼(単品370円)がたまらなく美味しかった。

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11月15日

2013年11月15日 | 学年だよりなど

 学年だより「知識偏重2」

 みなさんは、入試で1点でも余計にとるための勉強をし続けなければならない(ていうか、いい加減ちゃんとやった方がいいと思う)。
 そのために、どのように時間を使うべきか、どんな方法を身につけるべきかを優先的に考え、知識をどんどん取り込んでいくのだ。
 その作業にどれだけ誠実に取り組むことができるかで、人としての成長度合いが決まってくる。
 まちがっても「勉強ばかりしていると人間性は育たない」などという世迷い言にのっかり、目の前の現実から逃げるようなことをしてはいけない。
 「人はなぜ働くのか」と問われたとき、現実的ないろんな理由を説明することはできるけど、根本の理由は「人だから」につきる。人間と人間以外の動物との最も大きな違いがそこにあるからだ。
 親のすねをかじっているみなさんにとっては、勉強が仕事だ。
 大学に入る、資格を得るなど、現実的な理由はたしかに存在するが、根本的には仕事だと思ってやるべきものなのだ。


 ~ 「勉強をすきだーっ」と言う人は少ないでしょう。でも「やるしかない! 学生の仕事は勉強だ!」と思ってください。勉強という一つの行為、取り組みを通して、自分を鍛えるということを考えましょう。学生から大人になっても、全て(人生の全ての時間)が己の好きなことばかり、楽なことばかりということはありません。「いやだな!」「やりたくないな」こんなことに、平然と取り組める、続けられるようになる精神力を養うのが、目的だと思ってください。もし、自分の希望や夢(いくつになっても持てるのです)に対して、へこたれず、愚痴らず、とにかくやり続ける精神力を手に入れたら、人生なんて思うようになります。「とにかく、続ける」。これは最高の財産です。 (美達大和・山村サヤカ&ヒロキ『女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法』プレジデント社) ~


 特殊な天分に恵まれた人ならともかく、わたしたち一般人が、学校の勉強ぐらいちゃんとできなくて、大きな夢を叶えられるはずがない。
 今やっている勉強は、けっして「偏重」と問題視されるほどのレベルにはなってないから。


 ~ 現在、サヤカさんが勉強する目的は受験だと思いますが、本当はもっと重要な目的があります。
 世の中は楽しいこと、好きなこと、簡単なことばかりではありません。そのようなときに、「何にでも平然と取り組める、解決できる、忍耐強く続けられる」という能力を養うための訓練が勉強なのです。目標を決め、計画を立て、自分を管理し、達成するという一連のトレーニングだと考えてください。  ~


 そうして、「1点」でもよけいにとるためのトレーニングを続けていくと、自分という器の大きさが変わるときが来る。

 

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