Chateau Ducru Beaucaillou 1970

Chateau Ducru Beaucaillou 1970

ボルドーメドック各付け第２級の赤ワイン

ボーカイユとは「美しい小石」の意味です。
名の通り小石におおわれた畑からは、毎年のように優れたワインが生み出されています。
タンニンの力強さよりは、豊かな果実味と酸とが造り出す力強さがデュクリュボーカイユ
の特徴であり「スーパーセカンド」と評価される由縁であります。

■ロバート・パーカー氏評

１９７０年は「このワインは何年にもわたって完全に熟成し、美味しかった。
ラフィットロートシルトには期待できるが、滅多にお目にかかれない、華やかな香りとフィネスとを
依然として示し続けている。香りが良く、西洋杉、ハーブ、ヴァニラ、フルーツケーキとコーヒー
の複雑なブーケがあり、柔らかで、優しく、優美に構成されたワインには層を成す果実実がある。」

パーカーポイント９２点

（勝山館ワイン倶楽部 より）

【特　徴】
サンジュリアンにある有名なデュクリュ・ボーカイユ。ジャン・ユジェンヌ・ボリー家が古くから所有し、その名声を保っているボルドーのトップシャトー。傑出した出来栄えとなった70年は有名。黒みを帯びた深いガーネットの色合い、ブラックチェリーにリコリスやヴァニラ、コーヒーのニュアンス、口当り柔らかく甘味感のある果実味は感熟度の高さを感じさせ、ビロードのようなタンニンもリッチで濃厚な味わいでありながら絶妙のバランスでエレガントな仕上りになっている。

（LaVinee より）

メドック格付け第２級。ＡＯＣ St-Julien

デュクリュ＝ボーカイユーのワインの本質はエレガントさと調和、バランス、気品、格、そして非凡という要素である。これはサン＝ジュリアンで最も逞しく、豊かで果実味に富むワインのひとつではなく、頑固なまでに時間をかけて熟成するワインである。多くのデュクリュ＝ボーカイユーの最高のヴィンテージは、その果実味と力の驚くべき調和を示すのに最低10年はかかる。デュクリュ＝ボーカイユーが優れている理由はいくつかある。細部へのこまやかな注意、最良のブドウと最良のワインだけが瓶詰めを許される厳しいほどの選別過程、そして頑（かたく）なに守り通してきたブドウ栽培のやり方が、すべてこのワインの成功に大きく寄与している。

デュクリュ＝ボーカイユーはボルドーで最も高い第二級シャトーのひとつであり、それはこのワインに対する国際的な需要の高さと、高い品質が保たれていることの反映である。
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』

作付面積：カベルネ・ソーヴィニョン65％、メルロ25％、カベルネ・フラン5％、プティ・ヴェルド5％

（ワイングロッサリ より）

Ch Ducru BeaucaillouのHPはこちら 。