大会役員でB部門初日のステージ係を担当する。
今年から定員が35人から30人になったB部門だが、この5人はけっこう大きいかなと感じた。
A部門は昨年、定員が50人から55人に増えるという時代に逆行するルール改訂があったが、この改訂の恩恵を被るというか、5人増を充分に活かすことのできるバンドは、いかに吹奏楽王国埼玉と言えど、そんなに多くはないはずだ。
本当にちゃんと吹けるメンバーで出ようとしたら50人なかなかそろわないという学校さんは決して少なくないと思えるから。
これまでのB部門では、ハイレベルなメンバーを35人まるまるとは言わないまでも、それなりにそろえられる学校さんはかなりあった。
そうやって作ったサウンドは、35人編成であるがゆえに、すっきりまとまったものになりえた。
曲が要求するパートをぎりぎり網羅できた(もちろんものすごく苦労するけど)。
で、たぶん30人だと、全員がそれなりに吹けても、ほしい音を出せなくて困った部分とかあるんじゃないかなと感じたのだ。
もちろん県大会、西関東常連の学校さんはどうやったって上手なんだけど、去年の県大会で聴いた圧倒的な美しさからすると物足りない面があったのも事実だ。
なので逆にいっそ超人数少ないなかで曲を音楽にしている幸手高校さんや、成徳深谷さんの演奏には頭が下がる。
また、芸術総合さんほど個人技を持つ学校さんは、今日の30人でAに出て、昨年の市立前橋さんのように全国を狙うのが正しいあり方ではないだろうか。
一昨年からかな(?)、審査発表の前に審査員の先生方からいただいたコメントを紹介するコーナーができた。
やってみたら好評だったから続けているそうなのだが、ほんとかな。
別に吹連の会議で言うつもりはないけど、いらなくね?
まして今日みたく「レベルの高い団体と低い団体に二極化してる」なんて、そのまま発表するのは失礼ではないのか。だいたい何をもって「レベルが低い」とするのか。
配慮のない物言いをする方自体がレベル的にどうなのかなと思った今日だったが、通るたびに気になっていた津気屋のラーメンを帰りに食べられたので、気持ちはおさまった。