昨日からの夏期講習第4期、こんどは現代文になった。
意味段落ごとの内容を整理しながら読解していくことが大事という話をする。
そして各段落の関係をおさえる。
関係といっても、「同じ」か「対比」か「因果関係」かの三つしかない。
1段落は筆者の主張でA、2段落はその具体例だからA’、3段落は反対の内容だからB、最後にまとめでA、というシンプルな構造で把握しよう。
A、A’、B、A … 。
おお、これは音楽の二部形式と同じではないか。
評論文を分析するときに、「三部形式」とか「ソナタ形式」とかの言葉を用いてみようかと思いついたが、ぎゃくに「?」感の人のほうが多いであろうことが予想できる。
もったいないな、このひらめき。
部員のみなさんに現代文の読解指導をし、その後スコアを読むという企画をやってみようかしら。
う~ん、こっちもきびしいかな。
午後は、夏休み二回目のオープンキャンパス。
部活体験の時間に、チューバ経験者が二名も参加してくれた。
すごい、うまい。もし入学、入部してくれたなら、文字通り即戦力である。
共学の高校さんには、こういう吹き手が何人も入部するのかと考えたら、ちょっとずるいなと思ってしまった。
合奏後、のぞきに来ていた三年生が「先生、今年は大変ですね」という。
新体制での合奏の出来をそう言ったのだ。
「君たちも大変だったんだよ」と笑う。